004
結局私は、こいつにスカートをきってもらうことにした。流石にモール内は目立つ。と言うことなので結局私の家に、あれコレならスカート穿き直せばいいんじゃないの?
はあ、こんなことになるならロングスカート穿いてくるんじゃなかった。
何でこんなことになるのよ。と言うか二十秒前の私何故こいつにスカートを切ることを許した。バカバカバカ! 私のバカ。今日、私の家でゲームするって言ってたから「え!? 何、誘ってんの? まさか、一緒に大人の階段、上っちゃう~!?」とか思うんじゃなかった。
こいつがそんな事考えるわけ無いじゃん。ホント何考えてんだろ私。
「如何した? そんな顔赤くして」
「べ、別にあんたがちゃんと切れるか不安なだけ」
「安心しろ、ちゃんとできるって」
そう言いながらこいつは私のスカートを切ろうとした。
ああ、待って。スカートの中見られたらどうしよう。
手で押さえていればいいか。だい、じょうぶ……だよ…………ね。
「じゃ……じゃあ、切るから」
え、っちょまだ。心の準備が。
「だめぇぇぇぇぇぇ!!」
「ちょ、暴れる、あ! ハサミが。って」
ガタガタガタッ!
※
「おまえ、動くなよ。ホント」
ムニ
「あれ、この感触って」
右手はシーニャのムネに、左手はシーニャの右手を押さえつけ、体全体で、シーニャに乗っかってる状態に、なぜか服ははだけてしまっている。
「ちょ、あんたね~!」
そう言いながらシーニャはだんだん顔を赤くしていった。
そんな顔されたら
「か……かわいい」
「はあ? なんでそんなことを」
やばっ、声に出てた?
※
もう、なんなのよ。ホント。急にかわいいって言われても何て反応すれば……
「って、何時までそうしてるのよ! 速く退きなさい!」
「ああ、ごめん」