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「あれは、今から一万年と八千年前とまでいかず、まあ、一ヶ月と八ヶ月前のことだったわ」
「九月って言えよ」
「そう、九ヶ月前、私とレイヴはあるオンラインゲームで知り合ったわ、私はその時十三歳、女子中学生と名乗った。それが悲劇の始まりだった。このケネディワの世界にきてレイヴにあった、厳密に言うと、あったと言うより見つけた」
「で?」一同何が言いたいのかわからなかった。
「いや、だからさ、レイヴに会います、あれ、中学生じゃないよってなります、アンダスタンド?」
「要するに、レイヴにそのままの状態で会ったら大変なことになるからか」




