表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワールドウィズアウト・エンド  作者: syabato
episode001(上)
16/22

015

 わぁ、すごい怒ってる。

裁きのジャッジメントサンダー!!」

 アスタと俺に向かって杖を振りかざしてくる。

 

 あれ? 雷が杖から出るんじゃ……?

 そう思ったのもつかの間、空から雷落ちてきた。

 そ、そっちか――――――――!!

 やばい、避けるぞ!

 無理よ、間に合わない。

 嘘だろ……

 見事に直撃、「ぐあぁぁぁぁぁ―――!!」「きゃぁ―――!!」

 やばい。もう、ライフがイエローゾーン……しかもさっきの雷で頭が、しかもこのままだったら、落下の威力で…………。

「ドラゴン、クッションになって……」

 アスタが乗っていた竜にそう、命令する。最後の力を振り絞りだろうか、竜はまず俺達より先に地面(屋上)に向かって落ちてゆく。

 ドーンといった鈍い音が聞こえたかと思うと、すぐに砂煙が立ち上がった、そしてそれから約数十秒後俺達も地面へ(といっても竜の腹の上だが。

 ついにヒットポイントバーはレッドゾーンへもう、ライフないんじゃと思うほど減っている。やべぇほっぺたつねられただけでも死ぬかも。竜いなきゃ死んでた。

「やわらかいクッション流石アスタのりゅぅぐ!」

 俺の上にアスタがジャストミート。

「ちょ、あんた、人間の癖になに私の胸に顔押し付けちゃってんの!?」

「しゃあねぇだろ、第一何勝手に人の上に落ちてきて文句言ってんだ、俺がクッションになってやってんだからいいだろ」

「いいけど…………」

「あとでいっぱいいいことしようぜ」

「シグル…………あんたまさかまた私で…………欲求不満を解決しようとしてない?」

 俺は右手をアスタの髪に手を回し、

「そんな事、するわけないだろ。今まで俺がそんな事、したか?」

 するとアスタは何か思い出しながらそんな事、ないけど。

「かわいいな、アスタは」

「そんな事言っていいの? …………食べちゃうぞ」

「アスタは、そんな事しないだろ」

「シグル…………」

 ピーン、ピロリロリーン

 俺とアスタのライフが全回復した。

「うそぉ!」

「これが俺とアスタが生み出した、ライフ回復技。《愛の回復ラヴヒーリング》だ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ