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第9話〜カレーとたくあん〜

評価などしてくだされば、アサゴロモは元気になります

――…夢を見た

彼女の目の前には彼が笑顔で立っている。

たしかこの人は、自分にとって大切な人だった……

「ミルク…」

彼の優しい声。この声が彼女は好きだった。

「ミルク…ミルクってば……」

「なあに?」

ふと彼は懐から何かを取り出す。

「フリルとTバック、どっちがいい?」

彼の手にはフリルパンツとTバック………

違う……こんなん彼じゃない……

「俺はミルクにTバックをはいて、――して〇〇〇して、♪♪するプレイをしてもらいたいな」

…………彼じゃない……彼は下ネタ……ってか――とか〇〇〇つなきゃいけない程エロい単語を出さない……

「ミルクちゅわぁん…」

いきなり彼はパンダ仮面になる………

「い、いやぁぁあぁああぁぁ!!」



「ふえあっ!!!って……夢?」

ガバリと起き上がるミルク……窓からは暖かい日射しがさしていた……


僕はユウ・ハウスワーク。使用人だ。

毎日毎日ご主人様の世話をしている……。

だが……

「ずみまぜん……僕、風邪ひいぢゃいました」

うつったよ……風邪。しかも風花さんから……。大変だよコレ。

「いや〜大丈夫大丈夫!風邪なんてスグ治るよ〜」

治るよ〜じゃねぇよ……僕はアンタから風邪もらっちゃったんだよ

ってゆうか、この風邪はヒドイ…

鼻水だらだら、頭ぐらぐら、お腹きりきり、関節ぎしぎし…

ちなみに、鼻づまりに効くからといって、危うくネギを鼻穴に突っ込まれるところだった……勘弁して下さい

「今日は仕方無いからみんなでカレーを作ろう!」

「あ、朝からカレーですか!?」

「ノンノン藍チャン♪カレーは朝に効くんでっすよ」

聞いたことねぇよ。んな話し。

とにかく、今日僕は風邪のため、朝食を作れない。ってことで、風花さんの独断で、朝からカレーになってしまった…… 厨房には僕と、ミルクさん以外のご主人様がいる……

「どにがぐ、カレーのづくり方わがりまずよね?」

「もちろんやて!!知らない奴は嫁にいけんわ!」 と、自信満々の伽凛さん。アンタの自信は信用仕切れねぇ。

「おはよ……何してんの?朝から……」

「あら、おはようございます、ミルクさん。今からカレー作りするんですのよ。手伝ってくださる?」

あくびをしながら手を洗うミルクさん。

さて、カレーを作りましょうか……ってか胃ぃもたれそう……

「まず、カレーの材料をもっでぎでぐだざい……」

五分後……

「……………」

僕の目の前に様々な食材がならぶ……並んじゃっている…

「……………」

ご主人様も、『ちゃんと食材持ってこれました〜』みたいな事を訴えるような笑顔でいる……

「すいません、ごれ、なんでずが?」

             風花さん

「え?いや、普通に人参じゃん」

「アンタ目ぇ大丈夫ですか?これ大根ですよ?煮物づくりですか?煮物つくっちゃうんですか?」


ミカンちゃん

「酸味と甘みをだすために、ミカン入れるでっす!!」 「………バー〇ンドカレーのCM見たことある?林檎でしょ?バーモン〇カレーは林檎入れるでしょ?」


藍さん

「た、たくあんです!!ふくじん漬けの代わりに、たくあんです!」

「問題外……絶対カレーの匂いより、たくあんの臭いが勝っちゃうから…」

             伽凛さん

「じゃが芋や〜〜〜!!」

「そのじゃが芋腐ってますよ」

「マジでか!?」

「マジです」

             流音ちゃん

「カレー大革命……カマボコ…………」

「や、やめて!!練り物でカレーの革命起こさないで!!」

             ライさん

「………ネ、ネギ……?」

「和風勝負ですか?それになぜ疑問形?」

桜子さん

「スパイスです」

「いえ、七味唐辛子です」

ミルクさん

「お肉……………」

「焼き肉用ですが……?」

オイ、ちょっとまて、………こいつら本気で材料持ってきてんのか? 冗談でしょ? ただ単に、僕でちょこっと遊んでいるんだよね?

「さあ〜カレー作るぞ〜!!」

と、風花さん

「「お〜!」」

と、伽凛さんとミカンちゃん


ゴメン、前言撤回

この人ら、マジでした


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