第5話〜下着ドロボウが逃げた(前編)〜
応援メッセージと評価が大好きなアサゴロモです〜メッセージ等見ると、アサゴロモは気力が上がります↑↑
「ぱーんつぅ〜ボクの大好きパンツぅ〜生暖かいトコが最高〜!」
なんだ?ついにはコイツ、歌いだしたぞ…? 僕はドキマギしながら、部屋の電気をつけた…!
パチっ……
「ウヒョッ!」
男は突然の灯りで、手で目を覆う。
とゆうか、僕は今の状況に困っている………。
なんつうか…。この男の格好は…。おかしい。
下半身は女性用パンツだけで、筋肉質な毛だらけの足が丸見えだ。
上半身はもちろん裸…。胸毛が鳥の巣みたいになっている…。そして頭はパンダの仮面をかぶっていた。
一言でいうと、変態だ。つうか、ぱんつの歌を歌っているトコで、すでに変態である。 ついでにパンダ仮面の後ろには大量のパンツ……。
「あの〜その大量のパンツ一体〜………」
「あ、コレ?ボクが盗んできたのだ!!ボウヤもどう?気持ち良いよ」
ぞわわわ〜
変態だっ!コイツは生粋の変態だ!!
ドタドタドタ〜と、うるさい足音が聞こえてきた。ご主人様達が、僕に罵声を飛ばしながらやってくる…
「ウヒョッ!女子校生がやってくるね〜ウヒョッ!コーフンするなぁ〜」
パンダはパンツを一枚とり、匂いをかいだ……
「ミルクさぁぁん!!こっちです!!こっちに変態がぁ〜!」
パンダは大声で叫ぶ僕を見て、ニヤリと笑う……
駄目だ…耐えらんない。 キモ過ぎるコイツ、キモ過ぎる…!
「ミルクちゃぁぁん!君のパンチュ、温かくて気持ち良いよ〜ボク、我慢できな〜い」
なんですって〜!ユウ〜!!今からボコボコにするからぁ!!!
とゆうミルクさんの声… 「ってゆうか、なんで声聞き違えるのさぁ!?全然声違うだろぉ!!??」
「ウヒョッ!君もパンチュ大好きだろぉ?」
「糞パンダ!!!お前何してるのさッ!?ミルクさんに誤解されちゃっただろ!!?」
ドタドタドタ〜
ミルクさん達がこっちに来る!!
「ヤバイ時には全力で逃げる〜」
「うわっ!」
僕を押し退けて、パンダは部屋を出てしまった。
くそ〜あの糞パンダめ!! キャァァァァァ!!
と、ミルクさんの叫び声が聞こえた。まさか…あの糞パンダに何かされたのか…!?
僕は急いで、廊下にでる。「どうしましたッ!?」
「パンダが…パンダがアタシの胸を……!」
「………別にミルクさんの胸なんか減るもんじゃ…ゲフッ!!」
殺気と共に殴られた…痛い……たぶん骨が曲がった…
「ミルク〜!大丈夫でっすかぁ!?」
次々とご主人様達がやってきた。手にはノコギリやらハンマーやらバットやらを持っている。コイツらは人間兵器だよ……
「ってゆうかユウがおるやん!!」
「オーホッホ!とうとう年貢の納め時ね!!」
「ちょっ…!待って下さい!!下着ドロボウは…」
「下着ドロボウは、いけませーん!!!」
バコォォォッ
「うおぁぁあぁああぁぁ!!藍さん!!ハンマーで僕を殺さないで下さい!!ってゆうか話聞いて!!頼むから!!」
藍さんは自分の倍あるハンマーを軽々振り回し、壁を破壊してしまった…。
ってゆうか、あと数センチで僕に当たっていた……
「かまぼこ手裏剣!!!!!」
「は?」
目の前からかまぼこが、次々と飛んでくる…!
「うえっ!!ちょっと!!前見えない!!かまぼこで視界がぁぁ!!くさっ!!なんか生臭い!!かまぼこ生臭いよ!!流音ちゃん!!!!」
くだらない技で悪戦苦闘の僕………。なさけないってゆうか、ちょっと涙が出てきた…
「ストーップ!!!下着ドロボウの犯人はユウじゃないわ!」
「ミ、ミルクさん」
かまぼこの中で涙をだばだば流す僕。
「犯人はパンダの仮面を被った変態よ!!禁断の部屋へ行ったわ!!」
禁断の部屋―……って……まさか、あの開かずの間のこと?
なにがあるか分からない、意味不明な部屋。
そんなとこに僕達行くのぉぉ!!??イヤだ!!死ぬぅぅう!!!絶対生きて帰れない!!