第23話〜牛乳と片栗粉〜
かなり遅れた更新です;待たせて、すみませんでした;;感想もらえたら、アサゴロモに、ネタの神様が降りてきます##(マジですw
「……………」
僕は今、自分の目を疑っている。
「うひょっ」
郵便を届けに来た従業員が、変態パンダだということを…。
「うひょっ!久しぶりだね〜女の子たちも元気にしているかい?パンツの匂いまた吸い込みたいなぁ〜あ!勤務中なのにゴメンね。はい、手紙」
嗚呼………前が涙で霞んで見えないよ。ナニ?この人。何なの?
「じゃ、ボクは帰るよ!今、郵便局でアルバイトしてるんだもうすぐ民営化だからね」
バイバイ〜と言い残し、去ってゆく変態パンダ。
僕は半分ぐずりながら手紙を受取り、中身を見ると、一枚の紙が入っていた。
「……ん?」
その紙を開くと一文字一文字、新聞紙の文字を切り抜いて作った文章だった。『お前の家族は預かった。返して欲しくば、身代金1億円を用意しろ。』
………ベタだなぁ
この世にまだこんなベタな人がいるとは思わなかった。
名○偵コ○ンくらいの犯人だけじゃないだろうか? しかも身代金用意しろって書いてるだけで、場所や時間を記していない。馬鹿だ。きっとこの犯人は馬鹿に違いない。
僕は重い足を動かし、みんなが朝食をとってる食堂で、に向かう。
ガチャガチャ…ビチャビチャッ …………ん?
何?この音
パッキーン、バリバリ、ブリッ
おい…最後のブリッてなんだ?なにしたんだ?
食堂に恐る恐る入る。
「牛乳ビーム!!!あたしの乳ミルクゥ〜!」
「ふぇぁ〜〜ッ!や、やめて下さい〜!白い液体気持悪いですよう〜」
「牛乳に片栗粉とか混ぜてドロドロにしたらエロいでっすよ!」
「ぎゃはははは!みかん!変な言葉使わんといて!藍の変な姿、想像してまう〜」
「ちょっ!風花!藍が大変なことになってるじゃない!!」
「服濡れて下着透けてるし……って、おい!俺に牛乳かけるな!!」
「ちょっと!やめなさいよ!!朝ごはんできないじゃない!!」
「ミルクさん、味噌汁………というか、具なし味噌汁沸騰してますよ?」
「とりゃぁ!!片栗粉入りの乳ミルク〜プラス、マヨネーズもおみまいだァ〜〜」
「ふぁ!やッ!!ヌルヌルしてッ……あッ……気持ち悪いですよぉ〜」
「萌えるわ〜〜〜!世の中の男性諸君が釘付けになるで?ホンマ」
「オメーら食べ物を大切にしろッ!!いいか?このお前らが遊んでる牛乳だってな、農家の方が……」
「ライ、覚悟でっす〜〜牛乳攻撃〜〜」
「……いい加減にしろコラぁあぁあぁああぁぁぁあ!!」
「きゃぁ!ラ、ライ!!バット振り回さないで!!!」
「皆さん食べ物を大切にしないと、私もキレますよ?ホホホ」
…………
……………………
…………………帰りたい。………故郷に、帰りたい。そして…………
………牛乳くさい……