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第2話〜下着ドロボウはまだこない〜

次の話で幕開け

……使用人どころじゃねーよ………全員俺を否定か!?

「まあまあ、この方は私達の使用人になりますのよ?」

その言葉を聞いた瞬間、少女達の目の色が変化した。 「夫人?それって、洗濯・掃除・食事準備全部まかせていいの?」


貧乳娘は嬉しさを隠しきれないようで、肩が震えている。

「それだったら、この変態

糞ガキを同居させていいわ」

「分かりましたわ。皆さんよろしいですわね?」

ちらほらと

「賛成〜」

やら

「雑務よろしく〜」

やら

「死ね〜」

やら声が飛んでくる。

オイ、誰だ?死ねって言ったヤツ

「はいはぁい!!」

赤髪少女は手を大きくあげた

「使用人とボク達女性9人ってなんかエロくないでっすかぁ!?」

「エロスやぁぁぁぁぁぁ」

「AVとかにありそぉ!!!」

「って事でボクらの言う事絶対守ってもらいましょぉ!」

「主従関係やぁぁぁぁぁ」

「SMだぁぁあ!!」

関西娘とキャァァとか始めに言っていた少女………この二人大丈夫か?

「そしてマイ・下僕ユウ君!!」

「…はうっ!?」

「常にボク達に敬語を使うコト!!そして自分の事を『俺』じゃなくて『僕』と言う事!!」

「「決定ぇぇぇ!!!!」」

……………つう事で

俺改め僕、今日から使用人になります…………(溜め息

            

カンカンカンカン!!

ばかデカイ屋敷から金属を叩く音が響く……

「あ〜さ〜で〜すぅ〜!!!」

三階の僕のご主人様達が寝ている部屋の前を、鍋を鳴らしながら僕は歩く。

「ミカンちゃぁん!また遅刻ですよぉ?」

「うっさいでっす!!!今夢イイトコなんでっす!!学校はユウがいってくださいっ!!」


あの糞赤髪少女…ミカンは最近調子に乗ってる…

「藍さぁん!!!朝ですよ!?」

「メっメガネが無いですぅ!!あっ!きゃあ!」

ベットから何か転がる音。メガネ少女・藍は相変わらずアホだ

「來さん!!朝です!朝練遅れますよ」

「うっせえ死ね」

「……。」

ショートカット娘・(ライ)はムカツクほど怖くて、口が悪いカンカンカンカン

再び鍋を鳴らしながら歩く

「伽凛さん、朝です」

「関西人の朝は遅いんじゃボケ」

関西娘・伽凛(カリン)は朝だけ機嫌が悪い…いつも変なテンションのくせに

「流音ちゃん〜昨日の天体観測のまとめしないんですかぁ??」

「宇宙生命体…かまぼこ…」

不思議少女・流音(ルネ)は、また不思議な言葉を残した

「風花さん!今日は友達と待ち合わせしてるんでしょ?急いで下さい」

「アタシ眠いのぉ!!!一生寝てたいぃ」

昨日、カレンと騒いでいたエロ娘・風花…。そのまま一生の深い眠りについて欲しい……。         「ミルクさぁん!!朝です!!!!!」

「なんであたしがアンタの言う事を聞かなきゃぁ…むにゃむにゃ」

貧乳娘・ミルクは寝てしまった駄目だこりゃ

僕がここにきて3ヶ月。

仕事…雑用は全て覚えたし、ばかデカイ屋敷もだいたいどんな部屋があるか分かってきた。

一部を抜いて……。             ご主人様達は梅子夫人の屋敷を借りて学校へ行く。

簡単に言えば寮である。

  流音ちゃんは小学4年生。

ミカンちゃんは中学2年生。

藍さんと來さん、カリンさん、貧乳娘は高校2年。風花さんは高校3年。そして桜子さん(お嬢様系のまともなヒトだ)は大学3年だ。       梅子夫人は昔に夫と離婚し、この自分の屋敷に住んでいるそうだ。      なんていうか、疲れる。このワガママ娘達になぜ僕は体力を消費しなければならないのだろう。

朝はご主人様を起こし、流音ちゃんの天体観測の手伝い(流音ちゃんは小学生だから昼、代わりに僕がやる)。          昼は庭の手入れ、梅子夫人のドレスのクリーニング、天体観測、夜はミルクさんの宿題の手伝い、そして天体観測……………………アホくさ

まあそんなワケで僕は頑張っている

「あら、まだ皆さん起きてらしてないの?」


桜子さんだ……この人はさすが大学生だ。一番僕の助けになってくれる。

「もう8時になるんですけどね……遅刻しなければいいのですが…………」

「「「「「「「8時ぃぃ!?」」」」」」」

各部屋から声がする。当然だ。だいたい僕は6時30分から彼女らを起こしている。           みんな部屋から飛び出して、朝食をとるために下の食堂へ走りだした…。  「なんで起こしてくれないんでっすか!?」

僕は全力を尽して貴女を起こしました

「メガネぇっ」

まだ探してるんですか!?マジで大丈夫か目ぇ!?

「朝練間に合わねよ!!!」

当然だ…。

「なんでちゃんと起こさんかったぁ!?」

朝は苦手と聞いたので素直に貴女に従いました。

「かまぼこぉぉぉ!!!」

勝手に言ってろ。

「目覚まし何で鳴らないのぉ!?友達に怒られるぅ!!ユウ!!アンタのせいだよ!?」

いや、僕のせいじゃない。起きなかったアンタのせいだと思う。

「遅刻ぅぅぅ!!!!!」

………ホント、駄目だありゃ…

◇◆◇

「はいはい、伽凛さん、醤油そこです。へ?無い?自分で補給してください…。駄目ですよミルクさん!!朝ご飯食べないと!!は?マズイ?嫌でも腹に突っ込んでください……ってミカンちゃん!!何牛乳こぼしてんの!!あ〜もう!!絨毯濡れちゃったじゃん……いや、笑い事じゃないから。笑うくらいなら手伝って下さいよ風花さん!ちょっと!!!玉子焼きこげてるって!!!流音ちゃん!!フライパン見てって言ったでしょ!?え?まだメガネない!?もう今日は水中メガネかけたらどうです!?」

「…………やっぱりユウさんが来てから賑やかになりましたわ」

            ………賑やかの度合いを充分に超えていると思う。

梅子夫人は爽やかな笑顔でハムを口にする。

ただの190円のハムなのに、夫人が食べると高級な肉に見えてくる。

「ユウ君もちゃんと仕事してますし…梅子さんは安心して海外へ旅行に行けますね」

こう言ったのは桜子さん。二人そろうとまるで人形のようだ。なんつうか、あの馬鹿娘たちとオーラが違う 桜子さん達がピンク色だとしたら、あの人たちは黄土色だ。なんか生ごみが腐った感じのオーラによく似ている。            「…………なんでこの家はこんなに騒がしいんですか?」

完全に力が抜けた…。疲れた。なんで僕はこんなに精神的な重労働をしなければならないのだ…?

嗚呼、父よ母よ………可愛い息子を見てますか?

……見てるワケが無い…だいたい親が人間界に堕ちろっつったのに、今だ連絡無しだ…。

僕のワガママご主人様プラス桜子さん達はテーブルをこれでもかというほど汚し、学校へ向かった。

            「それでは食器洗い宜しくお願いしますわ。私は明日の海外旅行の準備をしますので…」

「片付けが終わりましたら、僕がお手伝いいたしましょうか??」

梅子夫人は大人の笑顔を僕に見せる

「いいえ、結構。下着見たいのなら構いませんが…」

僕は想像してしまった…梅子夫人と準備する姿を…『ユウさん、そこのモノを鞄に入れて下さいませんか?』            僕が見たのは、もはや隠す意味がないような、黒いショーツ………レースとかついてるし………こんなの僕が女の子だったら着れない………ぶしゅっ!!!(何がが飛び出た……多分、鼻血……)

「すいません…遠慮します」

鼻血を止めようと鼻を押さえるが無謀だ……指の隙間から血が、馬鹿みたいに出ている。

僕って分かりやすいな。

梅子夫人は自室へ戻り、旅行の準備中。そして僕は食器洗い――――……。

待てよ…………。

・アサゴロモ「こんにちは〜この度は僕は使用…」 ・アサゴロモA「この度は僕は使用人♪〜8人の少女編〜を読んで頂き、ありがとうございます」 ・アサゴロモ「…誰?何僕のセリフ取ってんの?」 ・アサゴロモB「取ってんのはお前だろ?違うか?」 ・アサゴロモ「…僕って三ツ子だっけ?」 ・アサゴロモC「それより話進めよーぜ」    ・アサゴロモ「あんたら何?」 ・アサゴロモA「後書きによる後書きのための後書きを作る為に生まれたんだよ」 ・アサゴロモ「……まさか他の作品の後書きも出るの?」 ・アサゴロモABC「もちろんさ!」 後書き第1話完

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