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この先も

 最後に、言い訳というか、何というか、提示した通貨循環モデルが、まだ不完全なものだという事を主張したいと思います。

 このモデルは、まだまだ発展させられるし、より厳密に展開する事もできるはずです。

 もちろん、その過程で、僕がここで結論出した事の一部が間違っていると証明される事もあるかもしれません。

 ただ、断っておきますが、だとしても提示する行為が無駄という訳ではないのです。それが間違っていると理解される事には明らかに意味があります。そして、だからこそ、その点を考慮するのならば、間違った主張にも価値がある。

 それは科学発展の歴史を観ても明らかです。間違った主張が反駁される事によって、科学はより発展して来ました。

 その題材が、考え始める切っ掛けになるといったケースが多数存在するのです。

 反論を頑なに拒む姿勢は愚かですが、誤った考えを主張する事自体は愚かではないのです。

 

 また、僕の知識や能力ではどうすればいいのか想像もできませんでしたが、このモデルをもっと数学的に展開をするという方法も、或いは存在するかもしれません。

 ただ、僕個人としては、やはり複雑系科学でよく用いられている手法… つまり、コンピュータを用いて、モデルをシミュレーションし、展開。そこで、研究を進めるって方向性に魅力を感じています。

 できれば“負のフィードバック”や“正のフィードバック”をその中で表現し、通貨循環モデル内でバブル経済を起こし、そこに何が起こっているかを観察してみたい、なんて願望を僕は持っています(自分の力でできるかどうかは分かりませんが)。

 それによって、或いはどんな条件が揃えばバブル経済が起こるのか、循環モデルの観点から解き明かせるかもしれません。

 他にも、ここでのモデルの展開は、一国のみを想定したものでしたが、複数国家間の通貨の循環なんかを表現してみる事にも意義があるかもしれないし、面白いと思います。

 これから環境問題解決と経済発展を両立させなくちゃいけない事を考えるのなら、こういった方面の研究は重要な意味を持ちます。

 できるのなら、この文章から理解が進み、問題が改善する事を願います。

  挿絵(By みてみん)

 これは一次元セル・オートマトンと呼ばれるもので、複雑系科学で研究されているもののうちの一つです。

 一列のオセロを思い浮べてくれれば分かり易いのですが、黒と白の配置により、次の列が黒になったり、白になったりするルールを設定し、それを250回繰り返させると、こんな図形が描けるのです。

 (もちろん、ルールによっては、もっと違った図形が描けます)

 因みに、これを描くのにはJavaを使いました。

 正確には、Javaでhtmlを描くjspってものを使ったのですが。

 モデルを研究する能力も身に付けられるし、就職にも有利。で、プログラム技術を身に付けたのですが、実際に職に就くと、そんな時間はありませんでした、やっぱり(笑)。


 あ、自分のサイトのhtmlは稚拙なのですが、それはプログラムを勉強する前に作ったからだったりします。

 今なら、もっと効率良く作るのに~…

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