男装少女の地獄生活8
登場人物紹介
・ルイ アルマーノ
レベル668。母親を幼くしてなくし、父親は女であるから弱くあるという思考を捨てさせるため、男のように一人称から服装まで物語のようにしている。戦闘技術は全てメイドが教え込んだ賜物である。
煉獄魔法、悪魔魔法、召喚魔法、爆破魔法、氷結魔法、風魔法、爆破魔法を習得している。今回また襲撃してくる人間に辟易していたところ、ルクスリッチからいい提案をされた。
・ルクス リッチ
ルイの懇願で大王は彼をアンデットで意思のあるデミリッチとして蘇生させた。今回は大王へのプレゼンを控えている。必ずかの邪知暴虐な大王を唸らせると心に決めていた。
・ユー アジダハーカ
闇属性の竜の末裔にして人間界から追放されし種族。ドラゴンの姿でダンジョン近くの王国の兵士に殺されそうになっているところをハイクス配下の当時のメイド長に助けられた。竜の姿でも擬人化した姿でもどちらの形態での戦闘にも長けている。
闇魔法、破滅魔法、煉獄魔法、悪魔属性、巨竜化を完全習得している。また短距離の転移を最近習得した。レベルは911
・ハイクス アルマーノ
地獄ダンジョン(人間界名称ヘルダンジョン)の長にして大魔王。
レベルは1378で火属性、悪魔属性、闇属性、禁呪、王の覇気を完全習得している。
侵入者撃退から数日、地上ではかのダンジョン攻略部隊が編成されていた。総勢40人、レベルは40から98と言ったところか。人類としては切り札級の剣士や旗手も参戦している。
「これより地獄ダンジョンへの侵攻を開始する! 我々は王国より命を受けた勇敢な戦士だ! 死を恐れるな! 我らにはこの私…神の代理人がついている!!」
部隊全員が沸き立ち、集会所は男たちの怒号に震えた。そう、英雄級の旗手。彼女こそが、ジャンヌダルク。レベルは97で部隊内ナンバー2、”不死身の部隊を率いて戦争を勝利に導いた”と言い伝えられ、彼女の旗本では死者が出ないと人間界では信じられている。ジャンヌダルク自身も、その力を武器に戦争を歩んできた。
そんな大規模構成の部隊が来ていると、監視のために地上に隠れていた隠密が得意な部下から大王に急報が入った。
「これをどう思うか、わが娘よ」
大王は、ルイにこの部隊に対する対応策を聞く。ここで大王の不興を買ってしまい、首を刎ねられる部下を何人も見てきた彼女の内心はかなり困っていた。
「恐れ入ります我が大王…」
「続き柄でよい。たかが40人の烏合の衆じゃ、お前が気張らんでもよい」
「はっ…では、父上。元老会に協力を仰ぎ、彼らのアンデット4万を動かすのは如何でしょうか」
「ふむ。この大王に頭を下げろと?」
「いえ父上! そうでなくとも動かす策がございます」
「ふむ…わが娘よ、わしの頭を下げぬ良い策であろうな?」
「はっ、私が配下。ルクスリッチは覚えておいででしょうか?」
大王は首を傾げた後、あぁ…と続ける。
「わが娘よそいつは面白い人間であったと聞いたな。そいつがどうしたというのだ?」
ルイは顔を上げ、後ろを見ると陰にいたルクスリッチが彼女の横で膝まずく。
「我が大王様。皇女様により頂いたこの命、先刻の下等生物の死体にて元老会にそれを渡しております」
「ほぅ…大王に報告せずにか?」
大王が動こうとしたので、咄嗟にルイが庇いに入る。
「父上! 私の考えあっての事です!」
「…ふむ、まぁよい。で、その件が何か?」
「この死体を引き合いに元老会2番と接触いたしまして…」
大王が唸る。
「あの元老会切手の地獄耳と、やるではないか元人間」
「恐れ入ります」
「では今回の襲撃計画を砕くため、元老会と一時的な協力関係を承認する! しかし火種はくすぶっておる。忘れるでないぞ」
王座の間を二人で後にし、待っていたユーにルイが抱き着く。
「つーかーれーたー!」
「はい、元老会にはメイド長を通して要請を出しました。間もなく確認が取れるかと」
「我が提案を吞んでいただきありがとうございます」
リッチは深々と頭を下げ、戻ってきたメイド長と共に元老会の集会所へ向かった。
ルイは部屋に戻り、偵察に個人的な部下を動かし情報を取っていた。
「部隊は戦士25、魔法使い10、聖職者10、英雄級が5。そのうち一人は旗手…」
ペンを走らせ防衛計画を練る。まずは20階層までは元老会が何度でも蘇らせられるスケルトンとゾンビ30万を配備し、ふるいにかける。次にスケルトンソルジャー、アーチャー。ボーンドッグ。などの元老会中級魔物10万でさらに落とす。ここで英雄級以外を落とせればベストだが…
そして50階層、ルイとユーの二人が応戦する。ここでは本格的にやりあわず、アイテムを消費させるのが狙いだ。そして99階層までは、キメラやゴーレムを使いさらに体力と精神力を削る。99階まで突破されたら、ルイとユーの本気防衛が始まる。
「こんなもんか…」
ルイはユーに紅茶をお願いする。考え事をした後の紅茶はブランデーを入れるのがルイの好みの飲み方だ。
「お嬢様、お待たせいたしました。紅茶にスコーンです」
「ありがとっ! はむ!」
かぶりつく姿はどこか幼さを残す。ユーは大人の上品さを感じる飲み方だ。
「あ! ほうは!…んぐ。今日は一緒に寝るよ!」
「またですか? メイド長に叱られるのは私なのですが…いいからいいから! 次模擬戦闘で勝てればオッケーってこと!」
ほっぺにスコーンをつけたままユーを押し倒す。
「スコーンすいてますよ…ん」
そのスコーンを迷いなく口に運ぶユー、その姿にルイが赤面する。
「な、ななななにしてんの?!」
「ふふっ、お返しです。」
その後一時間ほどルイとユーはお互いを捏ねくり合い、疲れ果てて寝てしまった。次に目を覚ますのは攻略部隊が40階層に到達した速報を部下が持ってきて、容赦なく叩き起こすときだった。
登場人物紹介
・ルイ アルマーノ
レベル668。母親を幼くしてなくし、父親は女であるから弱くあるという思考を捨てさせるため、男のように一人称から服装まで物語のようにしている。戦闘技術は全てメイドが教え込んだ賜物である。
煉獄魔法、悪魔魔法、召喚魔法、爆破魔法、氷結魔法、風魔法、爆破魔法を習得している。今回また襲撃してくる人間に辟易していたところ、ルクスリッチからいい提案をされた。
彼女も防衛作戦の一人なので決して気が抜けるわけではない
・ルクス リッチ
ルイの懇願で大王は彼をアンデットで意思のあるデミリッチとして蘇生させた。今回は大王へのプレゼンを控えていた。あの大王が唸ったのだ。悪い作戦でないのは確かだ。
・ユー アジダハーカ
闇属性の竜の末裔にして人間界から追放されし種族。ドラゴンの姿でダンジョン近くの王国の兵士に殺されそうになっているところをハイクス配下の当時のメイド長に助けられた。竜の姿でも擬人化した姿でもどちらの形態での戦闘にも長けている。
闇魔法、破滅魔法、煉獄魔法、悪魔属性、巨竜化を完全習得している。また短距離の転移を最近習得した。レベルは911
・ハイクス アルマーノ
地獄ダンジョン(人間界名称ヘルダンジョン)の長にして大魔王。
レベルは1378で火属性、悪魔属性、闇属性、禁呪、王の覇気を完全習得している。
今回のプレゼンでルクスリッチを頭の切れるアンデット(元人間)だと感心している。




