表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

恋花粉

作者: 出雲 寛人

今年は花粉が特に凄いらしい。


しかも新種の花粉だ。


自然に発生したのか、人工的に作られたのかよく分からないが、“恋花粉”というらしい。


その花粉を吸い込むと目の前のものに惚れてしまうらしい。


僕は密かに期待した。


好きなあの子が僕の目の前で恋花粉を吸い込んでくれないかな。


しかし花粉は目に見えないから運でしかない。


出来ることはやった上で、運に任せるしかない。


あの子と一緒にいる時間を増やせばそれだけ確率は高くなるのではないか。


そこで僕は積極的にあの子をデートに誘った。


なんとかデートに漕ぎ着けた。


外にいた方が花粉が飛んでくるんだろうけど、外ばかりだと疑われそうだ。


映画、カフェ、そして夕方ごろに公園へいった。


ベンチで話していると、爽やかな風が僕たちを包み込んだ。


温かくて、甘い香り。


その瞬間僕は目の前に飛んできたバッタに目がいってしまった。


しまった、と思うより先に、バッタのことが愛おしく思い、僕はそのバッタを追いかけた。


なにやら後ろからあの子が好き好きいって追いかけてくるが、僕はバッタに夢中であった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ