表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紛れ秘話幻想譚  作者: 兎和野 空
3/12

失われたアークその1

剣山にアークが隠されている

そんなロマン

真実ならすごく面白いですね

「おはよう❤ 昨夜は途中で頓挫した、ごめんなジュン❤ 早く食って予定たてようぜ」

「まだ、眠いよ~ 先輩早すぎ 」

「腹減ったなぁ、ほら、あ~ん」


ミルクびん片手に、向かい合う人と分ける、卓上の菓子パン数個の朝食

(半分に割ったアンパンが僕の口の中に…こんな甘い朝かつてあっただろうか)

「うまいナ」

「甘いね」

見つめあいながら、僕らは微笑んでいた


(時間よ 止まれ)



「このままの時が永遠に続くといいのに」

「 だな… 」


ふっと、遠い目をした人の

思惑はどこにあるのかわからないまま会話が途切れた



「 ねえ、先輩 僕らはどこへ行くの? 」

( 教えてよ  )


「ね~ なんで剣山にアークがあるなんて荒唐無稽(こうとうむけい)な伝説が生まれたの?おせ~て?」


話をぼやかして、気まずくなるのを(さえぎ)

明らかに安堵したした笑みをこぼして先輩が口を開きかけた


( だよね… )


矢継ぎ早に僕は続ける


「そもそもアークって何さ? 

子供の頃、インディ ジョンーンズで見たんだけど、今イチわかんなかったんだよね」


「いいか、イスラエルの失われたアーク伝説は、まことしやかに語り継がれている数ある場所の中で、ここ剣山説はかなり真実味があるみたいだ。


アークとは早い話、旧約聖書に記されている【十戒の石版】と【アロンの杖】これはモーゼの兄のアロンが所有した魔法の杖だ、それと【マナの壺】

マナと言う甘い栄養価の高い食べ物が無限に出てくる魔法の壺だ、マナのおかげで40年もの放浪に耐えユダヤ人はカナンへ辿りつけたと、されている。アークはこれらの三種の神器を納めた箱のことだよ」


「ほう、ほう」


「契約の箱、(あかし)の箱、(おきて)の箱、聖櫃(せいひつ)約櫃(やくひつ)、といろいろな呼び方はあるが、要は三種の神器を運ぶため、神様から、大きさ、デザイン、材料に至るまで指示を受けたモーゼによって造られた箱のことだったんだな!?  エジプトを脱出した1年後には存在していたらしい…モーゼって律儀な人だぜ」


挿絵(By みてみん)




失われた過去を追いかけて、どこまで

いけるのでしょうか?

こうご期待!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ