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11. 明晰夢実験 つまりこれは(古い資料より)

 ミニバンを運転していた。

 しかし自分の座席が助手席であることに気づき、同時に持っていたはずのハンドルは消えていた。


 焦って運転席を見る。

 誰もいない。


 しかし気づくと、私が運転席に座っていた。

 後ろを見ると、祖父母まで含めた家族が後ろに乗っていた。


 私がもう一度前に向き直ると、私はいつの間にか後列に座っていた。


 私は辟易した。

 運転席には戻れると思ったが、それすら面倒に思った。


 そこで、はっと気づいた。


 しかし、何に気づいたのかわからない。


 私は家族を見渡して

「つまりこれは……」

 とはったりをかました。


 まだ自分が何に気づいたのか分からない。


 しかし言葉は出た。

「夢だな」


 家族も、私自身も、私の言葉に驚き、全員が沈黙した。


 ◇


 以下、当時の記録をそのまま記載する。


 すぐにおれはエロいことを考えようとし、それは成功した。しかし、相手の姿が思いつかなかった。結果、気持ちよかったが、幸せではなかった。

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