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平民になれて幸せですがなにか?  作者: はちみつさとう


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お料理をしますがなにか?

今回はカリュちゃんのお料理回です。

久しぶりの我が家への帰宅です。

明日は朝からギルドへ行かなければなりませんし、先ほどライデンさんが言ったように話し合いが始まればきっと長時間になると思われるので、お腹が空いたらハラペコドラゴンになるであろうメンバーの事を考えると何か作っておいた方がいいと考え、帰りに食材を買い込んできたので夕飯作りと並行して明日のご飯も作ってしまおうと思います。正直疲れているのですが、あの方々は【質より量】ではなく【質と量】が必要なので、ぶっちゃけ面倒なのが本音です。が、ここは頑張りどころです。

気合いを入れて早速料理です。


まずは先日アスハさんが持ってきていたコンソメというものに似たスープを作ってみようと思います。アスハさん曰く、お野菜と鶏の骨があればある程度似た味のお出汁というものが出来るそうなので、上手くいくかわかりませんがアスハさんに聞いたやり方で挑戦です!!

帰りに寄った食品屋さんには魔鶏の骨(と言うか動物系のものはお肉以外の部位)が売っていなかったので、めちゃめちゃ緊張しましたが頑張って店員さんに声をかけて、お店から頂いた魔鶏の汚れ取りから始めていきたいと思います。


「店員さんのあの目…」


魔鶏の骨が欲しいと言った時の異常者を見るようなあの目。お料理屋さんとかではたまに使っていると聞いたことがあるので、そこまで変な事ではないと思っていたのですが…個人で骨を欲しがるの人なんていないのかもしれませ…はっ!!もしかして久しぶりに彼ら以外の人と話す事に気づいてめちゃめちゃ緊張してしまったがために、いつも以上に噛んでしまった私の口調が自分で思っている以上に酷かったのでしょうか?……うん、忘れましょう。私は美味しいものの為に頑張ったのですから頑張った自分を褒めてあげましょう。


気を取り直して準備開始です。先ずは大きめのボウルにお水を入れその中に魔鶏の骨を入れ、骨についている血や脂などの汚れと言われる部分をとります。次にお鍋にお湯を沸かして汚れをとった魔鶏を入れ軽く茹でこぼしたらもう一度魔鶏の骨を洗い、新しいお水を入れた寸胴に先ほど洗った魔鶏の骨を入れ強火で煮詰めていきます。この時卵白を入れておくとアクがとりやすくなるそうなので、いくつかの魔鶏の卵を卵白と卵黄に分けて卵白をお鍋に入れます。アクのついた卵白や鍋端についたアクなどを丁寧にとりつつ、その合間に一緒に煮ていくお野菜の準備をします。オネオン・キャロ・ポイモ・しし茸を準備し、先ずはオネオン、キャロ、ポイモの皮を剥きます。キャロとポイモは皮ごとよく洗ってから皮を剥き、スープの具にする分だけさいの目状にしておきます。残りはスープのベースとして煮込む用に使うので、それぞれ半分位の大きさにして取っておきます。キャベトは芯を取り除き、葉を全てスープの具にするのでさいの目切りにしてしまいます。次にしし茸の石づきを取り、しし茸は千切りにしていきます。この時に皮、キャベトの芯、石づきも捨てずにとっておき、スープのベースとなる野菜と一緒に鍋に入れると美味しいお出汁が出来るそうです。


魔鶏の骨から出汁が出るのを待つ間に、メインとなるサンドイッチの具材作りをします。今回はケシャのスモークとオネオンのスライスを使ったサンドイッチと、卵とオーク肉の燻製を使ったサンドイッチにしようと思います。先ずはいくつかの卵を茹で卵にしていきます。卵を茹でている間にオネオンとキュオイをスライスし、サニーズをちぎったものとオネオンを水に晒しておきます。次に先ほど分けて残った卵黄にビネーガ、塩を入れて混ぜます。しっかり混ざったらオリブ油を徐々に足して更に混ぜていきます。これ、非常に腕が疲れるのですが、ここをしっかりやっておかないと美味しくならないので、気合をいれて混ぜるのがポイントです。


卵黄のペーストが出来たら、ペーストの半分と茹であがった卵とよく混ぜて塩を入れて味を調えておきます。次に水に晒したお野菜の水を切りオーク肉の燻製を薄くスライスしてフライパンで軽く焦げ目がつくまで焼いておきます。ここまでの間に魔鶏の骨のスープが煮詰まっていいお出汁が出てきているので、お水を足してお野菜とお野菜の皮や芯などを足して煮込んでいきます。この時、お鍋を沸騰させないように気を付けないとえぐみが出てしまうそうなので、火力調整が大事になるそうですが、我が家のキッチンでは少々難しいのでジョンパニさんのマジックバックにある魔コンロをお借りして作っていきます。

オネオンの皮から色が出てから20分~30分煮詰めていくと完成だそうなので、それまでの間にサンドイッチを作ってしまいます。

サニーズとスライスオネオンとケシャのスモークに卵黄ペーストをを挟んだサンドイッチと、キュオイと卵とベーコンを挟んだものをひたすら作っていればあっという間に30分が経っていました。鍋の火を止め、スープを布でこしたら完成です。さて、美味しく出来ているのでしょうか?もし失敗していたら、いつも作っている干し肉と野菜のスープで皆さんには我慢してもらうしかありません。


「あ、美味しい」


恐る恐る一口飲んでみたら、魔鶏と野菜からしっかりと味が出ていて濃厚なお出汁が出来ました。このお出汁を使ってスープを完成させようと思います。お出汁のままでは少し味が濃いので、お野菜を入れて様子見です。キャベトの水分だけではまだ濃かったので、お水を少々足してひと煮立ちさせたら塩で味を調えて完成です。アスハさんが持ってきたものよりあっさりした味になってしまいましたが、それでも今まで作ってきたスープをより何倍も美味しく出来ました♪サンドイッチも大量に作ったので、10人前以上はあるはずです。これだけあれば、万が一彼らがハラペコドラゴンになっても文句も出ない…はずです。


作り終えた料理に満足していると私のお腹がぐぅーっといい音をたてました。やだ、私ってば明日の料理に必死になりすぎて自分の夕飯の事をすっかり忘れていました…。もう面倒なので、ヌドルを茹でてマヌルと唐爪をオリブ油で炒めたものと絡めた簡単ヌドルで済ませる事にしました。

めちゃめちゃ手抜きヌドルですが、ピリッとした刺激とマヌルの風味がよく出ていて、めちゃくちゃ美味しく感じます。

しかし、アスハさんってあんな口調と態度なのにお料理についての知識はかなりありましたし、お料理の手際もよかったです。実際、自分の世界に戻れば主婦なので料理だけでなく家事全般をまめにやっているそうですし、人は見かけや態度で測ってはいけないという事を改めて思いますね。





キュオイ→きゅうり

唐爪→鷹の爪


実際にくず野菜を使ったりガラを使ったりして清湯系スープを作るとってもそこまで濃厚にはなりません。異世界の食材なので敢えて濃厚な感じにしてみました( ´∀` )


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