僕が、統合失調症と診断された経緯
皆さん、どう思いますか?
「散歩いこか?」
桜谷規は何のことを言われているのか、分からなかった。
「お父さんどうしたんやろ?!」
規は内心こう思っていた。
「おかしいわ?!」
連れていかれた精神病院の人は、こう言っていた。
規は、友達とのことを思い出していた。
「そうだ!この人のことを信じれば何か聴いてくれるかもしれない」
規は、医者のことを信じた。
「入院しよ」
規は、何のことを言ってるのか、分からなかった。
規は、訳も分からず入院させられた。
医者は、観察するだけで、規の話を何も聴いてくれなかった。
規は、何で何の話も聴いてくれないんだろうと、疑問に思っていた。
医者に話しかけても、無視するだけ。
規は、諦めかけていた。
そして保護室で、規のジュースが盗まれた。
医者は何も言わなかった。
そして、何故か、退院の日が来た。
規は、家に帰った。
そして暫く機会を窺った。
規は、悲惨な生活を送っていた。
しかし、時は、訪れなかった。
暫くの、潜伏生活のあと、機はやって来た。
遂に、自分の疑いを晴らすときが来たのである。
規は、意気込んだ。
「お母さん、僕が病気じゃないって言ったら信じてくれる?」
「信じる」
規は、病院へ行った。
「先生、お母さんがね、僕が病気じゃないって言ったら信じてくれるって言ったんですよ。僕病気じゃないですよね?!」
「うん」
規の病気の疑いは晴れた。
しかしそれでは終わらなかった。
帰った次の日であった。
規がベッドで寝ていると、姉が入ってきた。
「たぁ、今からな、病院にな、行くねんけどな、その病院にな高名な先生がおるからな、一緒に神様、証明しに行かへん?!」
「!」
規は嬉しかった。高名な先生と、高名な先生と、神様の話ができる。
規は、喜び勇んで、姉に付き従った。
しかし、そこからが規。桜谷規の悪夢の始まりであった。
リビングに着くとそこには、牧師先生がいた。
牧師の車で、病院に着くと、規は、取り囲まれていた。
訳が分からないまま状況が進んでいき、規は、パニックになっていた。
そして、無理矢理薬を飲まされ、牧師に裏切られ、挙げ句の果てに、責任者である姉は、責任をすっぽかし、挙げ句の果てに裏切り、何の話しも聴いてくれない上に、
「薬飲んで!!」
と、地獄へ突き落とすようなことを言う。
「お前は神か!?」
規の悲痛な叫び声が、診察室に響き渡る。
そして暫くの入院生活のあと、父が死んだ。
相変わらず、周囲は、僕が病気じゃないことを認めず。
母は、嘘をついたこと、姉は、嘘をつき裏切ったこと、死んだ牧師は、天国へ行き、何の助けもしてくれなかった、ウズラさん達は、何の反省もせず、自分達の、罪の大きさを省みなかった。
僕は、死の誘惑に苛まれ、みんなを呪っている。
終わり。