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我が征くは職人(忍)道  作者: あらじる
ことのはじまり
36/70

1-35 アルバくん改

大変お待たせしました。

休日の方が遅くなるのはおかしいだろう私。



削った四色鉄を炉に入れて溶かします。

この溶かした金属を、修理したいものにだばぁして直すらしいのですが、こういうのはゲームならではって感じですよね。どんどん分厚くなっていきそうなものですが……。研いだら面白い模様が出そうです。


溶かしている間にナイフの確認でもしますか。

あー、いかにも使い込んでますって感じですね。ピカピカの新品だったあの頃は見る影もなく、傷だらけです。100あった耐久値も19まで減っています。

先端付近に、凹んで刃が潰れている部分も見られるのですが、一体何を切ったんでしょうね。岩にでもぶつけたんでしょうか。


役に立っているようで嬉しい反面、もう少し大事に扱って欲しいなぁという感情も湧いて来ます。

まあ、ちょっとよそっとじゃ曲がりも凹みもしない頑丈な子に仕上げるとしますか。いっぱい食べて強く育つんですよ?


ナイフに指定された謎の粉を振りかけ型に入れ、溶かした鉄を上からだばぁします。

前回ナイフ作りをした時なら、ここで冷めるのを長時間待つ羽目になっていたのですが、今となっては過去の話。

男子三日会わざれば云々というやつです。一般人男子でさえ三日経てば成長するというのであれば、女子とはいえ龍の血が流れる私は何をか言わんや。

こちらに水を張った容器がございます。ええ、もちろんブレス産のが。そして鉄を流した型に向かって冷気ブレス。凍りついたら水を張った容器にドボン。

いやぁ、メーターの進みが早い早い。鉄を大した量使ってないですしね。


あっという間に冷えて固まったので取り出し、成形のし直しも含めて打ち直します。

炉に入れては出して叩き、入れては出して叩き。

形が元の形状になって来たので焼き入れでまた水にドボン。

なんか久々ですねこの工程。鍛冶やってるなって感じがします。熱への耐性を得た今、純粋に楽しめるというものです。前回は熱くて暑くて割とそれどころじゃなかったですしね。筋力も低かったですし。同じ工程をやると成長した具合もよくわかるというものです。


次は研ぎですね。サンダーで荒削りしてから砥石をかけていきます。今度はDEXの上昇を見せる場面ですね。

まあこちらは体感で何か変わった、という感じはあまりないのですが。作業への慣れなのか器用さなのか判別が難しいです。




さて、ナイフの修理()これで完了ですね。

すでに祝福ガン乗せしていますが、ここからは追加オプション作製の時間です。


というのもですね、このナイフ剝き身なんですよ。なんならナイフというより尖った金属片レベルです。持ち手も何も巻いていないですし。金属アレルギーの人に大変優しくない作りです。


というわけで、掴む部分と鞘をちゃんと作ってあげようかなと思ったわけです。毛皮も使えるようになりましたしね。


まずは現状縦糸よりも出番の多い蜘蛛糸(横)を柄の部分にみっちり巻いていきます。火属性のナイフですが、別に刀身が熱くなるわけじゃないですからね。熱に弱いとはいえ大丈夫でしょう。革を巻き直したくなったら自力で熱すれば外れる……というか革が燃えそうですね。

今朝も革紐づくりで使った毛皮の残りを取り出し、包帯ほどの太さで切断します。そして工作用ナイフで毛をそぎ落とし、裏向きにして刃に干渉しないように糸に被せるように巻いていきます。


MP消費は50でいきましょう。この辺ならダルさに襲われることもないでしょう。

ちゃんと接着しておかないと下手に巻いたバドミントンの柄みたくデロンデロンになっちゃいそうですからね。あれ手にくっついてとても不快なんですよね。いつのまにか手のひらが真っ黒になってるし。



次は鞘作りですね。革の残りで間に合うでしょうか。

試しにナイフの刃にぐるっと巻いてみると、ちょうどいい感じですね。このまま行けそうです。


毛が生えている方を裏側にしてナイフを挟み、挟んだ位置を確認しながら外周をなぞるように蜘蛛の横糸を設置。

MPポーションを飲んで回復してからまた50消費で革を接着し、余った革を切り落として裏返せばふかふかの毛皮でできた革鞘の完成です。

あとはベルトを作るのですが、それはトワが取りにきたときにやりましょう。


とりあえずやれる範囲のことは終わりですかね。あ、祝福選択ですか。忘れてました。というか修理でも祝福つくんですね。繰り返したら結構すごいことになりませんかこれ……あ、選択のし直しなんですね。流石に累積はしないですかそうですよね。



では修理()の結果を見てみましょうか。


【闇鉄のナイフ】【銘:アルバ】(品質:C+)(製作:ミサ)(武器・片手)(耐久100/100)

攻撃タイプ:斬・突・炎

ダメージ上昇値:4(+7)

追加効果:攻撃時、闇属性の追加ダメージ


STR+3

DEX+2

AGI+2

確率で攻撃対象に【凍傷】付与

切れ味低下速度抑制

耐久性上昇

この武器を使った攻撃スキルの再使用待機時間(クールタイム)減少


祝福……



長い長い。とうとう表示しきれずにスクロール機能がついちゃってますね。

基本の攻撃属性はいじらずに、追加ステータスと追加効果方面に伸ばしてみました。風祝福の再使用待機時間減少が地味に偉いのではないでしょうか。私戦わないからよくわかりませんけど。

そういえば、大狼と闘ってブレスを撃った時、ブレスのスキルアイコンが暗くなっていたような……あれが再使用待機時間ってやつでしょう。


この先祝福の種類が増えたらまた修理という名の改良をやりたいですね。

とりあえず、トワに完了したとメッセージを送ります。これでそのうち取りに来るでしょう。まだ寝てるかもしれませんが。夜までにって話でしたし、まあそれまでは怪しいですね。


さて、鞘に取り付けるベルト用の毛皮をほぐしておきますか。

革鎧の作製も続きをやらないとですね。


システム文が書きにくくてしょうがないので、表示方法をそのうちいじるかもしれません。


あとすいません、明日は更新おやすみさせてもらいます。また月曜に

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