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不死不殺の魔王(打ち切り)  作者: 酢兎
第一章 現実逃避
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第六話 二人の始まり

他の方の作品を見て思ったのが

一話一話がとても長い。

私のは大体2000字前後なんですが、他の方は4000だったり

8000だったり2万だったりと私のよりとても多いです。

私の技術だと一つのことを長々と続けることが出来ず、一話一話がどうしても短くなってしまいます。この件に関しては、しばらくは今のままで行きます。(私の技術が上がったら増えるかも?)

最初に長々とすみません><

俺が朝飯を作っている最中、匂いに釣られてか少女が眼を覚ました。

そして目が覚めた少女はこちらを見て(睨んで?)いた。怖い。

と、少女が見ている理由に思い当たって

「えーと・・・・これ、食べる?」

デザート用に持ってきたゴリンの実を差し出した。

少女は訝しげに俺を見た後、ゴリンの実を受け取り食べ始めた。

やっぱり腹が空いていたか?

「ありがとう」

少女は食い終わるとお礼を言ってきた。

「いや、気にしないで。まだいっぱいあるから」

「ううん、怪我の治療・・・してくれてありがとう」

というかこの少女・・・まぁいいや。

とりあえずこの状態からどうやって追い出すか・・・

「いや、びっくりしたよ。入り口に血まみれのキミが倒れてたんだ。

一応手当はしたけど、助かったのはキミの回復能力が高かっただけだろうね」

少女を追い出す方法を考えながら助かった理由を教えていた。

「そう」

少女は短く返し、こちらの様子を伺うように見ていた。

今がチャンスか?

「キミの怪我についてはこれでお終い。特に気にしなくていいよ。

助かったのは運がよかっただけかもしれないしね。

で、キミの家はどこだい?ここから近いのかな?」

少女は周りを見て、

「ここ、どこ?見た感じ、洞窟みたい・・だけど」

「あぁ、言い忘れてたね。ここはニーラウッドの真ん中辺りかな。

この洞窟で僕は暮らしてるんだ」

もっとも、最近まではアルがいたんだけどな。

「ニーラウッド・・・とうことは、魔界も、近い?」

「そうだね。魔界近くまでなら歩いて一日ぐらいかな?

せっかく魔界から逃げてきたのにまた悪魔に捕まりたくはないでしょ?

早くお家に帰ったほうがいいよ」

少女は考えこむように黙った。そして

「ねぇ・・・あなたは?」

予想外な質問が返ってきた。俺?俺かぁ。

いいや、さっきから気になっていることもついでに聞こう。

「そうだね。信じてもらえないかもしれないけど、僕は人間なんだ。

キミは怖がってないようだけど、普通はこの髪の色を見たら皆悪魔だと思って怖がるんだ。

だから僕は人里離れたここで暮らしているのさ」

そう、この少女。最初から疑問に思っていたんだが、俺の髪の色を見ても怖がらない。

ん?魔界から逃げ出してきたわけだから、悪魔たちを見慣れてるのか?

だから平気?いやむしろ逃げ出してきたなら尚更怖がるだろう。

よくわからんな。なんて俺が考えている時

「!!・・・人間・・なの?」

少女は驚いていた。そりゃ黒髪見たら信じられないよね。

「そうなんだけどね。生まれた時から黒髪だから皆に怖がられちゃってね。

この辺りの村に住んでたんだけど、追い出されちゃってここに住むことになったんだ」

俺は久しぶりに人間に会えたことで、そしてもっと言うなら

俺を怖がらない人間に会えたことで俺はとても嬉しかった。

だからついこんなことまで話したんだと思う。

少女は俺の事を知り、思い悩んでいたようだったが

「まだ、傷が治りたてだから・・・今日もお世話に、なります」

とだけ言い、目をつぶっていた。恐らく寝るつもりだろう。

「そ、そうだね。体は大切にしなきゃね。ゆっくりと休むといいよ。

僕は外にいるから何かあったら呼んでね」

俺はそう言って、少女が起きた時のために木の実を集めに行くのだった。



???視点


「僕は外にいるから何かあったら呼んでね」

彼はそう残して出て行った。

私は少年が言っていた事を思い出していた。

「僕は人間なんだ」

「でも髪色のせい怖がられてね」

「村を追い出された」

「ここで過ごしている」

恐らく、全部本当のことだろう。

黒髪の人間なんて初めて見たけど、逆にあんな悪魔も初めてだ。

戸惑っていた私はひとつの言葉が思いついた。監視。

髪色で判断するならば彼は悪魔になる。

だけど、彼は人間なのだろう。だからといってあの黒髪を無視することは出来ない。

ならば、監視してしまおうということだ。

幸い、彼は私のことを悪魔にさらわれた少女だと思っている。

その事を利用すれば簡単に行けるだろう。

ただ・・・・・

「演技なんて・・・出来る、かな・・」

そう不安に思いながらも私は体を休めるために眠りについた。

最後に思い浮かんだのは、私と喋っている時の笑顔の彼の姿だった・・・



クロ視点


「帰る場所が、ない」

少女が目が覚めて、一緒に飯を食べて、食べ終わった後に少女はそういった。

「帰る場所がない、というのはもしかして・・・」

少女は頷いていた。

少女の帰るべき場所、そして親や友達などは悪魔によって・・・

俺は少女がずっと無表情なのが気になっていた。

最初は悪魔にさらわれたからその恐怖で、だと思っていた。

だけど、本当の理由を知ってしまった。

最初は

少女が俺の髪を怖がる→少女がかわいそう→じゃぁ追いだそう

という考えだった。だけど

少女が俺の髪を怖がらない→別に追い出さなくても?

という考えになっていた。

だから俺は

「じゃぁ、しばらくはここで暮らすといい」

そんな提案をしていた。もちろん断られても良かった。

その場合近くの村まで送るつもりだった。しかし

「よろしく・・・お願いします」

少女はその提案を受けた。

俺はちょっと拍子抜けしてしまったが、

「そうだ、自己紹介がまだだったな。

俺の名前はクロって言うんだ。キミの名前はなんだい?」

「わた、しは・・・・シロ」

「そうか。これからよろしくな、シロ」

少女、シロは

「う、ん。よろしく、お願いします」


そうして俺とシロの、二人での生活が始まったのだ・・・


簡単!今回のまとめ!


少女「私、帰るとこないの(嘘だけど)」

クロ「だったらここで暮らすといいよ」

少女「ありがとう。私の名前はシロっていうの、よろしくね」


今思ったけど、このコーナー 前述のもっと文字数が多くないとあまり意味g(このコーナーの危機のため削除されました)

無口キャラってどう書けばいいのかよくわからない。

とりあえず「、」と「・・・」を多用してみました。

すっごく微妙。でもしばらくはこれで(他に思いつかないため)

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