第三十話 初仕事開始
まだ一日一話は厳しそうですが更新しちゃうまふっ!
期待しないで待っていてください。
「護衛の部屋は隣よ」
あの後リプカの部屋に着いて案内された小部屋に居た。
楓は大丈夫なのかと思ったがどうやらリプカの部屋の天井裏に居るらしい。
「護衛たるもの一時も主から目を逸らすべからず、でごじゃるよ」
と言っていたがだが、今日の朝の事は言わないほうがいいんだろうな。
部屋の広さは縦6メートル横5メートルぐらいか。
ただ、部屋を半分占領しているベッドがある所為で部屋がすごく狭いんだが、
護衛だったら寝るぐらいしか用はないしいいのか。
ついダイブしそうになったが先にノワールがベッドで寛いでいた。
ノワールは毛繕いを終えるとそのまま伸びをして眠りについた。
ベッドはノワールに譲るか、どうせ今日は寝れないだろうしな。
さて・・・・、護衛としての初仕事をしようかね。
(マオー、リプカ転移事件の犯人はわかるか?)
最近知ったことだが変態はこう見えて慎重で、常に周りの情報を得ていた。
つまり、あの門の事も分かっていたが敢えて黙っていたという事だ。
危険なモノは報告するがどうでもいいこと、特に面白そうなモノは報告しないからな。
今更それをどうこうとは言わないし、困っているわけではないしな。
(転移させた奴がどれかは分からんが関わっていそうな奴なら数人見つけた。
というかちょうど今一箇所に集まってるぞ)
それは好都合だな。
最初はあまり乗り気ではなかったんだが代表の心を読んだ今なら別だ。
まさか悪魔が関わってるなんてな・・・。
リプカには楓が付いてるし大丈夫だと判断し、俺は変態に案内されながら屋敷を歩いていた。
一応第三者の目で監視もしてるしな、変態が。
(ついたぞ)
と言われたが周りを見渡しても一見何もないただの廊下だった。
が、床の下に地下へと続く階段があった為無ですり抜けた。
本来は何かしらの開け方があるんだろうが、一々守る必要はない。
さまようものでどうやって作ったんだという複雑な道をショートカットして、
一気に奴らが集まる場所にやってきた。
種仕掛無が効いてるようで俺が現れても誰もこっちを見ない。
悪魔らしく黒羽と黒髪と角が生えている連中と恐らく悪魔化身らしき連中は言い争っていた。
というか殆どがあの時の黒服連中じゃねーか、大丈夫かよルージュ家。
「第三位が失敗したと言うことか?」
「いやあの人がたかが人間一人を始末出来ない訳が無い、何かしらの妨害があったと考えるべきだ」
「怪しいといえばお嬢さんが連れてきた新しい護衛か。転移能力持ちだし不可能ではなさそうだ」
「化身でもなく悪魔化身でもないただの突然変異能力者如きに遅れを取ったと言うのか?
第三位もあまり当てにならんな」
「っ!たった今第三位から連絡が来ましたっ」
「何だと!報告しろっ」
連中が何だか騒がしいな。ん、あれは・・・。
悪魔達が集まっている場所の奥に鉄格子で出来た壁、というか牢屋があった。
その牢屋の中に一人の男と女が座って居た。
(おいマオー、あれは誰だと思う?)
俺は変態に牢屋を見ながら聞いた。
(例の雇われている化身だな。
お嬢さんと同時期に行方不明になっているらしいが、この悪魔達に捉えられていたみたいだな)
聖なる領域は補助能力だし、
悪魔が一体なら行けるだろうが複数は無理だったんだろうな。
助ける助けないにしろ話は聞いておくか。
「第三位が言うには赤髪の男なんて居なかったとの事です!
赤髪の女は居たが見逃した、と」
「何で男って伝わっているんだ!!誰だ、第三位に間違った情報を伝えた奴は!」
騒がしい悪魔達を放置し俺は牢屋に近づいて発生で防音状態を作り、話しかけた。
「お前たちはルージュ家に雇われてる化身で間違いないか?
あぁ、後喋っても問題ない」
男女は聞こえてきた声に驚いていたが、すぐに落ち着き男は答えた。
「そうです。しかし貴方は誰ですか?聞いたことがない声なので」
「新しくルージュ家に雇われた男だが、今はあまり気にするな。
今聞きたいことは一つだ。
悪魔達の目的だ、わかっているなら答えてくれ」
俺の答えに少し不満そうだったが、男は女を見た。
「残念ですが、御子息が悪魔達を呼び寄せたのです。
ですので目的としてはお嬢様を始末することです。
悪魔達にも何か別の目的があるとは思いますがそれは分かりませんでした」
女が答えたが、やはり兄が犯人か。
「ここに御子息やらは居るのか?」
黒幕が居れば楽なんだがな。
「いえ、御子息本人は来ませんが代わりにセバスが来ます」
代表か。流石に兄が直接ここに来るわけはないか。
「そうか、聞きたいことは聞けたしもういい。
お前らは助かった後どうする?このままルージュ家に残るか、それとも別の所に行くか」
「僕としては残っていたいですね。
ここは居心地が良いですから。ですがこんな失態をしておいて残るのも・・・」
「私はセーくんに付いて行くだけです」
俺が聞くと男は俯きながらも答え、女は男に寄り添いながら答えた。
・・・・う、羨ましくなんて!!!
「俺としてはどっちでもいいんだが、とりあえず残るってことでいいんだな」
「出来ればそうしたいですが、この数の悪魔を相手には楽勝とは行かないでしょうし」
後ろの方で騒がしい悪魔達を見ながら男は答えた。
「第三位に頼むのに一体どんな取引をしたと思っているんだ!」
「す、すみません!あの時は酔っ払ってたんです!」
「そんな言い訳が通じると思っているのか貴様は!!!」
リプカを転移させた奴は居なかったしここはもう用済みか。
「そろそろ屋敷に戻るか」
「いや、僕の話を・・・え?」
「嘘・・・」
俺が言ったと同時に悪魔達は全員倒れた。というか寝てるだけだが。
それに驚いている様子だが用済みの場所に長居は無用だしさっさと戻るため、
俺は姿を表し二人を掴んで屋敷の入口に転移した。
「さて、俺は残りの奴らに会いに行くがお前らはとりあえず屋敷の連中に会っておけ。
朝から行方不明扱いで皆心配しているぞ」
俺はそう残し、少し危険だが代表のいる場所に転移したのだった。
簡単!今回のまとめ!
囚われの化身を助けました。
悪魔達の会話で分かる通り第三位の大悪魔は本来はリプカを狙っていたのですが、ちょっとした情報の違いで見逃されたのでした。
後で詳しく説明・・・するかどうかは分かりません。
追記:マオーが場所わかるなら転移すればいいじゃん!
何で態々歩いていってるの!!
・・・初めての屋敷ですから地理は知っておいても損ではないかと。
別にマオーに頼ればいいじゃん!!
・・・何でもかんでもマオーに頼るのは良くないかと。
じゃあ・・・・(略)
敗けましたが、本文は変えません!面倒ですから(




