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不死不殺の魔王(打ち切り)  作者: 酢兎
第二章 魔王
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第二十九話 忍

東京の行き帰りの間に携帯でちまちまと書いてた分を投稿。

もうちょっとしたら一日一話を復活させていきたいと思います。


「パパは許しませんよっ!!こんな胡散臭くてボロイ格好の男が護衛だなんて!!」

「あーもうっ!放しなさいよっ」

屋敷に入った瞬間、

パパと名乗る赤髪で無精髭を生やした男がいきなりリプカに抱きついた。

ふむ・・・、

「助けたほうがいいのか?父親と言ってるが」

「早く助けなさいよ!」

一応聞いてみたがお助け希望な様で、うんざりしたような顔で男に抵抗していた。

正直もうちょっと見ていたいが、仕方ない。

眠りを誘う者ヒュプノスを発動し男を眠らせた。

「あ、あんたちょっとは考えなさいよ・・・」

もちろん抱きついたまま寝たのでリプカが男を支える体勢になっていた。

俺は親指を上げながら言った。

「分かっててしたに決まってるだろ」

「あんたはっ!」

パパと名乗った男を地面に倒して八つ当たり気味に蹴っていた。

「何にせよ父親が認めてくれないなら俺を雇うのは無理じゃないのか?」

「それも、そうね・・・。仕方ないから起こしてあげて」

すごい嫌そうな顔のリプカは俺の後ろに隠れながら言った。

俺は苦笑しながら言うとおりに眠りを誘うものヒュプノスを解除した。

「はっ!?何で急に寝てしまったのか、って!何でそんな男の後ろに隠れているんだい?

あ、恥ずかしがってるのかな?そんなこと気にせずパパの胸に飛び込んできてもいいんだよ!」

起きてすぐに五月蝿くなった男。

「い、いいからこいつの護衛を認めなさいよ!」

後退りながらリプカは言ったが、男は急に真面目な顔になりこう言った。

「それは出来ないよリプカちゃん。

パパとしては護衛を選んでくれたのは嬉しいけど、流石に悪魔化身を雇うわけにはいかないよ」

一瞬身構えたが、バレた理由が分かったら安堵した。

世界五大貴族も捨てたもんじゃないなと思ったがそんなことはなかった。

「な、何でわかったのよ!そう簡単には分からないようになってるはずなのよ!」

「それは「イデオの代表に教えてもらった、だろ」

男は何故わかったとでも言いたげに俺を見ていた。

「え、スグリが!?」

リプカは普通に驚いていた様だった。だが、

「報告するのは当たり前だだろうし、俺自身口止めもしていなかったからな」

実際にわかった理由は変態が心を読むものサトリを発動していたお陰だったりするんだが。

そして見事に口止めを忘れてた事を思い出した。

まぁ口止めしても言っていた可能性もあるしキニシナイキニシナイ。

「確かにスグリから聞いた。

でもね、悪魔化身を雇うだなんてパパは認めるわけにはいかないんだよ。

世界五大貴族、ルージュ家当主としてね」

「す、スグリから聞いたんだったらお兄さまについても聞いてるでしょ?

その件はどうするつもりなのよ」

リプカは後退るのをやめ、父親と向き合っていた。

そういえば俺がそもそも護衛を受ける理由になったのがそれだしな。

でもそれは、

「つまりはそれが解決したら別にこの男はいらない、ということかな?」

そう言ってるのと大差はないのだ。

「それはっ!!・・・」

リプカは俯いて黙ってしまった。

俺としてはこのまま終わるのは困る。

だって、俺は約束(契約)したからだ。

「悪いが口を挟ましてもらう。

ぶっちゃけるとお前の許可なんていらないんだ。

俺の雇い主はリプカだ、あんたじゃない

そして俺は約束した事は絶対に守ると決めているんだ。

リプカとの約束を守るためだったら今からしばらくこいつを隔離してもいいんだぞ」

(くっくっくっく・・・)

何故か変態が笑いを堪えていたが気にしないでおこう。

俺が約束したのはあくまで護衛、別にここにいなくてもいいんだ。

思わぬ助け舟にリプカは喜び、男は何故か腹を抱えて笑い出し。

「はっはっはっは、冗談さ。

スグリに聞いたのはそれだけじゃなくてね、

悪魔化身だがとても友好的だから認めてやってくれないか、とスグリに頼まれてしまってね。

ルージュ家当主としては断るべきだが私はリプカの父としては護衛を頼みたい。

本来は御家騒動に部外者を頼むのはおかしいのだが、レオの奴が能力者を使っていたなんてな。

あのスグリが押す実力者なんだ、期待しているよ。

どうか、娘を頼む」

そう言って頭を下げた。

よ、予想外だぜ・・・、というかさっき変態が笑いを堪えていた理由はこれか!

(分かってんなら言えよ、まったく)

(いやいや、見てる分にはクロがあまり乗り気じゃなさそうだったからな。

そいつはもしこのままだったら本当にお前を認めていなかったしな)

そういえばそうか、そう言われると言い返せないな。

俺の意思を尊重してくれたわけだし。

呆然としていたリプカだったが事態が飲み込めたのか俺の手を取って

「何だか知らないけどやったわね!」

はしゃいでいた。

「任せておけ。ついでに気になっていたんだがあのもう一人の護衛は何だんだ?

朝の事を考えるにグルかもしれないが」

早速仕事モードな俺。俺もちょっとは安堵しているのかもな。

「やはり気付いてましたか、カエデ、出てきなさい」

「ただいまっ!」

天井裏に隠れていた黒ずくめの服を来た奴が降りてきた。

しかし能力を使わないでこの隠密か、中々レベルが高いな。

「カエデは遠い東の大陸からやってきたくノ一という忍といってね。

あとカエデという名前も微妙に発音が違うらしいね、やはり大陸の違いかな。

まあ置いといて、昔だと隠密に忍ありと言われてたぐらいだそうだ。

事情があって大陸を出たが色々あってこの国で倒れていたんだよ。

その隠密能力を買って私が雇ってリプカの護衛にしていたんだ」

忍、ねぇ。たしかに隠密能力は本当に高い。

「で、朝の事については何か弁解はあるのか?」

俺はカエデとやらに朝の事を聞いた。

「まずはさっきの失礼を謝らせてもらうでごじゃる。すまなかったでごじゃる」

そう言ってカエデは地面に四つん這いになった。

「お、おいおい何してるんだ?そんな犬見たいな格好をして」

「あ、あんた何奴隷見たいな事をさせてるのよ!?」

俺は慌てて、リプカは俺に怒って、男と変態は笑っていた。

「私も最初は驚いたけどね。

これは土下座と言って東の大陸だと感謝と謝罪を表せる便利なポーズらしいぞ」

(懐かしいものを見たなー。大勢の人間が一斉に土下座をする光景なんて圧巻だぞ)

な、なるほどね?感謝と謝罪か。変態はどうせ恐れられてだろうから無視。

「別に気にするな、護衛としては有能だと分かったしな。

だが、わかってるよな?次はないぞ」

大事なことは何度も言うぞ。

「も、もちろんでごじゃる。

拙者の名前は楓と言うでごじゃるが、別にカエデで構わないでごじゃる。

どうもこっちの大陸だと発音しにくいらしいでごじゃるからな」

(楓、だ。クロもちゃんと発音出来ると思うぞ。

それとこの世界の忍は本当にすごいぞ。能力なしでも十分にすごいが能力ありが本当にやばい。

俺なら見つけれるが大抵のやつならまず不可能だ。

あと変な一人称と語尾だが別に東の大陸全員がそうじゃないぞ?)

ギクッ、何故そう考えてるとバレた。

まぁ気を取り直して変態のアドバイス通りしてみると、

「楓、だな。大丈夫だ」

ちゃんと発音出来た、と思う。

「おぉ、この大陸の人で初めてでごじゃるよ、ちゃんと発音出来た人。

さっきからちょっと脱線してるでごじゃるが、今日の朝の事について話すでごじゃる。

朝、初めて御子息からの命令があって少し国を出てたでごじゃる。

初めての命令に疑問は感じたでごじゃるが、御子息直々にお願いされては拙者も断れなかったでごじゃる」

少し悔しそうにカエデは言っていた。

変態曰くカエデの言っていることは本当らしい。

「そうか、だったら別に構わないさ。

雇い主の息子の命令を断るにも簡単にはいかないだろうしな」

勿論俺だったら断るがな、面倒臭そうなら。

「しかしこれでますますお兄さまが怪しくなったわね」

「残念だな、ホオには期待していたんだけどね」

二人は肩を下ろして沈んでいた。

「でも確実な証拠はないし今はどうにも出来ないからね。

しばらくは護衛の二人に頑張ってもらう事になるかな。

後、パパそろそろ我慢の限界だから抱きついてもいい?」

後半既に我慢出来なくて息が荒くなっていた。

「も、もう話は終わったわね!それじゃ行くわよっ」

リプカは慌てて部屋を出て行った。

楓はその言葉と共に再び隠れたが、相変わらず高い隠密能力だ。

変態の補助無しだと集中してやっと見つかる感じか。

俺は楓に隠密を教えてもらうかなと考えながらリプカの後を付いて行くのだった。

簡単!今回のまとめ!


もう一人の護衛はくノ一だった!!


心を読むものサトリ

便利な従魔契約コントラクトシリーズ。

相手の考える事が分かります。

ただ処理する情報量が半端ない(辺りを無差別に読む)ので

基本的にはマオーが常時発動しており、重要そうな事だけクロに

伝えるという感じになっております。


パパさん性格変わりすぎじゃないかな ソンナコトナイナイ

くノ一って何かエロイよね(殴

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