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不死不殺の魔王(打ち切り)  作者: 酢兎
第二章 魔王
24/33

第二十四話 雇い主

四時過ぎなう、そして五時半起きなんですよね(白目

最近寝不足のためか色々と無理な設定が続いている気がします。

クロのいきなりの喧嘩腰にはびっくりですよ。

修正しようにも何か手遅れ感が出ているのでこのまま行きますが・・・

何か矛盾だったりおかしなところがあれば報告お願いしますm(__)m

「偉い奴というのは私の事ですが、何かようですか?」

「支部長!悪魔化身と話すことなんてありませんよ!」

どうやらさっきの老人が支部長というらしい。天使が近くにいないが化身じゃないのか?

「話しがある、お前たち化身にとっても悪い話じゃない筈だ」

「スグリさん騙されちゃいけませんよ。悪魔化身のいうことなんて信じられません」

まぁ当たり前か。だが俺としてはあまり知られたくないことだし、出来れば一人だけの方がいい。

「俺はただ話しがしたいだけなんだ。邪魔をするならお前ら全員を叩きのめしてからにするさ」

「はんっ。俺の攻撃がすり抜けれるだけで自分がすごいとでも思っているのか?」

思っていないさ、だけどな

「お前ら気付かないのか?本来悪魔化身をすぐにでも殺そうとする天使が何故動かないのかを」

連中は自分の相方を一斉に見た。連中は目を合わせただけだったが気付いたようだ。

(化身ってのは天使とああやって意思疎通ができるのか?)

(あぁ、今の俺とクロの様な感じで会話出来る。もちろん普通に喋ることも出来るがな)

「お前・・・一体どうやった!」

天使から状況を教えてもらった一人が叫んだ。

「何って・・・、本当に気づかなかったのなら化身なんて恐れることないな」

なんてことはない。ノワールの種仕掛無トリックを使って奴らの目を欺いていただけだ。

天使にはまだ無理だったが、化身に効けば十分だった。

(ノワール、もういいぞ)

(はーい)

ノワールが種仕掛無トリックを解き、見えた光景に奴らは絶句した。

俺が老人に対して火を向けていたからだ。

「スグリさん!」「支部長!」「おやっさん!」

「さて、支部長さんを犠牲にしてでもお前らは向かってくるのか?」

一番の気がかりはこの老人の天使の姿が見えないってとこだ。

化身組織の支部とはいえ長を任される奴が化身じゃないのはおかしい。

(微かに天使の気配はするが近くに天使の数が多すぎて場所がわからんな)

一応警戒はしておくか。

「おやおや、能力複数持ちナンバーズでしたか。

先ほどの能力はそこの黒猫さんのでしょうが、転移とこの火だけでも二つは持っているということですからね」

命の危険だってのにこの老人は冷静だ。いや不殺だから殺せはしないんだが。

何処か余裕を感じる、やはり能力或いは天使の存在が気掛かりだな。

「ほー、よくノワールがやったってわかったな。で、この状況でも抗うか?

それとも大人しく俺と話をするか?」

連中全員の相手をするは正直断りたいな、手加減するのが面倒だ。

「分かりました。貴方は悪魔化身ですが、同時に何か別のものも感じます。

話しを聞きましょう、ですが条件があります」

「聞くだけは聞いてやる」

「我々の命の保証です。

貴方が何の話しをするのかはわかりませんが、結果が不服でも我々を殺さないでください」

殺そうにも殺せないんだけどね。条件としては呑める範囲だ。

「分かった、聞こう。だけどこっちも条件・・・いや、命令がある。

能力の使用とここから出るのを禁じる。抵抗は勿論だが応援を呼ばれても面倒だからな」

「分かりました。皆さん、いいですね?」

「スグリさんが言うなら・・・」

「お前!支部長に何かあったら絶対に許さないからなっ!」

結構上手くいってよかった。話し自体はまだ先だが、ここもまで来れるかどうかも怪しかったからな。

悪魔化身だからな・・・・、まぁ結局は脅してなんだが。

「ちょっとあんた待ちなさいよ!」

さっきまでずっと黙っていた赤髪の少女がこっちに近づいてきた。

「お、おいお嬢さん!」

連中も突然の行動に止めれなかったようだ。

「あんた偉い奴と話しがしたいんでしょ?だったら私も混ぜなさい!」

「いや、そういう偉いじゃないんだが」

いや貴族だってのは分かるがその偉いとはちょっと違うんだよな・・・。

「あんた本当に知らないのね。ルージュ家といえば世界五大貴族の一つなのよ?」

つまりルージュ家のこの少女は偉い、と。

「でもお前今日始末されそうだったじゃないか」

「そ、それはそれよ!いいから私も参加させなさい!」

「・・・・・別に構わないが変なことはするなよ?」

俺は折れることにした。折角順調に行きそうだったんだけどな。

「では、場所を移動しましょうか。・・・出来れば火を消していただければ嬉しいのですが」

おっと失敬失敬。

俺たちは老人たちが出てきた奥の部屋に移動したのだった。


「脅してなんだがすまんな」

一応謝っておいた。被害はないとはいえ俺の好奇心の為に支部を襲撃?した訳だしな。

「まだ被害は出ていませんから構いませんよ。被害が出たら流石に、ですけれど」

不殺が役に立つとは・・・、いや立っているのか?いやどうでもいいな。

「長々と話すのも面倒だから手っ取り早く言うが俺は悪魔化身だが、同時に天使と契約もしている」

俺の言葉に老人は驚いて立ち上がっていた。少女も紅茶のカップを傾けたまま固まっていた。

(あれー・・・、これってそんなに驚くことなのか?

天使と契約してるから俺大丈夫だよアピールのつもりだったんだが)

(天使と契約したことある奴ってのはいるにはいるが、且つ悪魔とも契約する奴なんてのはいないからな。

悪魔化身なら天使が加護を与えないし、化身なら悪魔は近づけないからな)

俺は運が良かっただけか。シロと契約出来たことも、変態に会えたことも。

「あんたも化身なんだったら天使が居るはずだ。純血の契約エンゲージについて聞いてみろよ」

老人は目を瞑りこくこくと頷いていた。天使と会話しているんだろう。

「そう、ですね。貴方の言うことを信じるならば貴方は悪魔化身で不死不殺、ということでよろしいですか?」

「そうだな、だから俺はお前らを殺すことなんて出来やしねーよ」

閉じ込めたり封印したりは出来るがな。

「へーあんたってすごいのね」

あ、こいつ絶対分かってない。さっき止まったのも絶対分からなかったからだろ。

「色々あって純血の契約エンゲージして、更に色々あって悪魔化身になっちまったんだ。

で、ここからが本題なんだが頼みがあるんだ」

かなり端折ったけど一々言う必要はないだろ。

「不死の貴方を殺す手段もありませんし、悪意はなさそうですから出来る事ならさせてもらいます。

言うならば一応貴方も化身ということになりますしね」

「そう言ってくれると助かる。最初こそあんな風になっちまったけどな。

頼みというのは俺をここに入れて欲しいんだ。

あまり知らないがここは能力者が居て困るもんでもないだろ?」

化身を貸し出す組織、イデオ。実態はよく分からないが興味は尽きない。

「イデオに・・・ですか?一体何故?」

ただの好奇心です、とは言えないよな。

「まぁこっちにも色々事情があるんだ。勿論信用出来ないなら断ってくれて構わない」

無理なら無理でアルとの再会を果たすだけさ。

「いえ、貴方程の能力者が入ってくださるのはありがたいのですが、流石に悪魔化身の方をいきなりは・・・」

そこが問題なんだよなー。

老人と俺が黙っていると少女が口を出してきた。

「ちょうどいいわ、あんた私に雇われなさいよ」

「ですがリプカ様、この方は素性の知れぬ怪しい者なのですよ?

それに大天使と契約しているとはいえ悪魔化身ですから、お家の方がなんと言うか・・・」

「いいじゃない。さっきの話の実力者、こいつなら十分よ。

私のとこなら監視も出来て一石二鳥でしょ?」

「それはそうなのですが・・・」

俺の意思関係なく進めないでほしい。あまり少女と関わりたくないんだよな、苦手なタイプだから。

「もう面倒臭いわね!これはもう決定事項なのよ!

ほらあんた、私が雇い主になってあげるわ!」

少女が手を差し出してきた。俺は老人の方を見たが、老人は諦めた顔で顔を横に振っていた。

そこで諦めんなよっ!もっと頑張れよ!!!

「そいつも言っているが俺は悪魔化身だぞ?いくら俺が殺せないとはいえ

他の方法はいくらでもあるんだぞ?それでもいいのか?」

「あんなもうるさいわね。それに、だったらなんで私をあの悪魔から助けたのよ!!」

それは変態に言ってくれ。変態が見せなきゃ俺は放置していた。

が、逆に今この状況にもなっていなかった訳で・・・。

はぁ・・・、まぁ我儘言える立場ではないし雇ってもらえるだけマシか。

「お前が言いいってんなら良いさ。短い間だろうが、よろしくな」

俺は少女の手を取り、握手したのだった。

簡単!今回のまとめ!


ルージュ家のリプカとか言う奴が雇い主だそうです!


ご都合主義万歳!万歳!


最近思ったのが人物や建物の描写がないんですよね・・・。

髪色か年齢しか言ってないんですよね、人物に関しては。

目とか鼻とか口とかの顔の形とかどう表現すればいいんだあああ!!

主人公組ですらそうなので雑魚とか脇役なんて・・・。

アルとマオーだけちょ~っと出たぐらい。

この件もしばらくは放置!書けないので(´・ω:;.:...

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