第十三話 久しぶりの人間
今回で終わらせるつもりが何故か終われなかった。ドウシテコウナッタ
そして初めての4000文字。
予定は未定。タグに入れようかな・・・・。入れました
過去編でいつまで引っ張るつもりなんですかねぇ
人間の住む場所に行ってみよう。
俺はノワールの能力を使って黒髪をどうにか出来ないかと思って、お願いしたところ
「クロは赤髪で、ルーちゃんは白猫になってるよ!」
どうやら成功したらしい。ただし、
(るーから離れると能力切れちゃうよー)
との事だった。
要はノワールから離れなければ大丈夫だということだ。
だけど他に問題はあるらしくて・・・
「今のルーちゃんだとよくて人間までしか欺けなさそうだね。
多分、化身・悪魔化身・天使・悪魔にはバレちゃうよ」
シロ曰くもっと制御出来れば大丈夫とのことらしい。
ん~態々危険を冒してまで行きたい訳じゃないし、ノワールの成長を待つか。
「そうか。だったらノワールの特訓が優先かな。
天使・悪魔は難しいかもしれんが、化身・悪魔化身ぐらいは欺けてもらわないとな」
シロ先生の講義の時間で習ったことだが、
化身は天使が生物に加護を与えた結果で、悪魔化身は悪魔と人間が契約をした結果らしい。
加護だけの化身は悪魔化身より弱い。
ただ契約するには生贄が必要で、悪魔が求めるモノを用意しなければならない。
それも悪魔によって違うらしく、例えば食べ物、花などの簡単なモノもあれば
臓器、体の一部、命などもあるらしい。
もちろん、後者になればなるほど強力な悪魔化身になるとの事だ。
悪魔だけでなく天使と契約することも可能らしいが・・・。
さて、力関係では圧倒的に化身より強い悪魔化身が何故化身に負けているのか。
それは化身が天使と一緒に居るからだ。
天使が加護を与えるのは気に入った生物なので、側にいるのは当然との事だった。
つまり、化身=人間と天使。
だったら悪魔化身は?と思ったのだが、シロが知らないため不明だった。
とりあえず、2対1に強制的になってしまうため、悪魔化身は負けている。
その解釈で間違いなさそうだ。
ということは、俺やノワールが黒色なのは悪魔との契約が?と考えたが
シロはわからないようだった。
だけど化身でも悪魔化身でもない生物が能力を持つことはあるらしい。
恐らくそれに関係しているとのシロの推理だったが、
「俺能力持ってないんだが」
その一言でシロは講義を中止して拗ねてしまったのはいい思い出だろう。
で、話は戻るのだが。
ノワールの能力は格下には圧倒的に強いのだが、格上に対処する方法が無いらしい。
種仕掛無が効かないからだ。つまりは能力写しも使えず、
何もできることが無い、と。
俺は魔獣とかなら相手にできるが、流石に化身とか悪魔化身とかに勝てる算段がつかなかった。
というわけで俺らの中で唯一の対処策がノワールな以上、最低でも化身と悪魔化身は欺いてもらわないという事だ。
化身と一緒にいる天使についてはシロがなんとかできるらしい。
実は密かにシロも能力持ちなのかも知れないな。
さて、俺は錬金術の中級を目指してみるか。
シロはノワールの能力制御を手伝うらしいし、暇だからな。
ノワールの能力が化身と悪魔化身を欺けるようになるまで
特訓する事になったわけだが・・・・・
ここは俺たちの住処から一番近い街、ソール街。
初めての人混みに俺は鬱になっていた。
「う、うぅぅ・・・もう帰ろうぜ」
生まれてからずっと引きこもり、追い出された後も大勢の人に会う機会がなかった俺は
どうやら軽い対人恐怖症を患っていた。
「が、頑張って!」
シロは励ましてくれているお陰でなんとか耐えれている感じだ。
(ごめんな、ノワール。せっかく頑張ってもらったのに・・・)
(気にしないでー)
ノワールは気にしてないようだったが、
申し訳ない気持ちで一杯だった。
ノワールが特訓に費やした時間は、
短いとは言えないのだから・・・。
夏の終わり頃に俺は錬金術士の中級になった。
未だに化身・悪魔化身を欺けるレベルになっていなかった。
秋の始まり、これまでは近くの川で水浴びしていたが
寒くなり始めたので風呂を作ることにした。
シロの要望により露天風呂を作ることになり、俺は一人頑張っていた。
ある程度の広さと深さの穴を掘り、近くの川から水を引き、
穴に水を溜めた後中心付近に古代の道具の水改変機を設置して、
設定を水からお湯に変えて完成。
そして完成した後、皆で一緒に入ることになった。
水浴びも一緒にしてたりしたので今更シロの裸がドウタラとは言わないけど、
最初の頃は直視出来なかったぜ・・・。
今じゃ役得としてしっかり堪能しております。アリガタヤー
水浴びの時もノワールは決して自分だけでしないが、俺かシロと一緒ならした。
なので、風呂も俺かシロがノワールと一緒に入ることにしていた。
基本的には皆で入るけどね。
この辺でもまだ欺けていなかったけな。
そして冬頃、なんと俺お手製の露天風呂に動物たちが浸かっていた。
でも考えれば当たり前だった。露天風呂なので勝手に入り放題なのだ。
それにただ風呂に浸かっているだけだし、動物たちも寒いだろうから放置で構わないだろう。
そう考えていた。
しかし、寒さが厳しかった日。
なんと風呂に魔獣が入っていたのだ。
俺は即座に討伐しようと思ったが、何やら敵意はない様子。
別に襲ってこない魔獣まで討伐しようとは思ってないので、そのまま一緒に風呂に入ることにした。
魔獣は俺に気付いているのか分からないがゆっくりと風呂に入っていた。
俺が入り始めて数分後、魔獣は風呂を上がった。
そして去り際に俺の方を向いて顔を下げたのだった。
これまで魔獣が襲ってきたため、討伐してきたがさっきの行動を見ると
情が湧いてしまった。
これからは肉はなしかな。
そんなことを思った日でした。
そして春。
俺はついに錬金術士の上級になれた。
中級では条件さえ整えばほとんどのものが作れるようになっていた。
その上の上級では何が作れるのか?密かに楽しみにしていた俺は
さっそく本を読み進めた。
すると、
「ジョウキュウからはソウセイするコトにナる。
ジブンのツクりたいモノがツクれるようになるんだ。
もちろんジョウケンはアるが、それはジブンでサガしてイけ。
ジョウキュウでオシえることはナいから、これでオわりだ。
アトはガンバれよ、クロ」
と俺に向けたメッセージが書いてあった。
ずいぶん説明口調が多い本だと思えば、アルが俺に向けて書いていた本だったようだ。
俺は泣いてしまった。
色々あって悪魔から逃げ出してきたシロと俺に似た黒猫のノワールと一緒に暮らしているけど、
アルとの事は忘れてない。これから先も忘れないだろう。
今はまだ余裕が無いから会えないけど、いつか絶対に会いに行くから待っててくれよな。
俺は決意を新たにし、本をポーチにしまった。
そして一年が過ぎた夏。
ついにノワールが化身・悪魔化身を欺けるようになった!
で、結果がこのざまである。
それでも時間が過ぎなんとか慣れてきた俺は、当初の目的を果たすことにした。
資金集め、つまりはアル特製傷薬を売ることだった。
金がないと何も出来ないからな。
「すみません、物を売りたいんですけどどこに行けばいいですかね?」
俺は近くにいた屋台の親父に話しかけていた。
「物を売る場所か。だったらこの道をまっすぐに行った先に
買い取り屋があるぜ。何を売るかは知らねーが、まずはそこに行くといい。」
「あ、どうもありがとうございます」
俺はお礼を言って買い取り屋に向かった。
カランコロン
「いらっしゃいませ~」
俺はニコニコしながら近づいてくる店員さんに、シロの後ろに隠れながら
(シロ、代わってくれ!!)
即座に苦手なタイプだと判断した俺はシロに任せることにした。
シロがちょっと呆れているけど、仕方ないじゃないか!
「すみません、薬を売りたいんです」
「薬、ですか。ちょっとお見せいただいても構いませんか?」
「はい」
(クロ、薬)
俺は手に持っていたアル特製傷薬を店員に渡した。
店員さんは不思議な顔をしながら俺から薬を受け取ると、
「ではちょっと鑑定してきますので少々お待ちください」
と言って店の奥の方に消えた。
あ、鑑定の箱使えばよかったのか。
すっかり忘れていた。ま、今度からはそうするか。
しばらくして
「お、お客様!この薬は自家製と聞きましたが・・・」
何故か慌てた様子の店員が奥から現れた。
(え、何か問題があったのか!?)
「何か問題がありましたか?」
シロは慌てず冷静に聞き返していた。
シロさん頼りになります!
「いえ、問題はなかったのですが・・・」
どこかはっきりしない態度の店員さん。
「もしかして売れない、ですか?」
(それはおかしいな、効果は保証出来るんだが)
シロでしか試してないけど。
もしかしてアレはシロの回復力が高かっただけか?
「失礼ですがお客人、これは本当に自家製で?」
奥から眼鏡をかけた老人が現れた。この店の主かな?
(正真正銘自家製ですよ!)
「はい、こちらの方が作りました」
シロは俺を指さしながら言った。
すると老人は俺を観察し始めた。
(ちょ、ちょっとシロ!勘弁してくれよ!!)
(ほらほらクロもちゃんと人に慣れないと)
「は、ははい。私が作りましたが・・・」
老人の視線に耐えながら俺はなんとか言えた。
「そうですか。実はですね、先ほどの薬なんですが。
鑑定した結果、「遡薬」と出まして」
「そやく、ですか?何ですかそれは」
なんだか訳の分からない名前が出てきた。
「遡る薬と書いて遡薬と言います。
遡薬を使用したものは使用すればするほど時間が遡っていきます。
再生薬の一種なのですが、遡薬は次元一つ飛び越えて高性能です。
極端な話をしてしまえば肉体があり、薬の量さえ用意できれば死人ですら甦れせます。
そしてその遡薬というものは、国の研究者たちが集まってやっと少量出来ると聞いたことがあります。
だから自製というはちょっと信じられませんね」
ちょっとアルさーん、何作ってくれてんですかー。
「難しいことはよく知りませんが、
つまりこの薬は売れない、ということでいいでしょうか?
それならばさっさと帰りたいのですが」
老人はいきなりにやっと気持ちの悪い笑いをすると、
「それは困ります。折角の金儲けの種なのですから」
(クロ!店の外に人が集まってきてるよ!)
どうやら、罠に嵌められたらしい。
久しぶりの人間がこれかよ・・・。
久しぶりに人間と会ったけど、人間不信になりそうな俺だった。
簡単!今回のまとめ
久しぶりに人間に会ったけど、罠に嵌められてしまいました。
アルさんぱねーっす!
アルとシロの説明内容に何かおかしい点が・・・
いや、気のせいっすよ(殴
解釈は人それぞれなんすよ(蹴
ア、アルの方を修正しておきます(満身創痍
あ、ついでにあらすじも修正します。
今回のシロをベースに色々と修正します。




