第十話 近づいた二人
今日もギリギリであります(`・ω・´)ゞ
こんな糞作を読んでくださってる皆様。
そろそろ見捨てても・・・あ、見捨てないでごめんなさい。
一日一話をまだ頑張るます!
ノワールを飼い始めて早一ヶ月。
最近じゃシロとノワールが一緒に寝ているのをよく見るようになった。
昼に寝ているということは、夜俺と一緒にちゃんと寝れてないということなんだろうな。
つまり、俺は本気で考えないといけないということだ。
シロとの別れを・・・・・。
シロ視点
最近どうも彼の様子がおかしい。
私の事を気にするのはいつものことだけど、暇を見ては私を見ているようだった。
なぜか悲しそうな顔で。
なぜかわからないけど、彼のそんな顔を見ると私のどこかがチクリと痛む。
どうやら、私もちょっとおかしいみたい。
最初は監視のためにここに居るつもりだったけど、最近なんて監視は疎か、警戒すらしていなかった。
それなのに、なぜ私は今もここに居るのだろう・・・。
そんなことが何回か頭を過ったが、私は答えが出せていなかった。
でも、私って変わったなとは思う。
悪魔たちとの戦争の時は無慈悲だの残酷だなんて言われてた私が、
今じゃ悪魔と思わしき人間と猫と一緒に暮らしてるだなんて。
昔の私なら
「疑わしきは・・・」
なんて言ってたはずだ。
いやきっと彼と出会ったばかりの時もそうだったとはずだ。
ただ、瀕死の私を助けてくれたから見逃していただけで。
あれ?実は私って情に弱い?・・・
いや、そんなことは・・・ない・・・と、思う・・・・。
なんだか自信が無くなってきたけれど、きっと彼が特別なのだ。
私たちにとって人間は守るべきもので、悪魔は滅ぼすべきもの。
悪魔であり、人間でもある彼。
滅ぼすべきか、守るべきか。
私はきっと後者を選んでしまったのだろう。
その選択がどう出るか、今はまだ分からないけど。
私はこの選択を後悔したくなかった。
「シロ、俺はお前を人間の所に戻そうかと思っているんだ」
皆で夜ご飯を食べている時、彼はそう言い出した。
「どう、して?」
私は聞き返していた。いきなりの彼の言葉に驚いていた。
「シロは俺と一緒に居るべきじゃない。
人間たちと一緒に居るべきなんだ。
最近ずっとそう考えていたんだ。
シロ、これは俺の勝手な思いだ。
俺はシロの意思を尊重する。
だから、もし今の生活が嫌なら人間たちの所に戻るべきだ」
彼はとても真剣な顔で私を見ていた。
彼のいうことはもっともだと思う。
だけど、これだけは言わせてもらう。
「嫌、じゃない」
「え?」
彼は驚いた顔をしていた。
「私は今の生活嫌じゃないよ」
今まで意識的に変えていた口調を戻し私は言った。
「だからクロ。まだしばらくはここに居てもいいかな?」
私はクロを見た。「天使の囁き」が発動していないか。
クロが悪魔か不安だったから今まではクロと呼べなかったけど。
一番手っ取り早い方法なのだが、これを使ってしまうと
私はもしかしたらクロを滅せなければならなくなってしまう。
そう思うと私は制御するしかなかった。
だけど、もう大丈夫。
私はクロを守ると決めたから。
心配しなくても大丈夫だったようだ。
クロは興奮した様子で言ってきた。
「おぉぉぉ!!!
シロ、こっちが逆にお願いしたいぐらいだったんだよ。
だけどシロを思うと、な。
諄いけど本当にいいのか?俺的には嬉しいが」
「いいんだよ。改めてよろしくねクロ」
なぜだか「クロ」と呼ぶとすっごい笑顔になる。
どうしてだろう。
「じゃぁせめて一緒に寝るのはやめるか」
「えっと。なんで?」
私は疑問に思った。
「いやほら、俺と一緒に寝るとシロちゃんと寝れてないだろ?
実際、ノワールとは一緒に寝てるし」
ちょっと悲しそうな顔でクロは言ってきた。
そ、そういえば言ってなかったような・・・。
「ごめんね、クロ!言うの忘れてたみたい。
基本的に悪魔以外の生物は暗闇で寝れないんだよ。
だから、昼間にルーちゃんと一緒に寝てるの。
あ、別に明かりつければ夜でも寝れるよ?」
ポカーンとした顔のクロ。珍しい。
しばらくすると安心したような顔で
「そうだったのか。よかったぁ・・・。
それなら今日からは明かりつけて寝ようか」
そう言ってボロ袋から丸い球体を出した。
「それはどんな古代の道具なの?」
一瞬クロはえ?という顔をした後
「あ、あぁ。ポーチのことかな?俺が持ってる道具は全部貰い物だから
、詳しくは知らないけど。これはいくつでも、どんなものでも入れられる袋だよ。
で、こっちが「太陽光充電式光量バラま機」。長いからソトッチって言ってるけどね。これは結構便利だよ。」
と言い、クロが持っている球体からいきなり明かりが溢れてきた。
「にゃああああああ!?!?」
「ま、眩しいね」
目も開けられないくらい眩しかった。ルーちゃんも悲鳴を・・・。
「ごめんごめん、光量下げるよ」
明かりがどんどん暗くなっていき、昼間と同じぐらいの明るさになった。
夜にこんな明かりを出せるなんてすごい球体。それに調整も出来るようだし。
「これ、どうやってエネルギー調達しているの?」
「ふふ、実は!太陽光を勝手に吸収して充電するのだ!
一時間太陽に当てるだけで一日持つよ。
充電量はどこまであるかは分からないけど、最低でも一日あるから大丈夫」
太陽でエネルギー充電なんてすごい。さすが古代の道具。
私も何個か持っているけどそこまで便利じゃないしね・・・。
「これで寝れそうか?」
クロは不安そうな顔で聞いてきた。
「これだけあれば十分だよ。ありがとう」
明かりと言っても普通は火を用意するものだと思っていたから、びっくりはしたけどね。
「よし!じゃぁ今日はもう寝るぞ!さぁ早く!!」
なぜかとても嬉しそうな顔でクロはさっそく寝る準備をしていた。
まぁいいか。今日はなんだか疲れちゃったし。
最近昼寝でしか寝れてなかったからやっぱり辛かったし。
「うん。じゃぁ寝ようか。おいで、ルーちゃん」
「にゃ~」
私はルーちゃんを抱えながら眠りについた。
意識が落ちる前、
「ふ、ふふふ。やった!ついにシロと一緒に!!」
クロの叫び声が聞こえた。、
私はちょっと笑いながら、眠りに落ちたのだった。
簡単!今回のまとめ
シロがクロを名前で呼びました。
※補足
「天使の囁き」
名前を言うと悪魔の擬態、変装を見破ることが出来る。
天使専用スキルですね。天使ならだれでも使えます。
書き忘れ:天使の言葉自体に能力がのっているので、シロは口調を変えていました。(口調変えたら効果が無くなるってどうなのさ)
(ちなみにこのスキル、もしかしたら後で内容変化するかも?
色々と無理な能力だし、後付けだし・・・)




