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ヒツジさんの執事さん  作者: 美琴
第一章
6/67

6・アイス




 毎日メイドさん達のお手伝いをしたり、学校に行ったり、メルルと遊んだりクルウと遊んだりしているうちに、あっという間に春は過ぎていった。

 我ながら、かなり充実した異世界転生後の子供ライフを満喫している。

 こんなに恵まれた環境を手に入れて、幸せいっぱいに生きている転生者なんて珍しいんじゃないかしら。

 有難くも、今日もあたしは幸せ者だ。

 春は過ぎ去り、夏になる。

 残念ながら夏までに絵本を読めるようになる、という目標は達せられなかった。が、なんとかそれなりの数の単語を理解出来るようにはなった。

 気候も勿論暑いけれど、あのうだるような都会のビル街の暑さに比べたら全然問題ない。木陰は涼しいし、湿度も高すぎはしないから、熱帯夜で寝苦しい事も殆ど無い。

 正に田舎の夏、汗を掻くのも健康的で、決して悪い気はしない―――


「あっっづうぅぅぅい~~~~……」


 ……のは、あたしだけのようだ。

 今日も今日とて、メルルの部屋で文字の勉強をしているのだけれど。部屋の主の可愛い羊さんは、キャミソール一枚でベッドの上に転がっている。

 どんだけだ、と思って先日メルルの羊毛にちょっと手を突っ込んでみたところ、中の方はムレムレだった。…まあ、そりゃそうよね。

 大変だなあ、天然の羊毛の塊を身に纏っているのも。間違っても、脱げないし。


「あついのはわかるけど、それはレディとしてちょっとはしたないわ、メルル」

「だって、あづいのよぅ~~…」


 聞こえる声はゾンビのうめき声のようだ。

 水浴びでもすれば、とも思うけど。生乾きの羊毛は重いしまたムレるんだろうなあ…


「いいわよねぇ、マリヤはぁ~…。あっつい毛皮がないんだものぉ~…」

「んー、そうね。でもこれはこれで、ちょくせつ日の光が当たって、イタイこともあるし」

「あ~……。…しょせん、ないものねだりかぁ~…。うー、それにしても、あづい~…」


 …この子、夏の間中こうしてゾンビしてる気かしら。

 夜は涼しくなるから、ここまでじゃないけど。日中のメルルはもう、なんていうか、使い物にならない。

 そういう事情ではないだろうけれど、学校も夏季休校中だ。まあ、農家の夏は普通に忙しいだろうしね。夏野菜の収穫とか。

 メイドさん達も、カッツェさんやラビアンさんはともかく、メルルと同じくふかふか系の毛皮を持ったクーニャさんは毎日辛そうだ。

 庭師のおじいさんは、今日も元気に植木の手入れをしている。…ちなみに彼はリスさん。ふわふわ尻尾を持った、縞の無いリスさん。

 今はもう慣れたが、本来ああいう手に乗りそうなくらい小さな動物が人間大、というのが一番違和感があった。

 さておいて。

 ベッドの上でうだうだしているメルルを横目に、今日の文字レッスンを終える事にする。

 うーん、やっぱり辛そう。

 正直室内よりも、外の木陰とか、更に川の傍辺りでのんびりするのが一番涼しいと思うんだけど……このゾンビさんは、きっと動かないだろう。そもそも木陰はともかく川まで遠い。

 折りしも昼下がり。一日で、最も暑い時間帯。

 ちょっと気の毒なもふもふさんに、せめて夏バテしないようなんか美味しい物でも食べさせてあげましょうか。

 そう思い立って、あたしは腰を上げた。





 キッチンを取り仕切るカッツェさんの許可を貰ってから、あたしはごそごそと材料集めを始める。

 先ず、レモンを半分。あたしの知ってるレモンより何故か色が濃くてオレンジのような見た目だけれど、味はレモン。それを、ぎゅっと絞って種や繊維を避ける為に漉す。

 ポットの中に残っていた、ちょっとぬるくなったお湯を拝借して、ちょっとずつ注ぐ。

 そして、蜂蜜。

 尚、どうやら砂糖はこの世界では結構貴重品らしい。ここは領主様のお屋敷なので手に入らないこともないが、一般的に甘味はフルーツと蜂蜜。

 ま、そうじゃなかったとしても、レモンに入れるなら蜂蜜よねー。

 さっぱりさせたいから、レモンが多め。蜂蜜は飲みやすくする為のもの。少しずつ、お湯を足して濃度を調整する。

 はい、出来ましたよはちみつレモン。夏の定番(個人的な意見)。

 これを冷やしてあげてもいいんだけど、ちょっとやりたいことがあるので、完成したはちみつレモンを銅製のカップに注ぐ。

 真鍮製のもあるようだけど、熱伝導は銅のが良い、…はず。確か。

 それから、ボウルを一つとスプーンが一つ。

 最後に、小さな布袋にお塩を貰って、厨房を後にした。

 道具を一そろいとはちみつレモンを抱えて、あたしは庭に出る。

 木陰によいしょと荷物を置いて、庭の片隅にある井戸に近寄る。

 …危ないから1人で近寄っちゃいけないって、言われてるんだけどね。でも、庭の何処にも庭師さんの姿が見えない。さっきまで居たのに。

 仕方ないので、井戸の縁に置かれていた桶を、ほいっと井戸の中に放り込む。

 がらがらがら、と滑車が音を立てて、井戸の底へと桶が落ちて行く。やがて、中からぼちゃんと音がした。

 それを確認してから、あたしは桶に繋がったロープを引っ張りだす。


「……ぬぅ」


 重い。水が入っているんだから当然だが、適当にやったらたっぷり入ってしまったらしい。

 まだ子供の身には、なかなかの労働だ。何せ、滑車がついているけれど、ロープを必要以上に痛めない為の物のようだし。いわゆる釣瓶式?

 …ポンプ式は、無いんだろうか。あっちのがまだ楽だし安全な気が。

 いや、そもそもにおいて、水を用意する方法は他にもあるというか、ある程度は魔法で出せるんだけどね! じゃあ何故ここに井戸があるかと言えば、庭師のおじいさんが天然の水じゃないと植物に合わない、とか何とかで。

 というわけで必死こいて桶を吊り上げ、用意していたボウルに移した。

 うん、さすが井戸水。いい感じに冷たい。

 道具を用意しておいた木陰によいしょと座り込む。

 既に若干汗掻いた。はちみつレモン飲みたいけど、これはメルルのだから、我慢我慢。

 改めまして、井戸水を汲んだボウルを両手に持つ。


 夏季休校に入る前、あたしは一個だけ魔法を教えてもらった。

 この世界には、魔法が存在する。それは、世界に存在している精霊や妖精と契約を交わして使う、という形のもの。

 それは、伝授…というか、分け与えるような形で他人に広められる。

 先ず、予め決まった魔法を覚えたヒトが居て、そのヒトが契約している精霊を呼び出す。その加護を、教えたいヒトにも分けてもらう。伝授はそれだけで、単純だった。

 そもそも精霊というのはこの世界中に存在している、空気のように居て当然な超自然的なもの、…なのだそうだ。精霊にあまり自我は無く、呼び出されれば求めに応じて自然の力と使い手の魔力を混ぜ合わせ、魔法として発動してくれる。

 尚、妖精は精霊の更に上位で、自我を持ち、言葉を話し、実体を持つ。

 当然妖精と契約して得られる魔法は精霊のそれを軽く凌駕する、…が、基本的に妖精は気紛れであり決まった場所に居る訳でもない。探し出して契約に至る事が出来れば、それはもう一人前どころか超一流の魔法使いなのだとか。

 ちなみに、悪戯が過ぎたり、ヒトに害意を持つ妖精を、俗に妖魔と呼ぶ。

 そういうのの力を借りるのはタブーとされているが、手っ取り早く力を得ようとして結果悪の道に落ちたヒトも、過去には居たそうだ。多分、普通の妖精よりも逆にヒトの近くに居るから、見つけやすいのだろう。

 まあ、それはあたしには関係ない話。過ぎたる力に、興味はないのだ。

 翻って、あたしがオウリア先生から教わったのは、氷の魔法だ。

 希望者は、火以外の魔法で何か一つ教えてもらえるとの事だったので、氷魔法を教わった。無論、希望しなかった子など居ない。

 火の魔法だけは、子供が成人した暁に祝いとして贈られる魔法らしい。

 まあ、そりゃあちっちゃい子にライター持たせて遊ばせるような事は、出来ないわよね。危ないってレベルじゃない。


「―――アイス」


 手に持ったボウルの中身、井戸水に向かって意識を集中し。頭の中で、具体的に『何をどうしたいのか』を思い描きながら、精霊と約束した言葉を呟く。

 あたしが契約した氷の精霊が出来るのは、当然ながら物を凍らせる事。

 とは言っても子供の力で、そこらに居るような精霊と組んで出来る事は非常に限定的で、今の所はこのボウル一杯くらいの真水を凍らせるのが限度だ。果物や食品は勿論、ジュースはおろか砂糖水すら対応していない。当然人体にも使えない。

 いわゆる『魔法の言葉』は契約時に精霊に力の行使の合図として約束するもの、らしい。なので、ヒトによって違う。中にはそれこそ厨二病満載の言葉を選んだ子もいた。主にクルウとか。

 ただ変更が効かない。そんな子供の頃の恥ずかしい歴史を大人になってから叫ぶのもイヤなので、あたしは至極単純な言葉にしておいた。かなり集中して意識しないと、言葉だけじゃ発動もしないしね。

 10年後のクルウが楽しみだ。彼はどんな顔で風を呼ぶ魔法を叫ぶだろう。

 …なんだろう、ちょっと元の世界の仮面を被ったライダーヒーローが脳裏を過ぎった。たなびくマフラーをトレードマークにしたカウボーイが誕生するかしら。ある意味ライダーだ。

 見ているうちに、ボウルの中の氷はピキピキとかすかな音を立てて凍り付いていく。

 こんなチャチな真水を凍らせるだけの魔法だけれど、何度も使い込んで錬度を増していけば、凍らせる規模やスピードを上げる事も出来る、のだそうだ。

 初めて成功した時はあたしもテンション上がった。魔法使いに憧れないファンタジー好きはそうはいない。

 まあとっかかりは簡単とは言え、具体的に何をどうしたいか、イメージする想像力も重要だし、それにはセンスもあるだろうから、やっぱり向き不向きはあるだろう。生活魔法ならともかく、魔法使いとして身を立てるのは相当大変だと思われる。

 生活魔法といえど達人クラスになると、初日に凄い速さでラビアンさんが用意してくれたお風呂みたいな、大量の水を生み出し良い温度まで暖める、なんて事も出来るのだとか。

 要は発想と組み合わせ次第。

 ってか、こういうのがあるせいで、文化とか技術的な発展が物凄く中途半端で止まってるんじゃないかしら、この世界。まあそりゃ、ノーリスク・ローリターンなら充分だし、あたしも有難く使うけど。


「っと、しまった」


 凍ったボウルを見て、気がついた。

 氷を割る手段を考えてなかった。アイスピック、あるかしら。あるわよね。

 でも、取りに行くのがめんどい。

 少しの間待って周囲が溶けてボウルから外れたのを確認してから、適当な石を拾ってきて、余っていた井戸水で洗って、無理やり氷をカチ割った。

 大丈夫だ、問題無い。別にこれ食べる訳じゃないし。

 ある程度砕いたところで、全体にまんべんなく塩を振り掛ける。

 そしてカチ割り氷の入ったボウルの真ん中に、さっきのはちみつレモンを突っ込んだ。

 魔法という超常現象を氷の用意だけに使った、物凄く単純な理科の実験である。

 原理については…もはや説明するまでもないだろう。大抵の子供はやった事、ないし見た事がある筈だ。少なくともあたしの世界では。

 少しずつ溶けて行く氷を見ながら、時折全体が凍るようにスプーンではちみつレモンをかき回す。

 木陰は涼しいし。まあ…1時間もぐるぐるすれば、はちみつレモンアイスが出来るんじゃないだろうか。氷の補充は必要かもだけど、あと2・3回は使えるし。

 ……あ、でもはちみつって、凍らないんだっけ…?

 いや、はちみつアイスって食べたことあったし。これくらいの濃度なら凍る。きっと凍る、多分凍る。最悪、シャーベット状くらいにはなってくれる。

 凍らなかったら、キンキンに冷えたはちみつレモンをメルルにご馳走するだけだし。




――――――




 メルルの部屋に戻ると、相変わらず羊さんはベッドの上で溶けていた。

 もういっそ、水に漬かっていたらどうだろう…。勿論そんな訳にいかないが。何よりも身体に悪い。


「メルルー、おやつよー」

「う~……」

「起きて起きてー。おいしいの作ったからー」

「…みゅ、…マリヤが作ったの…?」


 のっそりと、メルルが起き上がった。

 お姉ちゃん、ホントいい子ね…。どんなに暑さでダレていても、可愛い弟が作ったおやつとか、無視する事は出来ないらしい。

 そのままベッドの縁に座るメルルに、ガラスの器に移したアイスとスプーンを手渡す。


「? なあに、これ」

「はちみつレモンのアイス。…というかシャーベットかしら。ミルクは使ってないし」

「ふうん? 初めて見るわ、こんなの」


 …あれ、そうなのか。

 興味津々と言った様子で手に持った器の中身を眺めている、けどあんまりのんびりしていると、溶けてしまう。


「味見はしたから、あんしんして。おいしいわよ」

「そう。…それじゃ、ありがたく」


 メルルが嫌いな動物性の物は使っていないし。ミルクやチーズは好きみたいだけど。

 相変わらず疑問符をたっぷりと浮かべたまま、けれどメルルはあたしが勧めるままにアイスをスプーンで掬い、口に運ぶ。

 途端に、メルルの瞳が驚きで見開かれ。むぐむぐして口の中で溶かした後に、バっとあたしを振り向いた。


「何これ! 冷たい! すっぱいのに、あまくておいしい!!」

「お口に合ったようでよかったわ」

「うんっ、ねえコレ何?! ニンゲンの食べ物?!」

「…あら? …もしかして、アイスとか氷菓って、無いの?」


 思った以上のオーバーリアクションに、こっちまで驚いてしまう。

 地方領主とはいえ、まがりなりにもお嬢様であるメルルが聞いた事も食べた事もない食べ物が存在していたとは。

 氷の魔法、なんてものがあるのに。アイスやそれに順ずるものが、開発されてない?

 それこそ、夏なんて果物を丸ごと凍らせればバカ売れしそうなのに。…よっぽど真水以外を凍らせる魔法って、高等な魔法なのかしら…

 ……とすれば、当然冷凍庫なんて無いし。氷菓は無くても当たり前か…?

 ちなみに、冷蔵庫のようなものはある。指定した場所を低温小湿の冷蔵庫みたいにする魔法は、存在している。お屋敷の地下の貯蔵庫がそれ。

 大きいものは建物全体から、小さいものは手の平サイズの箱までかけられる。永続魔法ではないから、年に何回かかけなおすそうだけど。そのおかげで、領地のお肉や野菜も鮮度を保ったまま流通できている。

 …だからそういう中途半端に便利なマジックアイテムを作り出すから、半端な進歩で止まるんじゃないのかしら。

 いや別にいいけど。今のこの電気と機械の無い、自然がいっぱいファンタジーが物凄く気に入っているから。


「マリヤ、おいしかったわ! あとおかわり!」

「ごめんね、ないの」

「えー?!」

「作るのに時間がかかるし、今日のはじっけんだったから、それしか作らなかったの。あと、冷たいものをたくさん食べると、おなかいたくなっちゃうわよ」


 瞬く間にアイスを食べきったメルルは、口を尖らせて不満を表明する。

 いや、基本食べ物のおかわりなんてしないメルルが要求をしてくれたのは、嬉しいんだけどね。アイスの食べすぎはいけません。

 それに、結構氷のお代わりをしたから、今日はもう使えないし。


「明日、また作ってあげるわ。今度はべつの味のを」

「他にもあるのっ?!」

「うーん、ざいりょうがあればだけど、いろいろあるわよ? 明日はミルク味にしましょうか」

「やくそくね! 楽しみにしてるからねっ!!」


 先ほどまでのダレた態度はどこへやら、相当お気に召したのかメルルは期待を隠さない様子だった。

 バニラ…はバニラビーンズが無いから微妙だけれど、ミルクと卵があれば、それっぽいクリーミィなのは作れそうだ。

 秋ならなー…フルーツがあるから色々なバリエーションが試せるんだけど。


「どんなものでもアイスに出来るの?」

「んー、基本はジュースにできるもの、かしら? 液体のものなら、いけると思う」

「トマトジュースとか?」

「ああ、それは出来そうね」

「とうもろこしのスープとか?」

「……え、それはどうかしら」


 確かに液体だけど、コーンポタージュ味のアイス…?

 ああ、でも甘くある必要は無い、のかしら? とりあえずはメルルが美味しく食べられればそれでいいんだし。

 今度コーンスープを作る機会があったら、すこし取っておいて貰って見よう。試してみたい、あとあたしも一口食べてみたい。

 この夏だけで、あたしの氷の魔法の熟練度は結構あがりそうだ。




 魔法は添えるだけ。


 お菓子、無いんです。いや、あるにはあるけれど。

 砂糖と香辛料は貴重品、です。

 しかし、ご当地にはえらい味のアイスがごろごろありますよね。

 お米味とか塩味はともかく、マグロアイスとかイカアイスとか、わざびアイスとか。

 混ぜたらお寿司味になるんだろうか。違うか。


 ポイント評価やお気に入り登録、有難う御座います。

 思いの外たくさんの人にお読み頂けているようで、とても嬉しいです。のんびりほんわか頑張ります。



(2014/7/6 誤字脱字、他一部表現を修正)

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