32・休日のお茶会
「これくらい?」
「うーん、もうちょっと切って良いわ」
「はいはい」
全身が映るくらいの大きな鏡の前に座ったメルルに確認をしながら、あたしは鋏を進める。
毎年の夏の風物詩、メルルさんの毛刈り……じゃなかった散髪である。いや髪って単語はないので、散…毛? なんだろう、この儚い気持ち煽られる字面は。
と言っても、全身くまなくもっふもふなメルルである。
いくらなんでも服脱がす訳にいかない。ので、メルルが手の届かない、あるいは見えない頭や背中と言った部分担当。
上級貴族の中には毛並みのカットもお洒落の一環として美容師を雇い入れているヒトも居るようだけど、基本的には自然の毛並みが好まれているようだ。
…人間と違って、伸び続ける動物も少ないよね…。そこの辺は動物準拠なのか。
暑さに耐えかねてカットするヒトも普通に居るけど、なんせ一年に一度の事なので職業美容師はほぼ居ないみたい。
なので、今年を含め3年はあたしがカット担当。
あと、メルル毛欲しいからね。趣味の材料として。
お嬢様の羊毛は、今日も極上のもっふもふです。
「これくらいでどう?」
「うん、良いわ。それで揃えて」
「はい、了解」
ちょきちょき。
何せ量が多いので大変だ。
まあ前面は自分で切ると言ってたので、あたしの苦労はそんなでもないが。
「あー、でも学院内は良いわよね。切ってる間も快適で」
「そうね。カット中は冷風扇は使えないもんね」
お屋敷では、氷を作ってその上に風を通し、涼を取っていたメルルだけど。散髪中は、毛が飛んじゃうので使えないし、下手すりゃ窓も開けられない。
だが、実際学院の室内はどこも快適な温度に保たれているのだ。
多分、冷蔵庫の応用みたいなもんだろう。
とは言えこの広大な敷地の、室内だけとは言えその魔法をかけるだけの人件費はバカにならないだろうな。
それもこれも、勉学に集中する為、なのだという。
ただし体育は問答無用で全て屋外であり、当然超暑い。ので、結局サマーカットは必要なのだった。
…天然の毛皮を着て真夏に長距離走とか、ヘタすりゃ死なないか。
「そういえばもうすぐ、一回目の長期休暇よね。どうする?」
「そうだけど、結局行って帰ってその間、ゆっくりする暇がないじゃない。宿題だって出るそうだし」
「じゃあ、戻れないってお父さん達に手紙出さなきゃね」
学院には、二回長期休暇がある。
一度目は夏で、丸々1ヶ月。二度目は秋の終わりに、10日程度。
この間、授業は無いが宿題は出る。寮に残る者も居れば、実家に帰る者も居る。
カルネイロ領はアニマリア国内でも、王都から最も遠いと言っても良い場所にあるので、移動に時間がかかりすぎる為寮に居残りだ。
まあそれは珍しくない、むしろ帰る方が珍しいくらいなので、大丈夫。
休暇中も普通に食堂とかやってるし。
「あ。ってことは、サンセさんも残るのかしらね」
「そうじゃないかしら?」
帰る予定だったとしても、メルルとあたしが戻らないと聞いたら、キャンセルして居残り組に入りそうだ。
なんというか、あたしはエルミン君に、メルルはサンセさんに怖いくらい懐かれているので。レオンも大概だが。
全然不満じゃないよ?
ただ、もうちょっと交友関係広げて良いと思うってだけだ。…現状、あたし達もあんまヒトの事言えませんけども。
いや、あたしはクラスメートと普通に話すよ。……あたしはね。
「とりあえずこんなもの? 足もやりましょうか?」
「ううん、後でここのお風呂使いながら自分でやるわ。ありがと、マリヤ」
「ああ、じゃあ夜にお風呂作りましょうね」
基本、お風呂は共同浴場を使っているので、あんまり部屋のお風呂は使っていない。洗濯という意味でなら毎日使ってるが。
尚、洗濯とか水と風の魔法の応用で楽なもんである。
本当にゲームやアニメのような派手な魔法が絶滅危惧レベルな代わりに、普及している魔法の応用性がハンパ無い。素晴らしい事だ。
「今日はサンセさん来るのよね?」
「来ると思うわ。用意お願い」
「かしこまりました。…お茶請けはクッキーとマドレーヌどっちが良い?」
「マドレーヌ!」
サンセさんが来るのは、だいたいお茶の時間……3時くらいだ。
今からなら、焼きたてを出せる。いやクッキーは冷ましてからの方が美味しい気がするが、それはそれで味がある物ですよ?
お昼はもう済ませてあるので、カットしたメルル毛の片付けをしてからお菓子の作成に取り掛かることにする。
相変わらずベーキングパウダーなんて無いのだが、そこは作り方を工夫すれば充分代わりになるのです。膨らし粉はあれば便利だけど、必須じゃない。
メレンゲもそうだが、全卵やバターなんかをふわっふわに泡立てればふんわり膨らんだ生地は作れる。
…ま、泡立てるのが大変ですが、最近はそんな苦でもない。
身体を鍛えるのって大事だよね。やりたい大体の事が出来るような気がする。
「ねえ、マリヤ。この前のお休みの時に焼いてくれたアレは、マドレーヌじゃなかったわよね?」
「フィナンシェ? そうね、一応違うわね」
「確かに微妙に味が違ったけど、そっくりな感じよね」
「んまあ材料は似てるけど。簡単に言えば、全卵入れたのがマドレーヌで、卵白だけ使ったのがフィナンシェかな」
「……それで立派な違うお菓子って言うなら、ニンゲンのお菓子って、物凄いバリエーションよね」
…極論、基本材料は小麦粉とバターと砂糖の組み合わせで、その違いや作り方で差異があるみたいな所はあるかな…
ただでさえ、日本は文化のごった煮が大好きな国で、外国の料理やお菓子も平気で日本人好みにアレンジして広めてたから、料理のバリエは多分物凄い。
家庭料理で和食あり・中華あり・洋食ありとあれだけ無節操に作る国は他に無いんじゃないかと思わん事も無く、今はそれが非常に有意義に働いている。
流石に和菓子は作れない。豆はあるからあんこもどきなら作れそうだけど、おもちがね…。お米が欲しい…
絶対メルルの口に合うと思うんだよねえ。和の食べ物は動物性が少ない。
いや洋食も洋菓子も好きだよ。ただ、日本人のお米と醤油に対する信頼感って、なんというか、根が深いんだ。
……春に会った輸入商人さん、マジで醤油仕入れてきてくれないかな。
丁度マドレーヌが焼きあがり、荒熱が取れた素晴らしいタイミングでサンセさんがお部屋を訪ねてきた。
扉を開き、挨拶もそこそこにお鼻をひくひくさせるパンダさん可愛い。
まあ、メルルの方もめっちゃそわそわしてますが。
ほんっとに、このお嬢様方が食べさせ甲斐があるわー。
「はい、2人ともお待たせー」
入り口の扉を閉めた後は、サンセさんが居ても通常モードだ。
彼女にも部屋では普段通りで居て欲しいです、と言われたので、お言葉に甘えさせて貰っている。
それでも、きっちり給仕はするけどね。
「わあい、マリヤのマドレーヌ!」
「有難う御座います、とっても良い香り…!」
子供のようにはしゃぐメルルと、嬉しそうに微笑むサンセさん。
休日の度に、かなり高確率でサンセさんは部屋に来る。たまーにメルルが行ったりする事もあるけど、あたしも一緒にとなると、やっぱりこっちの方が都合が良いのだ。
何より、こうやって焼きたてのお菓子と淹れたての紅茶が用意出来るし。
ちなみに、毎回お菓子を用意して頂いて申し訳ない、と紅茶の葉をサンセさんから頂いた。
小麦粉なんかはプルミエから送って貰ってるので、実は地味に最高級品をふんだんに使った贅沢なお茶会である。
「ん~~、おいひぃ~~っ」
早速マドレーヌを頬張るお嬢様。紅茶そっちのけでお菓子という辺り、お年頃だというのにこの子は。
サンセさんもそっち言ったけど、遠慮してるのか性格なのか、一口一口噛み締めながら、ゆっくりと味わっている。言葉はあまり無いが、むしろそれが賛辞みたいなものだ。
一個はそんなに大きくない。最後の一口を飲み込んで、ストレートの紅茶を口に含んで、ほうっと溜息を吐く。
「本当に、…相変わらず、信じられないくらい、美味しいです。紅茶にも、とても合っていて」
「あはは、ありがと。サンセさんにも気に入って頂けて嬉しいわ」
なにやらふわふわ夢見心地みたいなサンセさんにも、言葉の絶賛を頂いた。
サンセさんは結構甘い物好き、…勿論あのだだ甘菓子、だったのだが、あたしのお菓子を食べてからはすっかりこっちに転んだようだ。
うん、あの甘さが好きなヒトにも、ちゃんと通じるようで何よりだ。
「王都にこれが買えるお店があったら、絶対大行列よね!」
「はい、間違いなくっ」
「レシピ公開してみる?」
「勿体無いわっ!」
「勿体無いですっ!」
物凄く息の合った2人である。
…無料公開する気はないけどね?
でも、別に特許制度なんてないし。さりとて、あたし1人で消滅させる気もないし、そもそもカッツェさんは作れるしー…
そのうち公表するかもね。
ただそれも、もうあたしの晩年とかで良いかもしれない。それまでは、この武器はしっかり手の内に留めて置く。
舌の確かなお嬢様を、更に言えば国で一番舌が肥えてる筈の王子様さえオーバーリアクションを下さる一品ですからね!
美味しい物って、大事だよね。
「お休みに入ったら、もっと頻繁に食べられるのでしょうか…」
「サンセさん、お菓子はたまに食べるから美味しいの。っていうか、甘い物食べ過ぎちゃ身体に悪いわ」
「は、はい…」
「じゃあ3日に一回!」
「多いって。頻度は変えないわよ」
「マリヤのけち…」
「夏の間もしっかり走るって言うなら、いいけど」
「「う……」」
メルルもサンセさんも体育選択は長距離のままだが、折角一ヶ月授業が無いこの暑い真夏に校庭に出て走るとか、イヤみたいだ。
…いや、真昼間にとは言ってないんだけどね。死ぬわそんなの。
あたしみたいに涼しい朝の内に走るならともかくね。むしろさせませんよ、そんな事はね。
「ま、まあ1ヶ月もお休みとか、やっぱりわくわくするわね! 勉強が嫌いな訳じゃないけど、ゆっくり都の観光したいし、何より気が楽でしょうし!」
このままだとがっつり運動させられると思ったのか、メルルが話題を変える。
そうだ、そういえばあたしは頻繁に買い物に出て街を歩くけど、メルル達はまだゆっくり名所を見て回ったりとかしていない。
その予定も入れておこう。折角の都会だ、満喫しなければ。
「そういえば、その気を滅入らせる子達ってどれくらい残ってる?」
「んー、でも結構頑張ってるわよ? 1/4も減ってないんじゃない?」
おお、結構頑張ってるな。
なんせ自分の家や将来の為、と結構必死でレオンに近付こうとする子が居て、あたしとメルルは目下超絶邪魔な存在である。
なので慎重な思考をどこかにやってしまって、うっかりレオンの目の前であたし達にちょっかいを出して冷たい視線を浴びるハメになり、早々に学院から逃げて行く子がそこそこ居る。
本当に、せめてもうちょっと密やかにやったらどうだろう…
いや密やかにやった所で歯牙にもかけんがな。
堂々とやれば王子様に睨まれ、こっそりやれば相手にされない。
じゃあどうすればいいか?
そもそもの前提条件から見直すと良い。メルルは別にレオンにフラグ立てては居らず、あたしはレオンの友達が増えることにむしろ肯定的なのだから。
「あたしの方は平和だけど、メルルの方はキツいんじゃないかなって思ってたのよね。大事無くて良かったわ」
「先生が見てる前でやったら叱責確定だしね。…それに、ポーラ様がね」
「ポーラ様がどうしたの?」
貴族組は二組あって、メルルとサンセさんと、レオンは別だ。
メルル達が居るクラスには、初日にお話したポーラ嬢も居る。
「一番最初の挨拶の時よ。ポーラ様、凄くって」
メルルが言うには、だ。
クラス別けがされた後、それぞれに自己紹介なんかをする時間があった。
メルルもサンセさんも無難な紹介、即ち自らの領地を継ぐ為にこの学院を訪れた旨を話した訳だが、それでもクラスの殆どの子女がメルルを睨んでいた。
その直後の、ポーラ様である。
メドヴェージ公爵家は、この国で王に次ぐ権力を持つ家柄。長子ではなく跡継ぎでないとは言え、彼女は当然周囲から一目置かれている。
なんせこの国、女性の地位は結構高い。男尊女卑など、それを口にするヒトの方が周囲から蔑まれるような風潮だ。
彼女は耳飾を揺らし、手にした扇子に入った家紋をクラスメート達に見せながらこう言ったのだという。
『わたくしは、一つの宝石を廻る醜い争いなど見るに堪えないと思っております。汚い、卑怯な、潔白でない手段で手に入れるような方は、美しい輝石で飾るには相応しくありませんわ。欲するのならば、宝石に負けぬようご自分を磨く事を忘れぬよう。…どうぞ、お心に止め下さいませ』
大部分の貴族の子達がレオンを狙って来ているのは明白。
他者を陥れ汚い手段を使ってまで王子様に取り入ろうとする行為を彼女は嫌い、彼に選ばれたいのならば正々堂々、王太子に相応しいヒトであれと、最初にハッキリ釘を刺したのだ。
それで居て、ポーラ嬢自身も正に清廉潔白。どうやら知り合いであるようで会話をしているのはたまに見るが、彼女はレオンに過度に擦り寄ろうとせず、凛とした淑女の態度で接している。無論、メルルに対するやっかみの一つも無い。
最上級の貴族に、言葉と態度で示されては、周囲の子達も滅多な事は出来ない。
結果、少なくとも彼女が見ている前では、メルルに対するいじめ行為が殆どなかったという事のようだった。
「…公爵家のご令嬢の余裕なのか、元々そういうヒトなのか…」
「きっと、ポーラ様もレオン殿下を追っていらしたでしょうに、ね…」
「正直、見ててあんまりお互いに興味が無さそうなのよね。話してるのは見るけど殆どが当たり障りない世間話よ?」
流石に王太子殿下と公爵家令嬢が話をしていれば、周囲の視線を集める。
レオンがあたし達以外で自ら声をかけるのはポーラ嬢くらいだ。
彼を狙う子女は多いが、ポーラ様なら仕方ないとか、お似合いのお2人だとか、なんかうっとりした瞳で見ている子も居るのだが…
実際近付いて話を聞いてみると、物凄く無味乾燥な世間話をしている。
お互いの両親は元気かとか。なんかそういうのだ。
それを知らず、二人は実は相思相愛で、メルルが邪魔をしているみたいに見ているポーラ嬢信者の子も居たりする。これはこれで面倒である。
「むしろ、2人が婚約者とかなら話は楽なのにね」
「そうね、そうじゃないのが不思議ね」
ポーラ嬢もレオンが目的の子なんだろうけど、いまいち当人に他の子のようなやる気というか、積極性が見えない。
それが余裕なのかとも思うが、そうだとしてももう少しその気ならアピールがあっても良いような気がする…
や、無いに越した事はないよ? 公爵家令嬢に睨まれるのは、怖い。
良いヒトなのは確かだろう。おかげさまで、メルルの日常が比較的護られているのだから、感謝しても良いくらいだ。
「でも最近、メルルさんも、嫌味とかじゃなくて、話しかけられて、いますよね」
「あー、あれはねー……」
「え、なあに?」
「最近、やったら子息達が絡んでくるのよ。…ああ喧嘩とかじゃなくてね、一応友好的に」
ほう。
あたしのお嬢様に目をつけるとは。
お目が高いと言いたいが、手なんて出してみろ。もぐぞ。
「…それは、純粋にメルルに興味があるか、あるいはメルル越しにレオンと仲良くなりたいか、のどっちかかしらね」
「多分後者だわ。殿下と仲良くなる秘訣だとか、今度いつ一緒に居るのかとか、そう言うこと聞いてくるから。わたしが決めてる訳じゃないから知らないとか返してるけど」
「そう、ですよね。殿下のご親友は、マリヤさんですのに。どうして、メルルさんに、皆様近付こうと、するのでしょう」
「今更あたしに近付けないんでしょ。一応、使用人見習いってのもあるかな」
そろそろ、子息の皆様もシフトチェンジを試み始めているようだ。
あたしを排除しようとしても、徒労に終わる。ヘタすりゃ直接レオンに睨まれる事になる。そうしたら完全アウトだ。
それくらいなら、周囲と仲良くなり、そこからレオンに繋がれないかと言う事を考えたと思われる。つまり、将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、だ。
だが、延々あたしに対して嫌味陰口を繰り返してきた手前、今更あたしにおべっかなど使えない。
そもそも貴族の身分はあるが、使用人科の生徒だ。貴族として、下の立場の者に素直に取り入るなんて易々とは出来ない。上から目線で接しても、あたしにのらりくらりとかわされる、と理解したようだ。それは良かった。
で、妥協案としてあたしの主人、メルルに近付いて、そこからレオンと仲良くなろうという事に落ち着いているようである。
「まあ、仲良くする気で居るのなら、あたしは止めないし、メルルの交友関係は不純異性交友でなければ何も言わないけど」
「残念だけど、そういうの言い出すヤツに限って一度はマリヤを悪く言ったヤツだから、仲良くするつもりは毛頭無いわ」
…誰が悪口言ったのか、メモってでも居たのかい?
謝罪でもあれば別なんだろうが、そういうのはそれもしないだろう。しれっと何事もなかったかのように、笑顔で取り入ろうとする。
あれー、結構マトモな貴族多いと思ってたんだけど、そうでもないのか?
それともレオンという宝石は、それだけヒトを狂わす魅力満載なのか。
「とりあえず今の所、決定的に面倒な行動を起こすヒトは居ないし、それは幸いだからあたし達はマイペースでお勉強しましょうかね」
「そうね。わたし達の将来の為に頑張ってるのに、その辺りに構ってあげるなんて時間が勿体無いだけだわ」
「…お2人とも、お強い、ですよね……」
どうでもいいのに時間割くほど、親切じゃないだけですよ。
決定的な事をしようとすればそれだけ目立つし、目立てばレオンないしポーラ嬢に見つかって自分が悪い意味の決定が下されるし、そのリスクを犯す子が居ないだけ平和と言っても良いくらいだ。
さあ、夏休みはどうなるかな。
…先ず、どんな宿題を出されるのか、からかな。なんか無理難題を言い渡されるような気がして、今からちょっとどきどきする。
女子会。
マリヤはメルルのクラスには入れず、メルルはマリヤのクラスに入れないので、自分は平気だけど相手は大丈夫かな、って結構気にしてます。
同じクラスにエルミン君やサンセさんが居るので、そこは安心してますが。
使用人科はマリヤに悪意を持つ子は殆ど居らず、貴族科はポーラさんがいじめカッコ悪いを提唱しているので、結構平和。
レオンが見ている前でやらかせば、ほぼ即ボッシュート。
なのでちょっとやり方を変えつつあるようですが、効果があるかは…
言動にしても意味が無く、行動してもスルーか終了。
貴族科の皆様のイライラは、つのるばかりでその心労いかほどのものか。




