第1話
1925年3月23日
荒波を立てる海の中心にて
船1台と巨大なタコのようなものがいたと記されている
天候も悪く嵐の夜だった
その船に乗っていた1人は全速力でその巨大なタコにぶつかり頭を引き裂いた
そして巨大なタコは海へと沈んだ
彼は最後にこう記している
海の中には巨大なタコ以外にももうひとつ影があったと
2046年
セミの声がしない真夏
暑さは年を重ねるごとに厳しくなり、日中の行動がほぼ不可能となっていた。
技術の進化で暑さを耐えしのぐアイテムは改良され続けるも、意味を成すものは富裕層とかしか買えないようなものであった。
そのため夜に是が非でも楽しむ者は現れていた…
それでは海底天獄の幕を上げさせて頂きます
夏
もう誰も外に出れない
SNSも勢力を落とし始めていた
何もすることがないのだが今日も仲の良いネットの友達から連絡が来ていた
「翔〜?今日もゲームしようぜ」
だとか
今日もゲームをして明日もゲームをする
そんな毎日が続くと考えていた
スマホを開くと何やら深海に関する情報がニュースになっていた
SNSでは直ぐに取り上げられ、一躍有名な記事となった
内容はこうだ
「海底に大きな都市を発見」
「しかしそれを見つけた捜査隊は音信不通、日本国保持の深海探査艇イドタンが不可解な魚影を発見した」
情報はそれ以上出てこなかった
今日は大雨で少しぐらい外には出れそうだったため連絡を無視して傘を持って外に出た
外に出てコンビニによるぐらいだと感じていた
外に出たら観測史上最大の大雨に身動きが取れなくなり、立ち止まっていると暑さの影響で倒れてしまった
夏
大雨の日
それでも外に出るには難しいと感じる気温であった
(今日も休むか)
彼はすぐにパソコンを開きゲームを立ち上げた
そこでインターホンがなった
疑問に思って外に出てみるといきなりスプレーのようなものを顔にふりかけられ記憶がそこで終わってしまった
エンジン音がやけに気になる船内にて
「よし、これで帰れるぞ」
「はー…なんてひでぇ深海旅行だ」
「そもそも深海旅行なんていけぇねぇんだよ。庶民達は」
「俺達も元々庶民だっただろ?な、隊長!」
一番最初に喋っていた赤のスーパースーツを着た男が隊長らしく、青の気楽で人生楽しそうなやつが隊長にしがみついた
「ったく…原、いい加減にしろ。俺達は失敗したんだよ。深海調査に。」
「すんませーん」
「おい、平野、こいつをどーにかしてくれよ!」
「嫌です。話が合いません」
「ろくな奴はいないのか?この隊には!」
「そんな怒んないでくださいよ〜!」
「うぜ。絶対助けねぇ」
「はいはーい」
「よし、しっかり謝ろう。そして、元いた場所に帰ろう。こんな地球じゃ過ごせねぇー。」
「そんな金あるんですか?」
「作戦がある。」
エンジン音がしない、静かな船内にて
「ったく。こいつらは寝たら起きない体質なんか?」
「知らないっすよ。先輩、だってこいつらあんたが眠らせて連れてきたんじゃないっすか。」
「それは否定しねぇーけどよ。俺も昔は宇宙で活躍していたヒーローだったんだぞ?見る目はあるんだからよ!後体力と戦闘力」
「知らんがな。」
「あ、やべ。なんか動かねえ」
「ん?ほんとだ。操縦できねぇーな……あやめん?なんか突っかかってねぇーか?」
「はーい……え!?ダイオウイカ!?」
「うそだろ!?」
船内を包み込むかのように巨大なイカがまとわりつく
これが深海だ!




