fleuve
ゆらりと動く銀色の糸のあつまりの中に、きらきらな石を散らしたものをじっと見ていました。
ぼくは近くに座ってどれくらいでしょうか。
あたりがだんだんと暗くなっていきました。
でもその糸はずーっと光っています。
糸はとても心地のよいゆらめきでぼくを見つめる。
ぼくはついその中に入り込みました。
糸はぼくの体にまきついて、少し窮屈でしたが、
今のぼくには丁度よいです。
すると真珠がたくさんみえました。
虹色にひかるそのりんかくは、
ひとつふえてひとつきえる。
なんだかさびしいきもちですが、
しばらくかぞえてねむります