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アレク・プランタン  作者: イチロー
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005 弟

第1部転生編

第1章辺境伯の子編


父上が再婚した。

それから半年ほどして、弟のシリウスが産まれた。(計算が若干合わない気がするが、、)





3年が過ぎた。


俺は年相応になんでもできるようになった。

ただやはり女神様が告げられた通り、チート無し・特典無しなのであくまでも平均的な3歳児であるが。

転生以前の記憶はしっかりとあるが、それが何かの有利となったことはない。

やっぱりただの3歳児である。


同年の生まれということもあり、弟のシリウスは同学年である。

見た目はぜんぜん似ていない。父親は同じだから、少しは似たところがあってもよいものだが。

いずれは隣り合わせの机で仲良く学校生活を送りたいものだ。


当初は2人並んで育てられたが、1年も経つと、扱いに変化が生まれた。だんだんと継母のオリビアが弟だけを溺愛するようになったからだ。


仕事で忙しい父上は、屋敷に居ないことが多かった。

帰る度に、なんだか顔色も良くなく痩せていっている気がする。とても心配だ。

継母のオリビアは父上がいる前では、俺に向き合って笑うこともあった。

が、父上が不在となると、途端に口数も少なくなった。俺に鋭い眼差しを向けるようにもなった。

ますます弟のシリウスにつきっきりとなり、いつのまにかシリウスとの距離も開いていった。

俺はそれでも弟が可愛くて仕方がなかったので、屋敷内で弟を探してはかまっていたが、これも継母のオリビアに阻害されるようになっていった。

家宰のアダムもだんだんと俺を冷遇するようになった。父上の不在時には殊更弟のみを可愛がるようにもなった。

同腹でないとはいえ、それでも俺は弟のシリウスが可愛いがった。


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