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アレク・プランタン  作者: イチロー
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042 風魔法

❸13第3部幼年編

第1章前期教会学校編


残る1つの生活魔法が風魔法だ。学校では1人、ベンクック(ベン)だけが風魔法を使える。

バザーではベンが発現した風魔法「ドライ(乾燥)」でシリアルバーに入れる果物を乾燥してくれた。

ベンは小柄で穏和な大人しい子どもだ。


「ベンおはよー」


「アレンおはよー」


「ベンは風魔法が使えるじゃん」


「うん」


「ベンのお父さんも使えるのか?」


「うん。父ちゃんと母ちゃんの2人とも使えるよ」


「すげぇな。何に使ってる?」


「収穫に便利だよ。麦や粟なんかの穀物の収穫は鎌要らずさ」


「なるほど!それは楽だなー」


「あとは?」


「こないだみたいな食べものを乾燥するには便利だよ」


「うんうん、あとは?」


「届かない上のほうの木の実も風で採れるし」


「それは便利だなー。あとは?あとは?」


(これはいろいろ生活が楽になるなあ)


「水の上で竜巻を起こしてやれば魚も捕れるよ」


「へーすげぇな。そんな使い方があるんだ。あとは、あとは?」


すごい、風魔法すごいぞ。


「うーん、そんなとこかなあ。あっ、母ちゃんが髪を洗って濡らしたら、父ちゃんが乾かすのを手伝わされてる」


(えっ、人間ドライヤーじゃんそれ)


「はは。それは‥微妙だな‥」


風魔法の魅力はなんといっても攻撃魔法だろう。

コピーもいっぱいできる忍者の◯◯◯先生のアレとか、真空波を飛ばして「エアカッター!」とか「風刃!」とか叫んだらカッコいいだろうなあ。

孫◯◯のカメ◯メ波も一種の風魔法かなー。

あと足元に風を纏わせて「ドロン!」と消えたらまんま忍者じゃん。

カエルの服着てやってみたい!

夢が広がるなあー。


「ベンはどうやって練習してる?俺も風の生活魔法を使いたいんだけど。いい方法があったら教えてほしいな」


「アレクはすごいよな。スキルがないところから覚えてるんだから。本当にすごいよな」


「そんなことないよ。できない俺にみんなが教えてくれたからさ」


「アレクがどこまで強くなるのか俺も期待してるぞ!」


「あはは、でも努力はするよ。俺努力しかできないから」


「その努力がすごいんだよ。俺も含めてみんな最初は努力するんだけどそのうち飽きちゃったり嫌になってできないんだよ。なのにずーっと努力をやり続けるアレンがすごいのさ」


「「「うんうん」」」


聞き耳をたてていた教室のみんながうなづいている。


「俺の練習だけど、鶏の羽根があるだろ。最初は羽根を机や手に置いて動かすところから入ったらどうかな。

雛鳥の軽い羽根のほうが取っつき易いぞ。でだんだん慣れたら羽根を空中に浮かべたり、遠くに飛ばして戻したりするのさ」


「ありがとうベン。さっそく今夜からやってみるよ」


こうして俺は目標としていた最後の生活魔法風の修練を始めた。


◎ベン式風魔法練習法


鳥の羽根を机の上に置いて練習する。

雛鳥などの軽い羽根から始める。

まずは机の上で動かすことから。


羽根は5日めから少し動き始めた。シスターナターシャにも報告したら、毎日やっているドラゴンの魔石の欠けらへ魔力をこめる練習が活きているからよと教えてくれた。

すべての魔法の発現には体内魔力が必要不可欠なんだと。


「アレク君、体内の魔力量をもっともっと増やしなさい。魔力量の大きさが今後のアレク君の人生を変えるわ」


「はい!シスターナターシャ」


魔力量は見えない。それでも俺は今日も努力あるのみだ。

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