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アレク・プランタン  作者: イチロー
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039 進捗状況

❸⑩第3部幼年編

第1章前期教会学校編


突貫は30分程度、連続して発現できるようになった。通常時の全力疾走よりも早い速度で。

わが家から村の教会までこれまでは歩いて10分ほどかかっていたが、突貫の連続使用で数分で着くようになった。

3歳のとき、モンデール神父様が俺を背負って領都サウザニアの教会からデニーホッパー村の家まで走って連れてきてくれた。その時はおそらく1時間もかかっていないだろう。今の俺が徒歩で楽に半日以上はかかる距離をだ。

突貫の連続使用がさらに延びれば、いずれは俺も領都まで2時間くらいで駆けられるだろう。

ただ突貫の連続使用による疲労感の広がりが気になる。単に俺のスタミナ不足が原因なのか魔力量の枯渇からなのかはわからない。火、金、土の生活魔法を半日程度連続して発現してもそれほど疲れないことから、俺のスタミナ不足が主な原因かなとも思われるが。


ファイアはその長さ、熱量ともにさらに幅広く扱えるようになった。ファイアの指先から垂直に延びる高さは2m、水平にも長さは1mくらい。熱量は中華屋さんの厨房のそれくらいにはなった。

小声で「中華屋さーん」と言ってもゴーーっていう火が指先から出るからね。

次はいよいよ、ファイアボールも使えるようになりたいなあ。

サ◯◯君みたいに「◯遁、豪◯◯の術!」なんてやりたいな。


金魔法は、金属の塊をある程度の形にまで楽に錬成できるようになった。

ドラゴンの魔石の欠けらに魔力をこめるのと同様に暇さえあれば鉄の塊をニギニギやっているのがよいからなのかもしれない。チャンおじさんのおかげだ。

今後は錬成できた金属に火入れをすれば鍛造できる。ダンジョンで刀などの武器が折れたら、土魔法で炉を作ることの併用である程度は自分で直せそうだ。

金属叩きのやり方もチャンおじさんに教えてもらわなきゃな。


土の生活魔法はもっぱら家で使う器の錬成に使用している。陶器のコップやお皿などだ。あとはわが家の周り、とくに裏の丘周りを1mくらいの高さの土塀で囲った。これは妹が角うさぎに襲われそうになったという苦い経験からだ。

そうそう、土の生活魔法の「圧縮」と金の生活魔法の融合ができるようになった。わが家の調理には木の実から絞った植物油を使っている。オリーブオイルみたいなものだ。木の実の種類によって香りが違うのもなかなか楽しい。


当初からの目標のひとつは生活魔法のコンプリートだ。あとは水と風だ。

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