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アレク・プランタン  作者: イチロー
22/68

022 倒れる

「「キャー!!」」


メイドたちの悲鳴が屋敷中に響いた。

食堂に着座する瞬間、ショーン・ヴィンサンダーがふらふらと倒れたからだ。


「ショーン坊っちゃん!どうされました?ショーン坊っちゃん!大丈夫ですか?」


すかさず獣人メイドのタマが倒れたショーンを介抱する。半狂乱のようになって。



【 継母オリビアside】


ついに忌々しいショーンが倒れた。

家督は愛しいシリウスちゃんが引き継いだとはいえ、あの子が生きていてはあの子を担ぐ愚か者が現れないとも限らないからね。

これでもう大丈夫。これから先は枕を高くして寝られるってものね。

アレックスに続いてショーンも死んだら、ヴィンサンダー家は名実ともに、完璧に私のものよ。

アレックスの時と同じ。あと2日か3日の辛抱だわ。



【 タマside 】


計画通り、ショーン坊っちゃんが倒れた。

今朝、薬師のルキアさんから指示された睡眠薬を飲んだからだ。

厩のマシューさんも間もなく駆けつけるだろう。あとは2人で絶えずお見守りする。

ショーン坊っちゃんのそばを絶対に離れない。後の段取りは予定通りだ。



毎日毒物が食事に盛られているだろう中、俺は倒れた。

周到な計画の下に。


父上を害した者は年単位で慎重に毒を盛っていた。それだけ慎重に事を運んだのだろう。

対して。

3歳児の俺へは1年を待つどころか父上の葬儀のすぐあとに牙を剥いた。

舐められたものだ。

このままでは済まされない。

俺の心に沸々と復讐心が膨れ上がった。


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