21/56
21.じじいの好奇心
よほど急いでいるように見えたのか、乗り込むとすぐに運転手が尋ねてきた。
「何時の電車?」
「今夜は泊りです」
助手席に乗った古谷が受け答えする。
「どこに泊るの?」
「金沢茶屋」
「凄いところに泊まるね! そこは加賀屋と一緒だから高いでしょう?」
「さあ…。ところで東尋坊まではどれくらいかかるかな?」
いきなり尋ねる古谷。
東尋坊? 行かねえよ、そんなとこ! 車内の他のメンバーは絶句する。しかし、運転手はその気になった。
よほど急いでいるように見えたのか、乗り込むとすぐに運転手が尋ねてきた。
「何時の電車?」
「今夜は泊りです」
助手席に乗った古谷が受け答えする。
「どこに泊るの?」
「金沢茶屋」
「凄いところに泊まるね! そこは加賀屋と一緒だから高いでしょう?」
「さあ…。ところで東尋坊まではどれくらいかかるかな?」
いきなり尋ねる古谷。
東尋坊? 行かねえよ、そんなとこ! 車内の他のメンバーは絶句する。しかし、運転手はその気になった。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。