前へ目次 次へ PR 18/56 18.兼六園② 行く先々で小松の姿が無い。辺りを見回すと、ベンチでひっくり返っている。 「いや、本当に眠いだけだから」 そうは言うものの、心配になる。同時にこいつ何しに来てるんだと呆れる。 そして、もう一人。気ままに動き回るペコ隊長。 「好きなの」 園内のいたるところに見られる苔。その苔を観察しているかのようにじっと見ている。ある意味、微笑ましいのだけれど、隊長が進まなければ皆も進まない。 組長や小松にはむしろありがたいか。