始まりました。
処女作です。誤字脱字などあれば、遠慮なく叩いて…。すみません、豆腐メンタルなんで優しめでお願いしますm(-_-)m
白い空間に、一つの青白い光を放つ玉が浮いている。よく見ればその中心には、一枚のカードが高速で、縦横無尽に回転をしていた。
「やぁやぁ、こんにちは。」
白い空間にどこからともなくしゃがれた声が響いてきた。辺りを見れば、いつからいたのだろう一人の老人がいた。その老人は、黒いローブで首から下の全体を覆い、顔の上半分を東洋で見られる龍の仮面、髪は灰色に近い白髪で、腰辺りまで伸びる髪を肩辺りで一括りにしていた。
突然現れた老人に対して、光の玉は警戒するように、自らの発する光を赤色に変えた。
「そんなに、警戒をしないでくれる?僕は、別に君を捕って食おうってわけじゃないんだ。君に話があるんだよ。」
老人は、光の玉にそう話しかけた。その口調は穏やかで、懐かしさを感じさせるものだった。
そのおかげか、光の玉は、自らの光を元の青白い色に変えた。
「そうそう、そうこなくちゃね。さて、準備はいいかな?君には転生をしてもらおうかと思うんだよね。」
その後、老人の口から語れることは、俄かに信じがたい内容だった。しかし、光の玉と老人のいる白い空間、そこにいる彼らの状況から、なるほどと納得してしまった。
「?結構落ち着いてるんだね?まぁ、説明が楽だからいいんだけどね。じゃあ、続けるよ。」
老人曰く、光の玉は、100の転生を繰り返した魂であり、俗にいう神様になる資格があるらしい。ただ、今のままでは、魂の格が足りないのだという。そこで、光の玉のような100の転生をしただけの魂は、その格を上げるためにもう一度、転生をする必要があるらしい。
「まぁ、転生と言っても、君の魂の格を反映できる体を作って、僕たちの出す試練を突破してもらうだけなんだけどね。ここまで、いい?」
老人は、光の玉に確認をとる。
「ん?あぁ、この転生を断ったら…ね。そうだね、ここであったことを忘れてもらって、輪廻の輪に戻ってもらうだけだね。…そう、それだけ。結構断る人っているんだよね。なんでかな?世界を作ったり、だらだらしたり、自由にしていいんだけどね。もしかして、君も断るの?」
それに対し光の玉は、横に動いた。
「そっかそっか。それは良かった。…あぁ、あと言い忘れた。転生するうえで君は僕の眷属になってもらう必要があるんだよね。…そう、眷属。別に僕の眷属だからって特に何かするってことはないよ。ただ、主神つまり僕たちの権能を取得できたり、主神の力と君の魂の影響で新しい権能が発現するだけかな?」
老人は、だから安心してと、付け加えた。
直後、光の玉の発光が弱まり、揺らめいた。
「あぁ、そうだね、主神になれるのは、全部で13柱だね。色々な奴がいるけど、僕の眷属は君を入れて10人しかいないな。他の奴は平均5万ぐらいだったかな?と言っても僕みたいなやつもいるけど。まぁつまり、僕の眷属っていわゆるレアなんだよね。どうする?」
疑問形であるが、そこにはどこか自信があふれ出ていた。さらっと、数に入れられているあたりとか…。
「そっか、よかった。じゃあ、君に名を上げよう真名だ。真名は誰かに教えてはだめだよ?それは、君を支配できるものだから。…、よろしい、君の真名は…だ。フォルって名乗ればいいよ。フォル君が立派な眷属になることを願っているよ。」
直後白い空間をまばゆい光が覆った。光がなくなった後、そこにいたのは老人と、一人の女の子がいた。女の子は眠たそうな目をこすりながら無機質な表情で老人を見上げ、聞いた。
「あれが、新しい眷属?」
「そうだよ、ラビ。」
ラビと呼ばれた少女は、先ほど光の玉があった場所を見ながら
「ん、そっか…。」
と呟いた。表情は相変わらず無機質であったが、その声はどこか嬉しそうであった。
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