第7話『始業』
【SE】予鈴
男生徒:学食行こうぜ!
【SE】走る音
男生徒:あ~夏休み終わった~(嫌)
【SE】ガヤガヤ
女生徒:まだ暑い~(ダルい)
男生徒:何で初日から平常授業なんだよ‥
女生徒:おなか減った~
【SE】歩く音
桐崎 :お久しぶりね、委員長。
田波目:あら、桐崎さんお久しぶりね。
桐崎 :また一人でランチ?
田波目:えぇ何か問題でも?
桐崎 :こういう時ってぇ、普通トイレで食べたりするんじゃないのぉ?
田波目:そんな不衛生な事するわけないじゃない(ニッコリ)
桐崎 :くっ!アンタねぇ!!
川越 :チョッとゴメンやで、
【SE】椅子引く音
川越 :田波目さん一緒にお昼食べようや(普通に)
田波目:う、うん。
桐崎 :ア、アンタ、転校生‥
川越 :おおきに、えっと‥
田波目:桐崎さん。クラスのトップグループの切り込み隊長よ。
川越 :よろしゅうに、切り込みさん(優)
桐崎 :桐崎よ!!
田波目:やだ小声君、お弁当お箸で食べるの?ヘラは使わないの?
川越 :食べづらいやん。
田波目:え?そうなの‥ 残念だわ、本場のヘラ使いが見られると思たのに‥
桐崎 :チョッと‥アンタ達、付き合ってるの?(やだウソ信じられない感)
田波目:いいえ、ただの友達よ。
桐崎 :そうなの?
川越 :そやで
桐崎 :え?でも二人だけなんでしょ?
もう付き合ってるみたいなもんじゃん、てか付き合っちゃえばぁ?(冷やかし)
田波目:相変わらず恋愛脳なのね‥
桐崎 :煩いわね!
そんな事言ってたって結局好きになっちゃうんじゃないのぉ?(冷やかし)
田波目:友達としては好きよ。
小声君とは一緒に遊んで、恋の相談にも乗って、フラれたら慰めて‥
川越 :僕、フラれるんや‥
田波目:小声君の結婚式にも出席して、お嫁さんが投げるブーケを受け取るわ
川越 :あ、結婚願望はあるんや‥
田波目:そして私の事を『オバサン』と言った小声君の子供の頬をつねくり回すの♪
川越 :いや、まだ見ぬ我が子を虐めんといて(汗)
田波目:それに、小声君がカレシになったら友達がいなくなってしまうもの
桐崎 :イイじゃん別に。友達よりカレシの方が上じゃん。
田波目:桐崎さんってカレシいたっけ?
桐崎 :い、今は居ないけど居たわよ!
田波目:どれくらい付き合ってたの?
桐崎 :さ、3カ月くらい‥
田波目:私は小声君と、ワンクールで終わるような関係にはなりたくないわ。
桐崎 :くっ!
梅原 :アハハ♪ 桐崎アンタの負けだよ♪(愉快)
桐崎 :煩い!トイレ!
【SE】走り去る音
川越 :けちょんけちょんやったね‥
田波目:小声君、ありがとね。
川越 :え?なにが?
田波目:傍に居てくれるだけで心強かったわ
川越 :お安い御用や(優)せやけど良かったん?あないいわしてもうて‥
田波目:いわして?
川越 :あぁ、えっと、フルボッコにしてもうて?
田波目:えぇ問題ないわ
川越 :にしても、いつもあんなんなん?
田波目:たまによ。機嫌が悪かったんじゃないかしら?
川越 :いらちなんや‥
田波目:いらち?
川越 :あ、怒りん坊なんやね
田波目:ウフフ♪ そうね♪
川越 :カルシウム足りてへんのんちゃう?
田波目:カルシウムとイライラとは関係ないらしいわよ
川越 :へーそうなんや? っちゅうかメシ食おうや(喜)
田波目:そうね、食べ終わったら学校内を案内するわ
川越 :おおきに
【SE】フェードアウト&エンディング
END