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立浜高校探偵部  作者: 中上炎
探偵部の冒険
8/93

5.恐喝王①

 いまだ暑さは残るものの、酷暑の盛りも過ぎて時折心地よい風が吹き抜ける中、僕は苦い顔を隠しきれなかった。疲れ果てた身体を部室の椅子で休めることで、どうにか一息つく。机の向こうには僕が授業をサボってまで少しずつ調べ上げた、探偵部の備品群。無数の書棚に、何かの入った一斗缶。それから引き出しに収められた探偵グッズや探偵小説群たち。


 だけれど、その中に肝心の森亜の謎を解くヒントはなかったのだ。


 いや、正確にはちょっと違う。一つだけ怪しい物がある。


 教室の後ろ。備え付けられた棚の上に鎮座するそれは、持ってみるとずっしりとした重さがあって、動かすだけでも一苦労。それでも必死に力を振り絞ってどうにかそれを揺すってみた僕は、それの中身が……多分大きくて、重さがあるものだと推理している。


 そう。そのダイヤル式金庫の中身は、お金や貴重品ではなく書類だと思うのだ。例えば、過去の活動日誌とか。……僕は夏休みが明けてから部室を調べてきたけど、過去の日誌だけが見当たらないのだ。


 となれば、後は金庫を開けるだけだ。でも、大きな問題が一つ。


 「……解除の番号が分からない。しかも時計回りと反時計回りの組み合わせだから……当てずっぽうも無理だ……」


 思わずため息が漏れた。全身に貯まった疲労は簡単には抜けてくれない。


 よく旅館とかに置かれている、古ぼけた金庫。それが最初の関門として立ち塞がったのである。


 「……残された手段は一つだけ……かな」


 今の僕の心は落胆半分、興奮半分といったところか。ある意味単純な回答に到達したのである。


 「謎を解いて、ちと先輩に認めて貰う……!」


 ……本当はこっそり、そしてあっさりと謎を解いてちと先輩のハートを掴みたかったんだけど仕方ない。


 急がば回れ。まずはちと先輩に評価して貰って、資料を閲覧させて貰うのだ! 遠回りで時間もかかるけれど……好感度を稼げるかもしれないしね。


 そこで僕は視線を窓の下、校舎の玄関に目を向けた。なんて事はない。ありふれた学校の入り口には猫除けに守られた花壇が並び、そこを部活や帰路につく生徒達が行き交っている。


 そう、花壇だ。そこにさっきまで居たちと先輩の姿はない。先輩はいつも探偵部に来る前に、我々と同様に弱小部である園芸部に間借りさせて貰っている花壇に寄ってくるのだ。もちろん僕も手伝うことがある。手製葉巻の材料であるハーブを育てる為に。


 「おーっす! リョウっち、元気してるー!? モモちゃん登場だぁぁぁ!」

 「モモちゃん、今日は速いね。もしかして……サボり?」

 「ギクッ!? ……い、いやぁ、それはともかく……ところでお姉は?」

 「先輩なら…………あと1分以内に来ると思うけど」

 「……はい?」


 なんだそりゃ? と言わんばかりに小首を傾けたモモちゃんは鞄を棚に放り投げると、定位置となりつつある席に座ってスマートフォンを取り出した。画面には時計が表示されている。


 「またまたぁ! リョウっちったら、妄想は脳内にしまっておくものですよ……? じゃないとストーカーになっちゃうからね!」

 「な、何を言うんだよ!? 僕はそんなつもりは!?」


 モモちゃんは時間をカウントしはじめた。どうやら僕に絡もうとしているらしく、ニマニマと笑みを浮かべている。


 「いくらリョウっちがお姉LOVEといっても……お姉の行動を完璧に把握してるはずが……」

 「L……LOVEって……!? いや、その、そうだけどさ……」


 すると突然部室の扉が開かれた。


 「待たせたな後輩……なんだ、百花も居たのか」

 「ふお!? ちと先輩!?」

 「出たぁぁぁぁ!? なんで!? お姉なんで!?」


 完璧なタイミングでちと先輩が登場し、驚いたモモちゃんは目を剥く。もちろん僕も、モモちゃんの先輩LOVEの件が聞こえてないか、慌てて立ち上がってしまっていた。


 ちなみに、モモちゃんの時計は40秒を示している。


 「二人とも、何をやっているんだ……」

 「いや、何でもないです!」

 「そーそー! 何でもないの!」


 そんな僕たちをちと先輩は呆れたような目で眺めていた。


 こうして、僕の負けられない2学期が始まったのである!




 「後輩、多分今日は依頼があるぞ」

 「……? どうしてそんなことが分かるんですか?」


 それから数分3人でワイワイやった後、ようやく探偵部は本来の活動始めていた。二つ並んだ席に僕とちと先輩が座って、淹れたばかりの紅茶を飲む。その真ん前の依頼人用の席にはモモちゃんが豪快に座って、やっぱり紅茶を飲んでいた。ただし、こっちはミルクと砂糖ましまし。


 「ふふん。あててみると良い」

 「ちょ、ちょっとお姉! それは無茶よ! 何かヒントを……」

 「……クマちゃん先生ですね?」


 ……いくらちと先輩でも、全ての生徒の情報を知っているはずがない。つまり、必然と情報源を絞っているはずなのだ。……そう。たとえば、校内情報に詳しそうな……生徒指導担当のクマちゃん先生とか!


 僕が答えるのと同時に花が咲いたようにちと先輩が笑う。一方、モモちゃんは、ある日森の中でオオサンショウウオと出会ったみたいな顔で仰天していた。


 「その通り! 来る途中で熊のねぐらから声が聞こえたからな。なにがしかの相談を受けていたんだろうさ」

 「熊のねぐらって……ここ、山奥じゃないんですけど……」

 「……先輩がそれだけで断定するということは……相談は今日が初めてじゃないと……」

 「鋭いな。その通り。これで2週間連続、それも毎日のはずだ。そして、ここから依頼内容を推理することが出来る……!」

 「あ、あれ? なんか、私だけ置いてかれてない?」


 大丈夫。僕も食い下がれたのはここまでだから。


 表面上分かった振りしつつも、何かを見通すような顔のちと先輩の前で必死に頭脳に血を送る。……2週間連続、少なくとも10日くらいは連続してるって事だよね。ちと先輩の口振りから、多分同じ人の相談なのだと思う。


 「ふふ……流石に後輩には早かったかな?」

 「っていうか、大半の人は分っかんないよ!? エスパーなの!?」


 ちと先輩の為ならエスパーなんだろうがなってみせる! というのが僕の覚悟なのだ。だけれど、今回の制限時間は短いようで。ちと先輩は優雅にカップを取ると、ゆっくりと傾けていく。


 「落ち着いてモモちゃん」

 「で、でも……」

 「難しく考える必要はないんだ。10日連続での相談なら、進路とか成績とかじゃないし、もちろん素行でもないはずだよ」

 「……な、なるほど」


 それらの内容は、普通1回だろう。


 とりあえず落ち着いたらしいモモちゃんは再び席に着くと、思案顔になった。同時にちと先輩も紅茶を飲み終わり、ゆっくりとそのカップをソーサーに戻していく。


 もう時間がない……。連続するということは、問題が毎日起きてるって事だと思う。でもって、先生が顧問のバレー部じゃない筈だ。もしそうなら生徒指導室は使わない。ということは一般生徒からの相談ってわけで……あ、分かった!


 同時にカップがソーサーと接触して美しい音色を奏で、頭を抱えたモモちゃんが根をあげる。


 僕はちと先輩と同時に口を開いたところだった


 「……いじめだよ」

 「……いじめですね!」


 同時に部室の扉が2度ノックされる。ちと先輩が顔を顰めた。なにしろ、返事より前に扉が開かれたのだ。


 僕が待ち焦がれていた、依頼人の登場である。




 僕は前回試みたホームズ式推理術を試そうとして……微妙に挫折していた。多かったのだ。依頼人が。その為、モモちゃんの退いた席に加えて、2つほど予備の座席を出していたのである。


 「えぇっと…………俺は黒田良輝(くろだよしてる)っていう。クマちゃん先生から、ここに行くように言われて」


 不思議な3人組だった。真っ先に口を開いたのは……こう言ってはなんだけど、特に特徴のない姿の男子。学ラン姿で幼い顔立ちに短めの髪型で、なんだか真面目そうな印象を受ける。


 「……なるほど、あの熊は冬眠の準備に忙しいようだ。まったく、太ってダイエットに精を出すのが目に見えてるな」

 「先輩! だからそういうこと言うから怒られるんですよっ!?」


 彼は目を白黒させていた。やっぱり、真面目な性格なのだろう。他の2人とは綺麗なまでに反応が分かれている。


 残りの2人。同じく男子ながらモデルのような長身に、男の僕でも一目で分かるほど端整な顔立ちを持っている方はどうでも良さそうにしている。一方で最後の女子の方は肩まで伸びた黒髪をくすぐられたように揺すって笑っていた。緑色のリボンも合わせて揺れる。


 「ねぇクロヨシ、本当に良いのかな? やっぱり、僕たちだけで解決するべき何じゃ……」

 「……でも、クマちゃん先生が信頼してるんだし、俺は良いと思うんだよな」


 長身のイケメンさんが窘めるように言うのを、クロヨシ氏は聞き入れなかった。


 ……僕の隣でモモちゃんがイケメンさんに見とれているのは無かったことにしよう。そして、恐ろしいからちと先輩の方にも意識を向けられない。


 「でもさぁ」

 「クロヨシの問題なんだし、クロヨシが決めたら?」


 最後に口を挟んだのは女性だった。静かな感じだ。同時にクロヨシ氏を心配しているイケメンさんから非難の視線が向けられるも、彼女は何処吹く風で部室を見回している。その鼻がスンスンと動いていた。……勘が鋭いのかな。紅茶の残滓をかぎ取っているのだと信じたい。


 「葉月! お前……!」

 「いや、構わないよ。ありがとうユウ。でも、俺は別に恥ずかしくないっていうか……そもそも実感が湧かないからな」


 ぶっきらぼうな口調で言うと、驚くほど3人は纏まっていた。意外なことに、彼が3人のリーダー格なんだろう。


 「でも……良いのか? こんな怪しい、しかも何も知らない奴に秘密を話しちゃって……」

 「全くだ。私達に分かっているのは、そこの1年の黒田がいじめに悩んでいて、それを中学以前からの幼馴染みの2人が心配したということぐらいだ。あぁ、加えて、とりあえず頼れそうな熊先生に相談したということもな」


 ちと先輩が口を開くのと彼ら3人が驚いたのは同時だった。


 「何で俺達のことを!? っていうか、1年生とか幼馴染みとかって言ったっけ!? しかも相談内容まで!? あれ、もしかして……クマちゃん先生から話が来てたりします?」


 驚くクロヨシ氏。……僕にも少しだけ絡繰りが見えるようになってきた。ヒントは女の子だ。彼女のリボンは緑色、つまり1年生であることを示している。そんな彼女が対等に話すのだから、彼らは同じ学年のはずだ。


 3人の仲はかなり良い。気心が知れているって感じで、少なくとも高校入学半年で築き上げた関係では無いだろう。なるほど、中学以前からの付き合いがあると判断するのが妥当かな……。


 「いや全く。だから、できれば初めから話して貰えるとありがたい」


 そう言うちと先輩に感心したのか、クロヨシ氏はひとまず話すのを決めたようだ。イケメンさんはまだこっちに疑いの目線を向けている一方、緑リボンは意味深な目で僕たちを見ていた。


 語り始める彼らを対象に、僕もホームズ流推理術を開始する。まず始めに口を開いたのは……クロヨシ氏だ。


 「ええっと、とりあえず、俺は黒田……ってそれはさっき言ったな。こっちの美男子が大町勇武(おおまちゆうぶ)、こっちの女が秋風葉月(あきかぜはづき)、あんたの予想通り幼稚園時代からの幼馴染みだ。今は奇跡的に全員同じクラスにいる」


 改めて見てみる。黒田良輝。通称はクロヨシ。立浜高校指定の学ランを身に纏っていて、言葉は少しぶっきらぼうだけど、真面目そうだ。学ランのボタンも第一ボタンしか開けてないしね。


 なにより、隣の大町や秋風がアクセサリーを付けてるのに対し、彼はそういったものとは無縁だ。学生鞄も飾り気が無い。……難しいな。推理の幅が狭まる。いや、一つ。彼は長身の大町のせいで分かりにくいけど、彼自身もそれなりの背丈を誇っている。なにより、高さでは負けていても、体格自体では勝っているな。多分運動系の部活で鍛えられたのだろう。


 「事の始まりは2学期が始まって少ししてからだ。正確な日付は分からねえ。というか、俺自身もユウに指摘されるまで気づかなかったくらいだからな。……まぁ、その、どうやら俺は虐められているらしい」

 「らしい?」


 確認したちと先輩に対し、口を開いたのはクロヨシでは無く大町だった。勇武だからユウ……かな?


 「花なんです……。まったく、何処の誰がやっているのかは分からないけれども。少し前から朝登校すると、クロヨシの机に花が置かれるようになったんです。まるで死人にするようにね!」


 大町は綺麗に整えられた細眉をこれ以上無いほどに歪めていた。ちょっと意外かも知れない。こう言っては何だけど、彼はクロヨシとは逆で少しチャラチャラした雰囲気がある。長身を包む学ランは第三ボタンまで開いて、その向こうのシャツも同じ。胸板が覗いていた。……モモちゃん……こういうのが好きなのかな?


 右手だけでも2つの指輪が付いているし、その手首には薄藤色のミサンガ。右耳にはピアスまである。しかしながら、見る人の心には決して悪印象を与えないだけの器量よしだ。


 「……そうだっけ? 最初は物が無くなったんじゃなかった?」


 やはり静かに言ったのが葉月。同時に大町がうっかり、と言わんばかりにおどけてみせる。


 彼女は美女と言うほどでは無いけれど、十分に愛嬌のある顔立ちをしている。女子にしては背も高く、スタイルも良い。特徴は……首にぶら下がっているロザリオかな。肩まで伸びた黒髪と短くはないスカートはともすれば真面目そうに見えるものの、大町と同じところに付けたピアスがそれを中和している。


 ……よく見ればデザインも似てるし。もしかして……ペアなのかな? 少しクールな印象の子だけど、結構友達想いみたいだ。よく見れば化粧では隠してるけど、目の辺りに小さなクマができている。……そうだ。化粧も上手いかも。これが彼女の印象に影響してるような。


 「あぁ? そんなのもあったな。でも、正直俺は自分で無くしたんだと思ってたぞ? 無くなったのもシャープペンとか消しゴムとかだし……」

 「クロヨシ……君の細かいところを気にしない性格は美点だと思うけれど、今は欠点かも知れないね」


 呆れたように大町が言うと、彼はくるりと僕たちの方を振り向いた。


 「という訳なんです。一応僕たちの方でも犯人を捜してみたのですが……結果は芳しくなく……」

 「…………後輩」


 不意に先輩が僕を呼んだ。その視線は優しい。まるで、僕に確認して見せろとでも言うかのように。


 ……望むところだ。僕は力強く、そしてできるだけ格好良く見えるように頷いた。


 「……黒田君」

 「あぁ、クロヨシで構わねーよ?」

 「じゃ遠慮無く。で、犯人に心当たりは? 誰かに睨まれたとか、喧嘩売ったとか」

 「……本当に遠慮無いな。まぁ良いけど」


 苦笑したクロヨシは、されどすぐに表情を一転して硬くする。それは彼が本題に入ろうとしていることを暗に語っていた。当然、僕の視線にも力が入る。


 「無い。完全無欠に無い。だから困ってるんだ」

 「……多分、同じクラスの相手だと思うよ?」

 「あ? 何でそんなことが……」

 「文房具……無くなったんでしょ? ってことは、君の身近に居る相手だよ。じゃないと盗む時に目立ってしょうがないからね」


 僕がそう言うと、クロヨシはなるほどと言わんばかりに頷いた。……良かった。少しは僕のことを信頼して貰えたようだ。実際は当たり前のことしか言ってないのだけれど……。


 「なるほどねぇ。伊達に探偵部を名乗ってはいないって事かしらね? ねぇクロヨシ。お花のことを聞いてみたら?」

 「……そうだな。正直文房具なんてどうでも良いんだよ。現に俺たちが警戒し出すと、収まってきたしな。問題は花の方だ」

 「花……朝来ると机の上に置かれているってやつ?」


 ……正直なところ、僕はかなり安堵している。花。確かに死を連想させる不気味さはある。だけれど、その薄気味悪さは幽霊騒動ほどの物も無い。


 「なるほど、分かったよ。では、早速今日、学校の鍵が閉まるまで物陰から教室を見張るよ。で、明日の朝学校の鍵が開くと同時に教室まで駆けつけて……」


 そこまで言ったところで、僕は失敗に気づいていた。目前のクロヨシがニヤリと笑い、大町がやれやれと天を仰いだのである。


 同時にちと先輩が怪訝そうに見返した。


 「やめとけ、無駄だ」

 「……どういう意味?」

 「やったんだよ。そのくらい、俺たちも」


 きゅうっと、ちと先輩の眼差しが鋭く尖っていく。


 「学校の鍵が閉まるまで窓の外から教室を見張ってたんだ。で、翌朝、鍵が開く前に駆けつけたんだがよ……どうなったと思う?」

 「………………まさか」


 思わずゴクリと唾を飲み込んだ。どこか楽しそうな雰囲気すらあるクロヨシはそう言ったのだ。これは……もしかして……。


 「あったんだよ! 前日校舎の鍵がかかって警報装置が作動した時には無かったはずの花が! 翌日の学校の鍵がまだ開いてないはずの時間にな!」

 「まさか!? そんな筈あるわけ無いわ!?」


 驚いたモモちゃんが思わず口を挟んでいた。僕も表面上は必死で平静さを保ってはいるものの、嫌な汗が流れ始めている。


 「こういう言い方は好きじゃ無いんだけど……密室って奴なんだよね」

 「えぇ。もしかしたら、幽霊の仕業……なんてね」


 大町と葉月が言う。この2人はどこか達観しているというか、それともお手上げなのか、皮肉そうに笑ってもいる。


 「……という訳なんだ。今はこれだけだけど、将来犯人がエスカレートするかも知れない」

 「それに、クロヨシがいじめの対象だと思ったら、便乗する人もいるかもね? ……だから、よろしくお願いするわ。探偵の皆さん」


 ……どうやらこのいじめ事件、簡単には解かせてくれなさそうだ。


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