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プロローグ

 ファンタジーロボットの練習作です。


 マナ・クリスタル・コアをレムス・コアに名前を変更します。


 ランクの最上級を超越級に名称を変更しました。


 魔法系スキルの限界値の表示を他スキルと同じにしました。


 誤字、脱字、文章の加筆修正をしました。

「はあ……人生やり直したい」


 目の前に立ちはだかるオーガ・キングを前にして心の底からそう思う。

 しかし現実は変わらない。


「僕、死ぬかな? 死んじゃうよね、これ。 何せ相手はオーガ・キングだもんね。 ピュセルお姉さん、さようなら。 先立つ不幸をお許し下さい」


 走馬灯のように此処最近、連続して起こった不幸な出来事が頭をよぎります。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 僕は三歳の時、自分の適性を調べてもらう為に両親に連れられて神殿に訪れました。

 神殿は適性を調べる技を伝えたカルナザルと言う異世界から遣って来た神様が祀られています。

 神様はこの世界の人々に色々な技を伝え、名も告げずにこの世界を去って行ったと言い伝えられています。


 その神様が伝えた技で作られた人の能力や適性を調べる為の石版が設置されていました。

 我がラズメイル男爵家は騎士の家系で魔法の適性は低く、剣術や盾術の戦術系スキルの適性が高く、代々騎士になる事が当たり前だった。

 長男で跡継ぎの僕もその例に漏れず騎士に成るのだとワクワクと適性測定を楽しみにしていました。


 ところが能力測定で出た結果は以下の通り。


 ◆適性


 【氏名】 レーウォン・R・ラズメイル

 【年齢】 三歳


 【体力】 上級

 【魔力】 極級


 【戦術系スキル】

  杖術《超越級》

 

 【魔法系スキル】

  属性魔法《極級》

  治癒魔法《極級》

  解毒魔法《極級》

  解呪魔法《極級》

  解術魔法《極級》

  呪殺魔法《上級》

  精霊魔法《超越級》

  召喚魔法《伝承級》

  付与魔法《極級》


 【技術系スキル】

  魔法回路作製《極級》


 騎士とは正反対の適性、魔法に関する種類が豊富で能力も極限レベルでの成長が見込める程に高かったのです。

 ラズメル家始まって以来の魔術師。

 それに関して両親ガッカリ、僕もガッカリしたものです。


 それから六年の月日が立ち、僕が九歳になった時、神殿を通して魔術師の名門校アストラ魔法学園の入学案内通知が送られてきました。

 僕は国により半ば強制的にアストラ魔法学園に入学させられました。

 其処で魔法の技を研鑽し、魔術を極めるのが僕の課せられた役目です。

 が、僕は中々魔法の技術が上達しなかった。


 初級属性魔法は何とか、中級属性魔法は辛うじて使えるが其処までだったのです。

 上級以上の属性魔法や他の魔法が全く使えない。

 せめてもの救いは付与魔法はかなり高いレベルで使えるように成っていた事ですかね。


 僕は焦りました。


 何で!? どうして僕は他の魔法が使えないの!? 僕の魔法適性は高かったんじゃないの!?


 僕はがむしゃらになって魔法の知識を学びました。

 魔法回路を学び、スクロール、レムスと言う有人型ゴウレムの構造研究、ジェム・スライム、レムス・コアなんかの魔道具を作って自分の魔法技術を上げられないか試してみました。


 でも駄目でした。


 余りに根を詰めすぎて知恵熱や過労で倒れる事しばしば。 酷い時には血尿、血便が出る程です。

 僕を心配して見かねた魔術師の教授が気分転換する事を僕に進めました。


 その日から幼い頃から大好きだった剣術の稽古をするようになりました。

 魔法学園の生徒でも剣術を嗜む生徒は居たので周りからはそれほど奇異の目で見られる事もありませんでした。


 でも何故でしょう? 剣術の稽古を始めてから剣術の腕がドンドン上がってきたのです。

 その時は剣術のスキルを獲得したのだろう程度にしか思っていませんでした。


 僕は学園で六年近く魔法の技術を上げる努力をしましたがそれでも駄目でした。

 魔術に詳しい、いろんな人に頭を下げて教えを請いました。 小さい頃に国王様主催のパーティーで国賓として招かれていた隣国の貴族、ピュセルと言うお姉さんとひょんな事で知り合になり、今でも手紙の遣り取りをしていたのでピュセルお姉さんにも相談しましたがやっぱり駄目でした。


 其処で学園の教授達が神殿で僕の能力を再検査する事に決定しました。

 そしたら驚くべき結果が出ました。


 ◆適性


 【氏名】 レーウォン・R・ラズメイル

 【年齢】 十四歳


 【体力】 極級

 【魔力】 極級


 【戦術系スキル】

  剣術《極級》

  盾術《極級》

 

 【魔法系スキル】

  中級属性魔法《中級>MAX》

  付与魔法《極級》


 【技術系スキル】

  魔法回路作製《極級》

  レムスの構造設計《極級》

  レムスの操作《伝承級》

  大戦略《伝承級》

  戦術指揮《超越級》

  乗馬《上級》

  野営《初級》


 何と! 僕は魔力と付与魔法は確かに極限レベルでの成長が見込めるものでしたが、以前測定した魔法系スキルは影も形もありませんでした。


 それどころか! 剣術と盾術が極限レベル、レムスの操作でも歴史に名を残せる程の成長が見込めるのです。

 つまり、何が言いたいかというと、


「これって騎士向きって事じゃないの?」


 て事です。

 

 僕は困惑しました。


 今さらそんな事言われても……という状態です。


 更にアストラ魔法学園の教授達は混乱しました。

 何故、間違った能力適性が出てしまったのか?

 直ぐに学園側から神殿側に調査以来が出されました。


 その結果、驚愕の事実が判明しました。


 それは能力を測定する石版にバグが在ったのです!

 バグの原因は石版を作った職人さんが失恋して自棄(やけ)っぱちで酒を飲みながら作業をしていたので石版の性能試験をしないまま納品してしまったのです!


 そして数年間その石版は使用され続け、最近になって能力適性に問題がある人達が現れ、それを調査した結果、石版が原因だという事が発覚したのです!


 ちなみにその職人さんは夜逃げして行方をくらませ、今現在指名手配真っ最中だそうです。


 僕の十一年の苦労と努力を返して欲しいですね!

 

 しかし、僕の不幸はまだまだ続きます。

 アストラ魔法学園の臨時会議で教授達が僕の処遇について話し合いが行われたのです。

 大半の教授達は僕の魔法技術の研究成果を認めてくれてこのまま卒業させてもいいではないかと言ってくれたのですが、アストラ魔法学園の理事長代理であるこの国の王太子、オルフェウス様の鶴の一声で僕の退学が決まってしまったのです。


『如何に優れた研究成果を出そうとも、魔術師の名門であるアストラ魔法学園の入学基準を満たさぬ者を卒業させる事は出来ない』


 との理由からでした。


 無理矢理、僕をアストラ魔法学園に入学させたのは国の方なのに。

 王太子、死ねばいいのに……。


 そして学園を追い出された僕は実家に帰宅しました。

 其処で待ち受けていたのは父の心無い言葉の暴力でした。

 僕は必死に自分の正当性を主張しましたが聞き分けては貰えませんでした。


 父はトドメに、


『家は次男のリグルが次ぐからお前は用無し』


 と言われて絶縁され、家を追い出されてしまいました。


 僕は途方に暮れました。


 とりあえず生活するのにお金が必要なので冒険者ギルドに登録に行きました。

 冒険者ギルドの登録は十歳から可能なのです。


 ギルドの掲示板から仕事の依頼を探していた僕は、其処で親切なベテラン冒険者さん達のパーティーに声を掛けられ一緒にダンジョンに行かないかと誘われました。


 僕はその厚意に甘え、同行させて貰う事にしました。


 ところがこの冒険者さん達、実は冒険初心者を狙た新人狩りだったのです。

 それに気づいた僕はダンジョン内を逃げまわったのですが、その際に落とし穴のトラップに引っかかってしまったのです。


 咄嗟にレビテーションを使ったので怪我はありませんでしたがその穴の下は大きい部屋に成っていて、其処にはオーガ・キングさんがいらしゃいました。


 そして冒頭に戻ります。


 余裕があれば今日中にもう一つ更新します。

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