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第2話『繊細で大胆な青き水』

もうっ~!!

何なんですか~!?


アダートは、私が結局同行すると思ってるでしょ~!!


「アダート~!! 私の行動を読んでの対応でしょ~??」


「ん?? そんなの知らん・・・俺はお前が必要なだけだ!!」


わわぁ~

そんなにはっきりと言われると困るじゃないの・・・


完全に私を惚れさせるつもりね~

いいじゃないですか、そのアダートの策略に乗ってみましょう


「アダートは、私をあなたの虜にするつもりだったのですか~??」


「・・・何を言ってるんだ!? クレア平気か??」


あれっ??

どうしてだろう、私が心配されています・・・

違ったみたいですね


「私は、平気です・・・急に私を惚れさせるような発言をするから~!!」


「・・・何ぃ~!! 俺の本気を冗談に捉えたんだな、かなり悲しいぞ」


この流れは・・・私が悪いみたいではないですかね~??

どうしたらいいですか


「また、悩み出してるな・・・お前の事はわかるつもりだ、別に俺は気にしてないから」


慰められてしまいました~?!

もうアダートと結婚して、一生添い遂げつ覚悟を決めないといけませんかね

あ、それは物心付いて頃よりからだから・・・

別に覚悟する必要はないかも~♪


「わかった~んふふっ~♪ 今度から、ダーリンと呼んだ方がいいかしら~??」


「・・・クレア、やっぱりどこかおかしいのか!!」


「私は・・・おかしくないわよ~うふふっ~♪」


って、私おかしいみたい~だよ~!!

もう、アダートの前ではこんな感じでもいいかな

無理な抑制は身体に悪いし

本当の気持ちもお互いわかってるだろうから、今更隠す事もありませんね


「結婚を前提で付き合っている私とあなたの間に壁は必要ないですよね~!!」


「壁・・・ああ、それは俺が悪いかもしれないな」


アダートが悪い??

どうして、そう思ってるのかな

別に悪い部分なんてないよ!!


「アダートが悪いところなんて・・・あるの??」


思わず、聞いてしまった

だって~

本当に悪い部分なんて、わからないよ


「生まれた頃から、一緒だったからな・・・クレアが隣に居る事は当たり前なんだ」


「それは、私も同じですよ~♪」


「本当は、恋人になるまでに色々するんだろ?? そこが最初から無かった時点で甘えがあるのかもな」


アダートってそんな事思っていたんですね・・・

でも、それは私も同じなんですよ!!

相思相愛で確定ですか!?


「無駄な駆け引きをしなくていいんです、だったら・・・だったらですよ、もう抱き合っちゃえばいいのかと思うんです・・・ダメですか?? 私とアダートはラブラブカップルとなるんです!!」


「いつになく、強引だな・・・俺は、クレアに委ねるぞ??」


「うん・・・ギュって、して~♥」


今日だけで何度、抱き合ってるの~♪

ここまで強引にしたら・・・アダートもその気になってくれているみたいです

頑張って、迫っただけはあったかな??


「積極的なクレアも悪くないな・・・」


「恥ずかしい事、言わないでよ~!!」


私から誘っておいて・・・今更なんだって思われたかな

最後まで積極的に保つのは無理だった・・・

ダーリンとも呼べてないし


「アダート・・・ダーリンは結婚したら、呼ぶようにしますね??」


「・・・ははは、そこは好きにしていいよ」


苦笑いされてるよ~!!

ううっ・・・もっと恥ずかしくなってきた


「無理にしなくていいんじゃないか、焦る必要もないだろ??」


「そうなんだけど・・・何か、早くアダートと夫婦生活してみたいかなって」


「俺と早く結婚したいのか・・・??」


「早くも何も、そんなの子供の頃から思っているんだよ~♥」


10年以上の募る想いがあるから

急いでいるわけではないの・・・

でもね、夫婦としては早くと思ってるんだよ


「色々便利になりそうだし、俺も結婚は考えておくよ」


便利って・・・家政婦じゃないのよ

あ、もしかして・・・エッチな事かな~♥

どうしよう、子作りって話だったら・・・

きゃっ!!

妙に意識したら、緊張してきた


「・・・えっと、プロポーズはしっかりとして下さいね!!」


「あ、ああ~そうだな、そこは重要だな・・・じゃあ、言葉が思いついたら結婚しようか??」


軽い感じに思ってしまったんだけど

アダートは真剣にプロポーズを考えてくれるんだよね

これは、秒読み段階かな


「待ってるね・・・」


「期待はするなよ、俺の性格わかってるんだろ!!」


うふふ~♪

言葉の内容以上にアダートが考えたんだと思うだけで十分嬉しいから

実際に言われたら、号泣してしまうかな

泣きながら、頷いて抱きつけばいいよね・・・


未来の旦那様となる~♥ アダートの容姿を私の視点で紹介しておきますね


力の強い宝石を体内に保有するソウルマスターは

基本的にその宝石の主体となる属性の色が髪に反映される

私もだけど、アダートも宝石の色を髪に宿している


ちなみに私はアクアマリンを持っているので青です~♪


アダートはガーネットを持っているので赤なの

自分の色以上に赤は好きだったりするんだけどね

これって、アダートが好きだから連動しているのかもしれません


髪は、赤色でオシャレにはあまり興味ない感じではあるけど

首くらいまであるセミロングまではいかないと思うんだけど

毎日丁寧に朝、セットしているわね

だから、ステキな髪型なんです!!


身長は、私よりも高いです

子供の頃は私が上だったのに~!!

急に成長して、いつの間にか立派な大人って感じです

可愛い感じよりも、頼りがいがあっていいんですけどね~♥


体格は、少しやせ型かな

結構、食事は多く摂取しているのですが・・・

消費もその分激しいみたいで、太る気配すらありません


ダイエットコントロールをしているとかだったりして・・・


それは、今度聞いてみようかしら

私もそれ程太ってはいないですが、減量をする際の参考にね


胸板も厚いし

腹筋も割れてるのよ・・・


って、何で裸を知ってるのかよね??

それはね、恋人だし・・・相手の裸くらいは、偶然目撃するとかあるじゃない~♥


その内、毎日でも見ることになるのかな

夫婦だったら、着替えとかもお手伝いするんですかね

一緒にお風呂入ったり・・・子供の頃はしてましたよ

異性として意識はしていましたが・・・♥


足は・・・長いです

私も結構長い方なんですよ!!

でも、男性の長さには通用しませんね


根本的に身長差がありますから

と、アダートと比べても仕方ないですよね


外見はこんな感じです

それで、内面ですが・・・


性格は・・・う~ん、何か不器用で人との接触をあまり好みません

別に人見知りではなくて、単純に面倒なんだと思います

その分、親しくなると極端に話とかをするようです


表に出す、情熱ではなくて

内に秘めた感じなんですかね

一見、クールに思えるのが・・・意外と女性にモテるらしいです

だから、初めから私が恋人だと公言しておきました!!


それでも、浮気の誘惑は絶えないようで

たまに、私に愚痴を言ったりします

でも、そんな愚痴を親身に聞くのは恋人の役目ですよね

それにね・・・愚痴を言うということは

嫌に思っているからで、それって私を一途に愛している証拠だと思うんです!!


なので、この愚痴がある限りは

私も安心しています・・・


後・・・物事を自分の視点でのみ判断する傾向にあって

時折、私とケンカをしちゃう時もあるんだけど

必ずと言っていいくらいにアダートが先に謝ってくれます

私が悪い内容だったとしてでもです

そんな時は、泣いてしまったりします・・・アダーとの優しさに感動してしまうからね


だから、彼の性格を一言で言えば『優しい』となるのかな

理想の恋人ですよ~♪


カッコよくて、力もあって

優しくて・・・


面倒くさいとすぐに、授業をボイコットするのだけは・・・やめて頂きたいですが

それ以外は、無敵なアダート君だと思うんです

私情たっぷりに、未来の旦那様であるアダートを簡単に紹介してみました~


ここまでできるのは私だけだと思います・・・

セバスさんでも、無理じゃないかな??


「クレア・・・どうしたんだ、そんなにニヤニヤして??」


「アダートとの新婚生活をシミュレーションしてたの・・・うふふ~♥」


「ふ~ん・・・そうか、俺とのか・・・楽しいなら、それでいいか」


照れくさそうにしていますね

これは、今後このアピールをしていった方がいいかもしれません

効果的にアダートを本気にできそうだから


まあ、既に本気だったりするとは思いますけどね

念のためって、ヤツですよ・・・

あら・・・少しはしたない言葉でした、反省しなきゃ~!!


「デートのプランにプロポーズの言葉か・・・忙しくなりそうだ」


そう言いながらも、嬉しそうにしているアダート

やっぱり、私との事だからだよね??


「愚痴みたいだけど、苦じゃない感じがしますよ??」


「・・・それは、そうだ!! クレアとの未来の話を苦だと思ってたまるか~!!」


うふふ、やっぱりだった

これは・・・私、興奮して数日寝れないかもしれない


あ、でもそれだとデート当日やプロポーズの時に万全の状態じゃないと困る~!?

あまり使いたくはないけど

癒しのスキルで無理にでも睡眠しないとね


大事なアダートとの時間を無駄にしたくないから

多少は優先してもいいよね


アダートだって、しっかりと考えてくれているんだもん

仕事の深夜まで・・・仮眠してもらうからね

アクアドームで私も一緒に寝ようかな~♥


あ、アクアドームって言うのは

水属性のスキルで、戦闘では防御などに使うんだよ

今みたいに、仮眠する際に使うと

急速に休息できるんだよ~♪


・・・ダジャレじゃないんだからね!!

はぁ・・・私も寝る!!


校舎の屋上で私とアダートは仮眠をしました

便利なスキルで・・・アクアドームの効果時間を設定できるんだけど

その効果時間の終了と共に、使用者が目覚めることができるの


抱き合っているんだけど、スキルの中は誰にも見えないから

安心して・・・って、それでも少し恥ずかしいけど

寄り添うと、身も心も温かいよね


いつもは冷静でメンバーの中でもクールなキャラなのですが

どうしてもアダートの前だと、空回りしている気がします

と言いますか、していますね

これから・・・多分、死ぬまで一生一緒に居ると思うから

こんな事で、緊張してしまう自分は

どうやってでも改善する必要がありますね


しかし、彼の前では

何年経っても、同じスタンスになってしまいます


これは、色々と詳しいセバスさんに相談してみましょうか・・・


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