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M

こんにちは。原稿用紙一枚の世界へようこそ。

「プリンセス・プリンセスのMは村上のMだよ」

 そういって彼はほくそ笑んだ。カラオケに行くといつも軟骨の唐揚げを頼んで、ビール片手についばむように口に入れる。酔いが回ってくると決まって素面しらふだと話せない英語をなぜか饒舌に話し出す。その彼がいつも歌ってたのが『島人ぬ宝』だった。そして「イヤーサッサー」と合いの手を僕ら仲間に求めた。沖縄に縁があるのかと思いきや行ったこともなく、十八番で好きなだけだった。

 あれから10年。会社の仲間とカラオケに行くと『M』を歌う社員がいる。その度に、それは「村上のM」だと赤ら顔で微笑んだ彼のことを思い出す。海ってやつは残酷で、彼の命を奪ってしまった。何だか、今でも彼がこのカラオケボックスの隅っこで、軟骨をついばんで、ビール片手に笑ってるような気がして。みんなで「イヤーサッサー」って。

最後までお読みいただきありがとうございます。これからも頑張ってまいります。あと、純文学短編集『潤んだ瞳の輝き』も頑張ります。あわせてよろしくお願いします

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