犬のジョーカー1
僕は犬でジョーカーになった。
なぜなら、僕は最後にとっておきのジョークを
皆さんにプレゼントしたいからです。
つまりジョーカー。
たくさん色んなことを経験して一生懸命に
今まで生きてきた人間を僕の一振りで.しちゃう。
それは、とてもひどいことと、誰もが…といっても
多数派が、だけれど…言うと思う。
そして僕を悪の権化のように、寄ってたかって
とことん木槌で叩き潰すだろう。
それがジョーク。僕は一つも面白くはないけれど
やられた人もちっとも面白くないだろうけど
それがジョーク。ある人が見ればジョーク。
所詮僕は、犬なんだ。
誰かに尽くすしかない犬。一時は猫のふりをするけどやっぱり犬。
ジョークを届けて笑われる犬。
ネットの人間たちには面白いかもしれないし
この社会を憎んでいる人には嬉しいかもしれない
この世界を支配している海の外のお偉方なら
僕が暴れている姿を見て笑うだろうかと思う。
所詮、その人のためにジョークを届けているだけの犬っていうわけです。
この国の社会に生まれて、従順に犬のように生きてきた。やっぱり最後は社会に
生涯を終わらせられるんだなって。
用済みの狂犬。僕がいなくなっても
社会は変わらず回ってゆくだろう。




