VRゲームでスローライフを求めた結果
この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
『どうしてこうなった!!!』
いや、解っている、解っているがこの状況だと、どうしても言いたい
狸の様な小さな手
狸の様な小さな体
狸の様な尖った鼻
狸の様なと言ったがハッキリ言おう、”タヌキ”だ
それもデフォルメされたアニメ調のタヌキだ
2xxx年、世界は核の炎に包まれることなく、いたって平和だ
某国の研究者の流出で、VR技術が飛躍的に発展し
数年前にフルダイブVR機器が発売された
その時に、私、”田貫 勝”は、
…田貫だからタヌキなのか?…
購入を決断
…どの位かは忘れたが、少なくとも1年以上かけお金をため
先日漸く購入出来た
…まあ、値段が値段なだけに(車一台買える程だから)しょうがない
デフォルトで入っていたゲームで、キャラメイクの時
『スローライフがしたいです!』と、モロモロすっ飛ばして言ってしまった
その結果が”コレ”だ
担当?の光の玉?も何も聞かずそのままココに転移されて来た
チュートリアル等という気の利いた物も無く
システムの使い方も解らないままなので
ステータス画面の出し方やログアウトの仕方も解らない
『どうしてこうなった!!!』…ちくせう…
…まあ、多分ログイン期間が決まっているハズなので勝手にログアウトするでしょう…
とりあえず、ここがどこか探索してみよう
…
……
………
…どの位時間がたったか不明だが、ここがどこか解った
所謂、里山と言われる場所だ
近くに、人の手が入った畑があり、小屋?の様な物もあった
人は見かけていないが、民家?が遠くに見えた
自分以外の動物をあまり見なかった
古めの切り株が数個あったので、間伐林だと思われる
…狸は天敵がいなかったハズなので、木の洞にでも寝よう…
…
……
▽▽▽Emergency▽▽▽
ファーストバトル発生
ウルフ x3
??? x1
…スローライフじゃないじゃん!!!!…
『どうしてこうなった!!!』
とりあえず、思い付きを書く
人気が出たら連載も視野に入れる
因みに、狸の天敵は狼