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春夏秋冬の公式企画のテーマを入れ替えて作品を作ってみた(2023年版)  作者: 大野 錦


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もしも春の推理2023のテーマが「ゆめのなか」だったら  【題名】:犯罪は夢の中で

推理物です。

実は推理物ってすっごい苦手。

なので、暖かい目で許してください。

もしも春の推理2023のテーマが「ゆめのなか」だったら

【題名】:犯罪は夢の中で



「……またか」


 近年世を騒がせる闇バイト。窃盗などの実行犯は捕まえる事には成功しているが、肝心の指示役が捕まらないのだ。

 またか、というのは、指示役から来るSNSのダイレクトメッセージからなのだが、その発信源がまちまちなのだ。


 ある事件の指示役は70代の男性だったり、10代前半の女の子だったり、住んでいるところもバラバラで一貫性が無く、当然彼らは「そんな犯罪メッセージを送信した覚えはない」の一点張りだ。


 だが、彼らの端末からは犯罪を教唆するダイレクトメッセージの送信記録が残っており、奇妙な事にその文面は、例えば「回収」など、闇バイト特有の表現で統一されていた。

 70代の老人や10代の少女がその様な事を分かって行っているというのか……。


「フ~ッ、これは更なる裏があるという訳だな」


 房洲(ぼうす)警部は部下の夢野八洲彦(ゆめのやすひこ)から、警視庁サイバー課からの報告を聞いていた。


「ところで、夢野。お前ひょっとして犯人じゃないよな?」


「……ちょ、何言ってるんですか、房洲警部!」


「だって、お前の名前って怪しいし」


「そ、それより犯人はスマホをこっそり盗んで、送信して持ち主に戻しているとか?」


「とっくに調べている。一時的に押収したスマホからは、当人以外の指紋は見つからなかったんだ」



 警察の仕事は忙しい。だが、夢野八洲彦は貴重な休暇が取れると、病院へと行く。

 彼の妹の奈歌(なか)は、数年前に原因不明の難病に陥り、今も病院で昏睡中で集中治療中なのだ。


 病気を発症した当時、奈歌は大学院生。それも将来を嘱望された情報工学の英才であった。

 八洲彦は昏睡状態の奈歌を見舞う。


 高度な医療器具に接続されている奈歌。

 医師によると脳波は正常だが、他の器官が眠っている状態なのだ。

 つまり、奈歌の脳の活動や思考は一切止まっていない。

 そして、この医療器具は外部の、より専門的な医療機関に逐一状態を報告出来る様に、一種の情報連結がされている。

 余りにも特殊な病気だからだ。


「奈歌。お前ならこのサイバー犯罪の犯人を突き止める事が出来るんだろうな。お前じゃなく、俺がこの病気になるべきだった……」


 頭に医療用器具に繋がったヘルメットの装置と、腕に栄養補給用の点滴をされ、ベッドに横たわる妹を見て、ただ八洲彦はうなだれる。


 病院からの帰りにポケットに入った八洲彦のスマホが着信の振動で揺れる。

 八洲彦に届いたSNSのダイレクトメッセージだ。彼は最後の文面を口に出して読む。


「兄さん、忙しい中、今日も見舞いに来てありがとう」


 以前からのごく僅かな不審から、遂に八洲彦は意を決する。

 八洲彦はある施設に、調査をして欲しい依頼の連絡を送った。



 ある日。房洲警部と夢野八洲彦が、指示役とされた被疑者たちの人物像を調査していると、サイバー課の才羽(さいば)が警視庁の二人の居る部屋に現れた。


「被疑者たちのアカウントは一時的に乗っ取られていたようです! 乗っ取り元は○○特定機能病院です!」


「な、なんだってー!?」


 才羽の言葉に八洲彦は驚く。

 それは八洲彦の妹の奈歌が入院している病院から、情報連結がされていた病院だったのだ。


 房洲警部、八洲彦、才羽が○○特定機能病院に行く。

 サーバのある特殊ルームに入ると、そこではログ解析が行なわれ、被疑者たちが端末から犯罪指示をした時刻との見事な一致をしていた。


「一体、これはどういう事だ!?」


 房洲警部が呟くと、ブ~ンと音が鳴り、特殊ルーム内のモニターに20代後半の女性が現れた。


「奈歌!」


 八洲彦が叫ぶ。


「兄さん。やっぱりここに辿り着いたのね。そう、ここ最近の闇バイトの端末乗っ取りは、私がしていたの」


「奈歌、やっぱりお前だったのか!? なぜそんな事を!」


「だって、私はずっと夢の中で生きているだけ。どうせなら私のハッカーとしての能力をこの世に証明して見せたかったのよ」


 房洲警部が疑問を呈する。


「でも、どうやってそんな事が……?」


 才羽が説明をした。


「脳波の電気信号を使い、機器ををジャックしていたようです。よくSFで、ある意識のみのクオリアみたいな存在が現実に干渉するってヤツです」


「説明ご苦労」


 房洲警部は「霊みたいな存在がネットワークの世界に入り機器を操作した」と理解した。というか、そんな感じで許して下さい。(謎の声)


 夢野兄妹のやり取りは続いている。


「兄さん、私はもう十分自分の力を発揮出来た。身体は私の意志で動かせないだけで、機能はしている。だから私を脳死させて、私の身体を臓器移植に使って!」


「そんな事出来るかっ!」


「夢野……」


 落ち込む夢野八洲彦に房洲警部が慰めると、才羽がある提案をした。



 未だに止まない闇バイト。

 だが、警視庁のサイバー課の更に特別な対策室からの指示で、着々と発信源の指示役を取り押さえる事に成功し始めていた。


 室長は房洲警部。職員は夢野八洲彦と才羽、そしてモニターからの夢野奈歌だった。



もし春の推理2023のテーマが「ゆめのなか」だったら

【題名】:犯罪は夢の中で 了

 う~ん。色々無理がある。

 書いてて自分のアホさがよく分かりました。



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【短編、その他】

【春夏秋冬の公式企画集】

【大海の騎兵隊(本編と外伝)】

【江戸怪奇譚集】
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