忍者の山と忍びの里
最後と言ったな あれは嘘だ。
「シショウ! 私を忍者にして! 忍者にして!」
ドゥオゥンキホーテで買ったようなテカテカの忍びスーツに身を包み、なけなしの品性で膝を着き忍者TPOを振る舞う異国の女が私の前に現れた!
ここは忍者県忍者市忍者村忍者ヶ丘くノ一番地22に存在する『忍者の山』である! ここでは老若男女が立派な忍者になるべく日夜修行に明け暮れているのだ!
「良かろう! 修行は厳しいぞ! 着いて参れ!」
この忍者の山では『来る者拒まず去る者追わず』がモットーだ。忍者になりたい者であれば誰でも大歓迎! 決して異国の女の乳がデカイからでは無いぞ!?
「シショウ! 忍術見せて! 忍術見せて!」
異国の女が乳をバインバイン揺らしながら忍術の披露をせがんだ。ふむ、少し見せてやるか……。
「カァァァァ―――!!」
懐から『ウニ』と呼ばれるトゲトゲの撒菱を一瞬にして異国の女の周りにばらまいた!
異国の女は動くことが出来ず、私は撒菱の隙間をちょいちょいとすり抜け異国の女の前へと歩み寄った。
―――ぷにぷに
まるでA5ランクの最高牛! とろけるような柔らかさじゃ!! まるでインドの神パールバティーの様な素晴らしさ!
「これぞ忍法『忍びハラスメント』じゃ!!」
「シショウ! もっと見せて! もっと見せて!」
「よしよし……」
私は一足飛びで異国の女から離れると、闘心を飛ばし異国の女の服を裂いた! 胸元に亀裂が入り横乳が露わになった!!
「これぞ忍法『忍びのポロリ』じゃ!!」
「ワオ! シショウ! もっと! もっと!」
「どれどれ……!!」
―――本日、忍者県の忍者村に存在する忍者の山にて、インド国籍の女性に対して猥褻な行為をしたとして、自称忍者マスターの山中洋一容疑者が逮捕されました。
警察によりますと、山中容疑者は女性に対し全裸にした上で逆さに釣り、八丁味噌を塗っている所を地元住民に見付かり、通報を受けた地元警察官が駆け付けた所を現行犯逮捕されております。
なお、山中容疑者は『修行』と称して猥褻な行為を繰り返していた疑いがあり、余罪を追及しております―――
読んで頂きましてありがとう御座いました!
これで本当に最後です。ホントにホント……(多分)