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すったもんだあって、勇者パーティーの最強剣士はなんでも屋になりました  作者: 麦とポップ
第一章 なんでも屋、はじめました
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第五話 ~彼らはなんとか城内には入れたようです~

 レスティの炎魔法をくらった後、カイトとレスティは国王のいる城までの道中を歩いていた


「本当に通行証も無いのに城内に入れるんですか?」


「あたぼうよ。大船に乗ったつもりでいていいぞ」


「あなたの場合は、泥船の間違いでしょうけどね」


「あれ、俺全く信用なくない!?」


 と、他愛もない会話をしながら歩いていると城内に入る為の強大な門が見えてきた


「...うわぁ~、なんて大きい門」


「なんだ? こんなんを見るのは初めてか?」


「私はもともと出身が田舎ですからね、こんな巨大な門も城も見るのは初めてです」


「ははは! そうかそうか...お、ちょうど門兵も立ってるじゃねぇか、ちょっと話しつけてくるからここで待ってな」


 そう言って、カイトは門兵の所まで歩いていき何かを話し始めた


(へぇ、通行証もなしに通れるとしたらあの人って結構すごい人なのかも...あれ? 何か言い争いしてるように見えるんですけど? あ、他の門兵が出てきて抑えられてる...)


「ちょ、レスティちゃーん! ヘールプ! 助けてぇー!」


「む! 奴も貴様の仲間か! あの者も捕らえろ!」


「私を巻き込むなぁあああ!!」


 逃げようとするレスティであったが、即座に門兵達に捕らえられる


「え!? どういうことなんですかカイトさん! 普通に捕らえられてますけど!?」


「ち、違うんだ! ほら、そこの門兵! 俺のこと覚えてない?なんでも屋だよ、な・ん・で・も・屋。一回酒場でお前を助けたことあっただろ! たしか名前は...そう、ボオロだったよな?」


「いえ、自分の名前はフェルゴですが?」


「....」


 静寂がカイト達の間で流れる


「わりぃ、レスティ...人違いだったようだ」


「うおぉおおい! ふざけるのも程々にしなさいよぉおお!」


 もしもこれで牢獄なんかに入れられたら、末代まで呪ってやると思ったレスティ、そのまま門兵達に連行されそうになったとき


「おぉ! これはこれは! なんでも屋の店主カイト殿ではないですか!」


 門の向こうから一人の男その立派な腹をゆらしながらやって来た


「げっ、お前は...ゴブリン!」


「違います!ブルドですよ!何であんな低俗なモンスターと一緒にするんですか!」


 現れた男は国王の部下であるブルドであった。彼は門兵達にカイトとレスティを解放するように言い次にこう言った


「実はですね、国王が直々にカイト殿に依頼したいクエストがあるとのことでお呼びするよう言われていたのですよ」


「国王が直々に俺に? ふぅん...何かきな臭い気もするが、まぁいいや。それよりも、こいつも一緒に入ってもいいか?」


 カイトはレスティを指さしながら言う


「ほう? 新しく冒険者になりたいお方ですかな?それならばちょうどいい! 一緒にお入りください」


 ブルドは自分についてくるように促し、門の中に入っていった


「ほら、どうだ! ちゃんと入れただろ? かぁ~、やっぱり俺ってば日頃の行いがいいからなぁ~」


「....ごす!|(おもいっきりカイトの足をかかとで踏んだ音)」


「ぐおわぁあああああっ!!」


ここから物語が進行していくようにしていきたいと思います!


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