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青騎士  作者: シャーパー
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俺の事情

エントランスを抜け、その前方にある空間で社長と二人、椅子に座っていた。


その空間は普段、憩いの場として、或いは社員の面談をする場として、もしくは来客が最初に通される場として利用されているらしい。


そして、俺みたいなパターン。


つまり、今日からここで働く事になる人間を待たせておく場にもなるわけだ。


総務の某さんとやらが現れるまで、社長から契約書やタイムシートなどが入った封筒を受け取る。


俺はこの契約書に書かれた期間を全う出来ないと分かっていて、タイムシートはどれくらい埋まるだろうかと考える。


ちなみに今日は月曜日、ここは月火水木金が出勤で、それが祝日であったとしても出勤で、土曜日は場合によっては出勤で、日曜日は確実に休みだという。


俺は明日、明後日、明々後日、その次の日と、休みを入れていたりする。


だから、本当は来週から入る方が無駄な猜疑心を生まずに済むとも思ったのだが、人手が足りないのでどうしても今日から、今週は一日だけの勤務になっても構わないからと社長に懇願されてしまい、今日から入る羽目になってしまったのだった。


まあ、ここに入る事が大前提であり、別の人間を見つけたからと言われても困るし、ある程度は我慢するしかなかった。


とにかく、入ってから上手く立ち回れば大丈夫だろうし、どうせ長居するつもりはないのだから、適当にやり過ごしてしまって問題はないと思っていた。

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