整理 その1
転移した先は戦闘用に創った星に向かうときに居た部屋だ。ノアさんを戦闘後に送った部屋でもある。
部屋ではノアさんが椅子に座って待っていた。
「確認は取れた」
「そうですか。魔王様は死ねたのですね」
「ああ」
「さて、これからどうしましょう」
「次の魔王のこととかか」
「いいえ、そう言えばそうですね。魔王とか四天王とか実質仕事無いので忘れてましたね」
「でも魔王はノアさんだろうな」
「何故ですか」
「しいて言うなら、勇者相手に一方的にぼこれるほど強いから」
「確かに出来ますがなんというかもう魔王城に魔王は要らないのかもしれません」
「魔王が今まで守ってきたけどもう強い一人に頼らないでも大丈夫ってことか」
「ええ、それに正直みんなあまり興味が無いでしょうから」
「あとそれと俺整理が終わったら元の世界に帰るから異世界人の勇者が来たら保護してやってくれ」
「特徴は」
「黒髪。そういえば名前聞いてなかった」
あと爺さんに頼んであいつに魔王城の連中のこと教えといてもらおうかな。
魔王=悪って考えるほど単純そうではなかったけど保険だ。
魔王城の人たちは基本的に魔王城以外からはもうほっといてほしいって考えてる人たちの集まりだからな。
「確かにこの世界には黒髪なんてまず居ませんからね」
「そういえば崩属性の魔法も使うぞ」
「それだけ条件がそろえば大丈夫ですね」
「じゃあ頼むな」
「でも帰ってしまうんですね」
「定期的に来るけど」
「相変わらず難しいことを軽くこなしてしまいますね」
「たまたま能力があってただけなんだけどな」
「部屋は残しておきますね」
「後さ、これあげる」
そう言ってトムはポケットに手を突っ込みそこで自分の存在強度から正二十面体の特殊物質を作り、神眼の創造者として何か良く分からない力を込めたものを渡した
「これはなんですか」
「ピンチになったら使ってくれ。それ使ったらそのピンチを乗り越えられるような真眼に眼がなるように出来てるはずだ。たぶん」
「どうやって使うんですか」
「吸収する感じだなたぶん」
「全然分かりませんがまず使わないので問題ないですね」
「まあ、そうだな今この世界で一番存在強度が高いのはノアさんのはずだからな」
「トムと同じように抑制または封印によって存在強度が低くなって分からないだけかもしれないですけどね」
「だな。じゃあ、アーロンとかとちょっと喋ってくる」
「いつでも来れるとはいえ来れるのは一方的にトムだけですからね」
「確かにな。そのうち門でも作るか・・・。じゃあ行ってくる」
「私は皆に報告してから少し部屋で休みます。それでは」
トムは一旦自室に戻った。




