豪華な部屋の邂逅
書けたので投稿します。
ピカッ、フッラシュのような光で視界が埋め尽くされ目を閉じると体が浮き上がる感覚。
周りが見えないまま30秒位過ぎた頃、急に地面に足が付く感覚がして少しよろめいた。
気が付くと光が途絶えていたので目を開いた。
目の前には何かすっげー威圧感を放ってる人。
チラッと後ろを振り返ると驚いた表情をしたムキムキなやつ、知的なやつ、小学生位の女の子?、不定形のゲル状の何かの四人?が驚いた顔をしてる。
ただし一人?を除く。一人顔がないからね。
何か空気悪いなー、よし
「こんにちはー、宅配便で~す!」
ギロッ、っと威圧感が凄い人に睨まれる。ここはあれだあれで行こう。
「すいません迷子なんですが此処どこですか」
「ここは魔王城の幹部会議室ですよ。」
半分冗談で言ったのに知的な人が説明してくれた。
やばいいい人だ。
とゆうことは凄い人が魔王か。
ここで凄い人もとい魔王(仮)が口を開いた。
「本当に迷子のようだな、まぁ我を打ちに来たものにしては少し柔すぎるかな」
そこでドッと音をたて何かが扉から駆け込んできた。
「魔王様、四天王様各位ご報告があります。
現在勇者を名乗るものとその仲間が魔王城を襲撃してきたのでございます。
ただ今は門で手間取っているので2,3分の猶予はあります」
勇者かたぶんかませだな。お疲れ四天王一人も倒してないし。
「そうか、では特別に我自ら行こうではないか。
主も来るか。」
そう聞いてきたので、
「もちろん、勇者(笑)と魔王様の戦いですし。
と言うか、魔王様の戦闘を見れるなんて興奮するな~」
小学生位の女の子が初めて口を挟んだ。
「お前ほんとににんげんかよ~
にんげんの希望とか呼ばれてる勇者が魔王に挑んでんだぜ~」
年相応っぽいしぐさで笑いながら言った。
「だって、四天王四人全員いるし」
「む、そこは盲点だな~」
「そろそろ行くぞ」
魔王の掛け声と共に皆が歩き出したので付いていく。
「そういえばわざわざ勇者倒しに行くんだな」
「そうですね、勇者と言っても勇者候補生はたくさんいますから、
それ全てを一番奥の魔王様の部屋まで待っていては兵の損耗や城の修理が大変ですので」
「説明ありがとうございます」
礼を言うとフフッと意味深な笑いを知的な人が漏らした。
少し先頭から遅れたので早歩きで近ずいて行った。
いくつか部屋を越えしばらく歩いた。
広いなーと思いながらも周りの珍しいものにきょりょきょりょしながら付いて行ってるときにポケットに手を突っ込むと、
メモが入っていた。印刷のような手書きの字でこう書いてあった。
「言いわすれっとった事がいくつかあるのでここに記すのじゃ。
まず不死身について、とりあえず絶対に死なないし死ねない。
死にたければ魔王を殺してさっさと戻って来るのじゃ。
服はおまけで体と一緒に再生するようにしといたのじゃ。
存在強度はあんまり関係無いのじゃが100大体一般人の限界位に設定しておいたのじゃ。
剣はお主しか基本的にもてないようにになっとるのでな。
あと、お主は異世界人じゃからその世界のものにはできないこともできる可能性を持っていること忘れんように。
書き忘れがあればまた書いて送るのでな」
おっと、メモに集中しすぎてまた送れてしまった。
「少し急ぎましょうか」
知的な人が待っていてくれたようだ。
「すいません。ありがとうございます」
「どうぞお気にせず」
僕らは普通の会話をして歩き出した。




