迸る熱線
ふと気が付くと草原に立っていた。目の前にはでっかい亀。
「えっ、なんだこの亀」
よく見てみるとさっき倒した亀に似ていた。そういえば今確か亀を一匹倒して音が聞こえてそっち向いたら何か光ってそこから先は覚えてない。
さっきの亀と似てるけどよく見るとでかかった、1.5~2倍ぐらいでかい。さっきの音と光はこいつがやったのかもしれない。
と、唐突に亀がガバッと口を開いた。俺はとっさに左に最大射程で転移した。
そして前方が光った。右に熱気を感じながらよく観察すると、亀が口から撃っていた。
そんな感じにぼおっとしているとささっと亀が方向転換してこっちを向いた。
また光線が来る。そう直感的に感じたのでまた左に最大射程で転移。
予想通り撃ってきた。ぱっと見た感じ撃ってる間は首を動かせないようだ。
「次撃ってこようとしたときに決める」
自然にそう口から出ていた。
そこでまたまた亀が発射準備に入っていた。俺は剣を上段に構えて亀の首の斬りやすそうなところを探す。
亀が攻撃しようとしてきた瞬間視認範囲の亀の斬りやすそうなところのちょっと上に転移した。
そして落下にあわせて剣を振りぬく。
しかし剣の長さが足りなかったのか10㎝ほど亀の首がつながっていた。すぐさま反対側に転移して切り落とした。
頭が地面に落ちたときさっきよりかなり大きな音が鳴った。それとほぼ同時にまた体の中に何かが流れ込んでくる感覚と亀の体が地面に崩れ落ちる音が聞こえた。
さっきみたいにまだ何かいないか見回してみたがいなかった。ノワさんに今日の買ったやつの体の処理を聞こうと思ったら、先に倒したほうの体がさっきの大きいほうの亀の攻撃で穴だらけになっていた。
まあ使えなさそうなのはしょうがない。とりあえずでっかいほうの処理をノワさんに聞こう。
と思ったとき、ノワさんがこっちに向かって歩いてきていた。
パッとノワさんたちの所へ転移した。
「ノワさんあのでっかいほうの亀って何なんだ」
「あれはキャッスルタートルの成体ですよ」
「あれも光線みたいなの口から撃ってきたけどキャッスルタートルなのか」
「そうです。キャッスルタートルの成体はキャッスルタートルの子供の進化先とも言えますね。めったに見れないんですよ。」
「そういえば今倒した亀の肉はとかどうするんだ」
「持って帰ってコックさんに渡したらいいと思いますよ」
「お~いトム、さっきお前蒸発したようなきがするんだな~」
「ああ大丈夫。俺不死身だから」
「そういえばそうだったな~」
そう言い一回トムは亀の肉のところへ行った。
亀に手をおいて一緒に転移するつもりで転移してみた。
結果、亀も一緒に転移できるようだ。
「ノワさんこれからどうするんだ」
「今日はもう帰りましょうか」
「そういえば、今俺の存在強度ってどんぐらいまであがったんだ」
「大体で言えば400台の後半ぐらいでしょうね」
「いきなり人間超えちまった」
「あんまり気にしないほうがいいですよ、異世界人は一つの種族としてありますから変化しませんよ」
「そうなんだ」
「それでは城に帰りましょう」
「分かった。なれないことして今日は疲れた」
「始めはそんなもんだ」
「それじゃあ皆行くよ」
そう声をかけて連続で転移して魔王城を目指した。
トムの存在強度は現在479です。




