表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

メ ス ノート

これはきっと同人誌です

歴史上、王とよばれたモノタチは古来より。




たくさんの女性をものにすることができた。



ハーレム=一夫多妻。



二股三股十四股である。




実は一人の男がそんなに女をとれるのには理由があった。



それもそのはずだ。



そんなに女がたくさん一人の男に集まるはずがない。



これには歴史上秘密があったからだ。









「メスノート」これは天下を統一したり国をとういつしたりすると手に入るというノートだ。

しかしこのノートがどのような経緯で手に入るのかは一切不明である。




千葉県 野田市、中学校。






「この、ナス野郎!」「死ねやこらぁっ」



「べげらっ、ぷべ」


トイレでヤンキー風の男子に男子生徒殴られるヨシオ。




「や、やめてよ」


「うっせ」



「すねっ」



散々ボコられたあとヨシオはちまみれで立ち上がった、チビでデブで眼鏡でワキガ。これはイジメられる。しかもドモるし、アイドルオタだ。






血をぬぐい。



「またかよ」とつぶやき下校するヨシオ。




帰り道。








松屋で大盛りをヤケぐいし、キレた口の中にしみ、泣きじゃくる。


そうしながらいつものようにアイドルのカードをながめているときだった。









「それ、人気アイドルユニット。タラバガニ48のベギラゴンさなえだろ?」







突然の話かけに思わずキョドる




「え、あ、あ、はぃ」




みるとそこには何とも美人の女がたっている。

カノジョはいった。







「おまえすげぇキモいな!ありえねぇよ」



突然美人になじられ、意気消沈のヨシオ。






店からでてとぼとぼあるいていると




同じようにトボトボ歩く初老のサラリーマンがあらわれた。



公園のブランコでキーキーこいでいると話かけられた。








「イジメかい?」



「え、あ、…」




「いいんだよ、傷をみればわかるさ、つらいだろ?おじさんもだよ」






「ど、どぅかしたんですか」






「おじさんね。クビになったんだ」








「…」



「死のうかなぁ。」





「死ぬんですか?」




「いやぁ、もう家族にもあわせる顔がなくて」






「シンじゃいけないですよ」










立ち上がり、ヨシオの前にくるサラリーマン。








殴られるヨシオ。





「ぶっ、」






「おまえに何がわかる!!」


さっていくサラリーマン。




ひどすぎる。






サラリーマンの忘れ物だろうか、ノートがおちている。







「?、、め、、メスノート?なんだぁ、こんなバカなものもちあるいてたのか、だからクビになるん

だ。」










なんだこれ。ツカイカタ。これにものにしたい女性をかくとものにできます。







自宅。ノートをみていて、バカらしくおもう。






アイドルをものにできたらなぁ。とおもうヨシオ。




健全な中学生。それは普通の妄想だ。



ふざけ半分でタラバガニ48のベギラゴンさなえとかいてみた。


何もおこらない。






続けてクラスで人気の中川香織ちゃんをかいた。何もおきない。



あたりまえだ。


晩ご飯。






いつものように兄や妹にバカにされながらのしょくたく。








テレビをみているとベギラゴンさなえがでている。



かわいい。





顔もほころぶ。







妹「や、、だぁ、ヨシオきもい」


「う、うるさいな」


兄「おまえアイドルなんかやめとけや、高嶺の花だぜ。勉強しろ」






なじられてもみていると。客に向かい手をふるベギラゴンさなえ。




そのときだった。




客の一人が舞台にあがりさなえめがけダッシュした。











そして突然投げ付けだした大量のメス。






さなえはちまみれで全身メスだらけ









「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ」



客はざわめき。






ヨシオも絶叫する。








「うわぁぁぁさぁぁなぁぁぇっ!」







投げ付けた犯人の顔がうつる。












なんとヨシオにうりふたつだ。




次の日。








犯人は捕まらず。警察がきた。しかしアリバイもあり。


ヨシオはなんとか無実になったが。そっくりの犯人とうりふたつの為。






毎日毎日、警察やマスコミが押し掛け。

連日連夜、学校にもいけずじまいだ。



疑いがはれた一週間後。ヨシオはふと、あのバカバカしいノートをみた。



「ま、まさかなぁ」




行きたくない学校に。久しぶりにむかうヨシオ。







さなえは意識不明の重体らしい。


ファンとしては心が痛む。ネットでは自分はひどいいわれようだ。




学校。







教室をあけると、みんなの眼がヨシオにとまる。






あぁ、またイジメか、ひどくなるんだろうな。



とおもったそのときである








クラスのみんな


「よ、ヨシオ!おまえテレビ超でてんじゃん、すげぇ」




「いいなぁテレビ」


「ヨシオうらやましいー」



予想外の展開だ。



テレビのせいでクラスの人気ものになっている。





あっというまにかつぎあげられたヨシオ。

放課後帰ろうとするとクラスで人気の中川香織ちゃんが話かけてきた。





香織「あ、あのヨシオくん」


話かけられたヨシオ「え、あ、なに」「あのね、、、」







突然投げ付けられるメス、黒板にささる。


「っいっ!?」



「ごめんなさい。」








香織の足元におちるヨシオの顔の形のマスク。




「!?!?」





「さなえをやったのは私なの」



「え、、、ええぇ!?」






「だって、あいつ、むかつくんだもん」








「な、中川さん?!」










「だって、ヨシオ君、いっつもさなえのカードみてるんだもん。あたしのほう全然みてくれない」









「え、それって?どういう意味?」









突然香織にキスされるヨシオ。








「え!?」










顔を真っ赤にして走りさる香織。







たちつくすヨシオ













ヨシオはいえにかえってうかれていた。



クラスでは人気ものになり。







あげく香織ちゃんにキスされたからである。



うかれてニヤけていると。





メスノートが目についた。

ぺーじをめくると。






なぜか最初にかいたさなえの名がない。








「?!!」








どういうことだ。



いったい!? 









香織の名は刻まれている。




さなえの名は消えている。



かいたはずなのに。






ツカイカタの下にこんなことがかかれている。






「、、名字と名前をかけ。間違った名はそのかいたものに災いがおきる」







ま、まさか、芸名でかいたがためにサナエが!?




驚愕の事実と、至高の幸せをしったヨシオ。






しかし、サナエを重体においこんだことに対し、悩まされ、責任をかんじていた。


だが、それと同時に。芸能人でも本名をかけばものにできると考えていたのである。








ヨシオはノートをもちあるき、いつでもかけるようにしたのだ。





たまらなくなったヨシオはとうとう、かわいい女をさがすことにした。










だが出会いがしらに何者かにぶつかる






そこにとおりかかったサラリーマン。





ノートの落とし主だ。








どうやら、ヨシオを探していたらしい










「あ、おい!おまえ!おまえだな!ノートをつかったのは!かえせ!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ