ラーメンおじさん。
夜空が綺麗な時間帯•トラは、いつものベンチの上で丸まって居る。目を瞑ってはいるけど眠ってはいない。
すると人の気配がした、慎重に何かを手にした•中年の男性が(よっこいしょういち)っと言いながらトラの居るベンチに腰を下ろした。トラは目を開けて男性を見た!(よっこいしょ••じゃなくて••よっこいしょういち?)(なんだろう?誰かの名前なのかなぁ?)と•不思議に思っていると、男性は(おっと••猫さん••起こしてしまって申し訳ないねぇ)とトラに向かって語りかけ••続けて•••
(ちょっと小腹が空いたんで、ココでカップラーメンを食べさせて貰うよ!)と、トラに言うと•左手にカップラーメン•右手に箸を持って•ラーメンを•おもむろに食べ始めた!。トラは男性を見ながら(小腹って言ってるけど••大きな容器のカップ麺だなぁ••)と、思った。男性は•ふぅ〜ふぅ〜っと息を麺に吹きかけて麺を冷ましながら•ズルズルと麺をすすりながら•途中•グビグビとスープを飲み••とても美味しそうに••カップラーメンを食べ進める!。トラは(ガッツリと食べてる••、おじさん••美味しそうに食べるなぁ)と、思っていると••。男性は(ん?猫さん!めんご!めんご!俺ばかり食べててごめんねー!猫さんも•ひと口•味見してみる?)っとトラに言うと•箸で、ちぢれた麺を一本掴むとトラの顔の前にブラブラと麺をぶら下げた••、トラは(めんご••なんか、癖のある喋り方の••おじさんだな••)と、思いながら••、男性がトラに、くれようとしている麺を•首をのばして鼻を近づけクンクンと匂いを嗅いでみた!、おじさんの好意は嬉しいけど、食べれないなぁ•と思い•また元の姿勢に戻った。それを見た男性は(だよな!猫さんは食べれないよな!)と、言うと•残りのカップ麺をズルズルと食べて••グビグビとスープを一滴残らず飲み干すと••(うぃ〜っ!美味しかったぁ〜!寒い季節に、外で食べると、また格別だなぁ〜!)と、満足そうに言うと、続けて(猫さん!今度来る時には、猫さんにも何か食べれそうな美味しい物を•お持ちします!)っと言うと、空の容器を手に持ち•ベンチから立ち上がり•帰って行った。
トラは男性の後ろ姿を見送り(美味しい物••おじさん約束だよ!)と、思っていた。




