アダナがついた日。
トラが、いつものベンチに向かうと・ベンチには先客の姿・、若いカップルらしき2人が座って居た。トラは2人の正面に回り込み、トラにとっての絶妙な距離を保ちながら2人のカップルの方を見た!。すると、彼氏らしき男の子の方が(あっ!かわいい猫!キジトラ猫だね!)と言うと・彼女らしき女の子の方が(・・あ・うん、、そうだね・)と浮かない表情で答えた・。彼氏が(どうかした?猫は嫌い?)と聞くと彼女は(ううん・・猫ちゃんの事は好きなんだけど、昔、野良猫ちゃんを撫でようとしたら・強く引っ掻かかれた事があって・・それから少し怖く感じちゃって・・私が急に撫でようとしたから・猫ちゃんをビックリさせちゃったから・・私が悪いの・・)と彼女は彼氏に語った、それを聞いた彼氏は(そっかぁ・・野良猫達も人馴れしてる子も居れば、警戒心の強い子もいるもんね)と彼女に言うと、トラの方を見ながら(きみは!どっちのタイプの猫さんかな?)と話かけてきた!。トラはどっちかな〜?半々かなぁ〜っと思いながら、カップルの前に仰向けに寝転んでバンザイの体勢をとった!。それを見た彼氏は(この猫さん!お腹を見せてくれたよ!警戒心が余り無いし・太ってるけど・どこかの飼い猫なのかな?)、彼女の方も(本当だね!お腹を見せてくれて!可愛い〜嬉しい!)と笑顔で言う!。彼氏が続けて・(デブキジトラ猫だね!デブキジ!)と言う・彼女はそれを聞いて・吹き出して笑いながら、彼氏に(そんな呼び方は猫ちゃんが怒るよー!)と言いながらも・笑いが止まらない・そんな2人のやりとりをバンザイの体勢のまま見ているトラ!2人が喜んでくれてるようで嬉しいなぁと思った!、ただ・デブキジと言う・アダ名は・ちょっとなぁ・・とトラは考えていた。




