カリカリおばあちゃん。
キジトラ猫のトラさんが想ったことを、ひとりごと?いっぴきごと?色々と、つぶやいて居ます。ひとりでも喜んでいただける方が居たら幸いです。よろしくお願いいたします。
ある日の夕方、トラがいつものように公園で寝転んでリラックスして居ると、公園の入り口辺りで、おばあちゃんがトラの方を見ている。トラが何だろうと思いおばあちゃんの側にゆっくりと近づいたんだけど、するとおばあちゃんは握りしめてた手を開いてポロポロッと何かを地面に落として行ったの、トラがその落とした物を見てみると、あの食べるとカリカリと音がする美味しい奴!猫さん達ならみんな知ってる猫さんの食べ物!このカリカリはトラにくれたのかなぁ?恐る恐る一粒食べてみたら凄く美味しい!10粒あったんだけどトラは夢中になって全部平らげちゃったよ。それからもおばあちゃんは時々現れて、トラがおばあちゃんの側に駆け寄るとカリカリを地面に置いて直ぐに歩いてその場を離れてスタスタと歩いて行ってしまうんだよ。トラが思うにノラ猫さん達に、ご飯をあげるのを良くは思わない人達も居るから、おばあちゃんは、なるべく誰かに見つからないように目立たないようにカリカリを置いてくれてるんだと思う。色々な考えの人が居るから、誰も悪くないとトラは思う。いつか、おばあちゃんがトラをなでてくれないかなと思う。その時はいつも、おばあちゃんありがとうと伝えたい。
読んでいただきありがとうございます。不定期執筆です。のんびり、ゆっくりと書いて行きたいです。よろしくお願いいたします。神崎信。